カフェ こもれび 日記

所在地:日野市南平6-10-5
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米中もし戦わば

2018-03-03 | カフェ
文芸春秋刊、ピーター・ナヴァロ著「米中もし戦わば」 歴史上、既存の大国と台頭する新興国が対峙するとき、戦争に至る確率は70%を超える、と専門家は分析する。トランプ政権の中で対中強硬派と目されている氏は大統領補佐官、国家通商会議議長である。対中貿易戦争をも辞さないトランプ政権。鉄鋼とアルミニウムの輸入についてそれぞれ25%、10%の関税を課すと大統領は発表した。その発言はナヴァロ氏の助言によるものであることは間違いない。名指しこそしていないが、カナダや中国を念頭に置いているにちがいない。いずれ詳細がはっきりするであろうから、今はこれ以上のコメントは控えたい。それよりも、表題の本である。日本の防衛省現役組が今読んでいる本らしい。何と言ったって現役の大統領補佐官の書いた本なのだから無理もない。中国は習近平国家主席が10年の任期を撤廃するという。まだ体制は盤石ではないとみているのか、毛沢東の文革時代に逆戻りするのか、政治の左傾化と経済の右傾化は両立するのか、予断を許さない。中国は対アメリカを意識して、準戦時体制に移行しつつあるようにも見える。国内の矛盾は対外強硬措置で乗り越えようとしているのではないか。中国の軍事的な膨張政策の真意はどこにあるのか、何が脅威で、どこが発火点か、どんな戦争になるのか、きわめてスリリングな本である。アメリカはこれまでも、そしてこれからも戦争をするときは同盟国の言うことを聞くとは限らない。アメリカは単独で軍事攻撃をする能力があり現にこれまでもしてきた。甘い希望は捨てるべきである。
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所在地:東京都日野市南平6-10-5 京王線「南平駅」から徒歩6分 http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a0/fe004781c86c0276a59ab15ea48ff564.jpg 最寄駅は「南平駅」です。改札を出たら右側の階段を下ります。下りたら右へ70メートル進むと浅川の堤防道に突き当たります。堤防道に上がって右へ川の流れに沿って100メートルほど行くと右側に芝生の道が見えてきます。芝生の道の横の通路を30メートル進むとそこがカフェです。