こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

旅日記・転用その1

2009年04月18日 | 今日の感動

心斎橋教室の今日、ジョグジャカルタツアーにご参加のYさんが、楽しく感激的な旅の様子をご報告下さいました。
そしてこれは、植樹された方たちに手渡される感謝状。


中には、ロイヤルシルク財団設立者でいらっしゃるパンバイヨン王女様のサインが。


植樹された方には一つ授与される金のマユで作られたブローチ。
教室の方のおみやげにと、い~っぱい買い込んでこられました!
へしゃがらないよう、お気遣いだったことでしょう。
お帰りには皆さんが早速胸元に。
次は、植樹した樹の成長ぶりを一緒に見に行きましょうと、皆さんを誘って下さるYさんでした。

今回、最年少参加の友人Midoが、実に上手くリポートしてくれてますので、それをそのまま引用させてもらうことにしました。らくちん~~be
皆さんもご一緒に、ジョグジャカルタの空気を体一杯、吸い込んでくださいね!


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Midoの旅日記 「インドネシア旅行 最大目的 」

この旅行は、普通の団体観光ツアーではありませんでした。
10日の日記に書いたように、マイミクConyの『みやび流押絵』がジョグジャカルタの文化に融合して新たな伝統産業になりつつあるところを、この身でこの目で体感することのできる貴重な体験でした。


その融合は、単にジャワ更紗(バティック)の布地を押絵に取り入れるだけではなく、現地特有の「黄金の繭」を作る蛾を育てる樹木の植樹活動を支援することに繋がり、私たちも実際に農園で植樹をさせていただきました。


ジョグジャカルタは雨季から乾季への移行時期で、この日も小雨が降ったり止んだりしましたが、大して雨には濡れることもなくカシューナッツ植樹ができ、農園の方々の用意してくださったオヤツやお茶をいただいたり、靴の裏についた赤っぽい粘土質の泥を落としながら歩きつつ木や花や実や実際の繭を見たり、・・・梅雨時のような蒸し暑さで全員汗ビッショリでした。


その後もバティック工房見学、王宮観光、黄金の繭製作工程見学、とスケジュールはギッシリ。

そして夕方、シャワーを浴びてからドレスに着替えて、いよいよ王女様御招待の王宮ディナーへ。 ちなみに、このツアー参加者は押絵の生徒さんやそのご友人方で、最高齢は80余歳・・・12名のうち私が最年少!・・・女性は何歳になってもオシャレしてお出かけすることに心躍ります。 疲労の色も見せずハシャギ気味の12名の少女(笑)。

ホテルの前から馬車10台に二人ずつ乗り込み、白バイ数台がサイレンを鳴らしながら先導して赤信号でも止まることなく王宮へゆっくり走ります。 前の馬車に乗っていたS君(Conyの息子ちゃん)の、代表者としての緊張感がよくわかりました(Sくんなんて言う無礼者は私だけです。みやび流4代目なのですから「先生」と呼ばなければいけません・反省・ごめんなさい)。

王女様は馬車を立って迎えてくださり、大きなテーブルについてから歓迎のご挨拶、Sくんの御招待御礼の挨拶、一人ずつの自己紹介(日本語)、乾杯、王宮料理、の後、それぞれの名前の入った感謝状を王女様から手渡され、握手していただいたり一緒に写真まで撮ってくださったり・・・まさに夢のようなひとときでした。

何よりも驚き感動したのは、王家の方々が地域の産業と国民の生活の向上に真剣に取り組んでおられるのを肌で感じられたこと。 そして、あのかわいかったSくん(先生)が頑張って、立派に産業支援を続けていること。 

いつも食事の度にビール瓶を何本も並べているSくんは、さすがにこの日はビールのお替りもせず、王女様の隣席で終始緊張していました。   

私たちの一本の植樹は、とてもとても小さな活動でしたが、今までは地図で探すこともあまりなかった国に関心を持つことができ、みんなで一緒に幸福になりたいね、と思えたことのきっかけになったと思います。
それぞれの名前の札がついている樹の成長ぶりを見に、また行きたいね、と、みんなで話しました。
(続く)