こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

京都・源氏物語千年紀展

2008年05月30日 | 今日の感動

京都文化博物館で開催中の「源氏物語千年紀展」に行って来ました。
紫式部が石山寺で執筆したと言われている源氏物語。note
今の原稿用紙にすると、実に4000枚の長編大作とか!kirakira2
千年も前に、女性の手でこの膨大な物語が書かれたのですから驚きです。
しかもコピーのない時代、それを読んで感動heartした人達が次々に写本を残してくれたお蔭で、現在の私達も読むことができるのですから、有難いですね・・・と言っても、お恥ずかしい事ながら、まだ未だにきっちりと読みきれてません・・・yellow22
あっ、コピーなら残ってないんですよね?墨だからこそ!!


会場には、さまざまの写本や、五十四帖すべての場面を屏風絵にした作品などがぎっしりと収められ、とても見ごたえのある内容でした。


「書」だけでなく、「画」の部分と共に広く長く受け継がれてきた源氏物語。
江戸時代には、大名達によって豪華な絵巻も作られたようですが、当時の女性達に愛好された押絵の技法を使った屏風もありました。
折れ曲がった屏風の裏面や、巻き上がった掛け軸、箱のふたなど、薄く綿が入った押絵になっています。
今見ても、斬新だな~と思ってしまいますから、押絵って、ほんとに古くて新しい、新しくて古い(どっち~~!meromero)息の長い世界だと、つくずく思いました。
千年たっても感心してもらえる作品が残せるように、がんばらにゃ~あきませんねん!parmeromero2