こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

天空狂言

2011年01月02日 | 今日の感動

新春の初笑いは狂言から~kadomatsumeromero
毎年恒例、茂山家総動員の天空狂言が、元日から三日間上演されます。
人間国宝の茂山千作師には父が50年近くお稽古させて頂いてたり、演目を押絵にする際、お家で写真を撮らせて頂いたりと、勿体なくも有難いお付き合いをさせて頂いております。

今回、元日の演目「三番三」(「三番叟」が一般的ですが、茂山家の大蔵流では「三番三」と書いて「さんばそう」と読みます)を、千作師の弟御さんに当たられる千之丞師が、最年長上演記録ということもあり、とても楽しみにしていました。

この「三番三」というのは、五穀豊穣を寿ぐお目出度い演目で、鼓の音に合わせ、鈴を振りながら中腰で足を踏み鳴らし、舞台狭しと舞われる演目で、最高の技量と体力が必要とされるものですから、86歳の千之丞師の雄姿を楽しみにしながら、年末の仕事をがんばろう~と思ってたくらいです。

ところが・・・
世間が海老蔵さん騒ぎの同じころ、突然の訃報にショックを・・・
でも、甥御さんに当たられる千五郎師が代役を務められることになり、こちらもまた素晴らしい芸を堪能させていただけると、楽しみに出かけました。


ここは懐かしい大阪能楽会館。
小学生のの頃、お稽古していた私はここの株主でした。
いつも株主総会のご案内がきて・・・meromero2
今じゃ、赤カブのお漬物食べるのが精一杯zzz


入ってビックリしたのは、若い女性の多いこと!!
この茂山家の若手演者、茂山宗彦(もとひこ)師がNHKのちりとてちんに出られたり、そのあとお昼の番組を持たれたりで、狂言に縁のなかった方たちが動員されたようで・・・
まさに、もっぴー現象ですね。
最初のきっかけは何であれ、若い子たちが伝統的なものに近づき、そのまま離れず歳を重ねていってくれると、一番うれしい事ですね。
自分に置き換えても、切なる望みです。
それにしても、やはり狂言は楽しいです。
世相をちょっとハスに見ながら、まっすぐぶつければ喧嘩になることを笑いで納める。
うま~く生きていく秘訣も、その辺にあるのかも・・・
いやいや、無いです!!
何十年やってる父が、いまだに喧嘩っ早いんですからhekomi

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