先月、高校時代のクラスメートから突然の電話をもらいました。同窓会で会って以来、8年ぶりのことです。
懐かしく話し始めた途端、衝撃の言葉が。
奥様が急死され、四十九日を済まされたとこだと・・・
亡くなられてから色々整理されてると、今年初節句を迎えるお孫さんの為に作られるおつもりだったのか、かぶとの押絵材料のパンフレットが引き出しの中に。
そこでふと、私の仕事のことを思い出され、かぶとのご依頼を受けました。
突然の急な注文を、とても申し訳なく気にしてくれる同級生ですが、よくぞそんな時に思い出してくれたことと、私は逆に有難く感激しました。
初孫の誕生を喜ばれたのもつかの間、その成長ぶりをご覧になることなく旅立たれた奥様。
そのお気持ちをこの身に感じ取りながら、心を込めて作らせていただきました。
このかぶとに付けた名前は・・・
お孫さんのことは、きっと宝物のように思われていただろうな~と思い、そこにお名前「大翔(ハルト)」君の一字を取って、「宝翔」とさせていただきました。
おばあちゃまから頂かれた命も受けて、お元気に、お幸せに成長なさってください!!