こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

絹甫の初体験?!

2007年10月28日 | あれやこれや

3月、絹甫の検査についていった時、びっくり!
診察室の上のほうに窓が開いてて、そこからカルテの入ったモノレールが右に左に。
医学の進歩の速さはものすごいものでしょうが、とりわけ整形外科の分野は、少しでも後になる方が、より良くなりますからと言われたことを痛感しました。
私自身、先天性の股関節変形症で、骨切り(こつきりと読みます。ほねきりはハモ)手術を受けたのがもう20年前。その手術の晩の痛みだけは、お産が何回でもできるな~と思うくらいのものだったので、今回もそれを思うと可哀想で辛かったのですが、今ではそんな心配はまったくないんですね~。
痛み止めのお薬が背中のチューブからずっと投入されるようになってて、手術した晩も少し熱が続いたものの、よく休めてホッとしました。


膝の真ん中を10cm程たてに切り、悪くなってる骨を削り、そこに金属をあてがい、無くなってしまった軟骨の代わりにクッション材を入れるという手術で、先生は「虫歯の治療と同じです」とおっしゃいます。
しかし、術後にかなり腫れるのは仕方のないことで、ずっと冷やしてその腫れを鎮める機械がこれ。これも2~3ヶ月前から使われ始めたとこだそうです。


手術の際に出た血液もすべて、自分の体に戻します。
朝、9時に手術室に入り、麻酔や何かをいろいろセットして、手術の開始が10時半。
12時にはICUへ戻ってきました。部屋に帰ってきたのは夕方5時。そして、血液がすべて戻ったのは夜の10時。その間、痛みを訴えることなく、眠っていられました。
手術の明くる日だけは1日安静でしたが、2日目からは車椅子の乗り方も教わり、3日目からリハビリ開始。
4日目からは、歩行器でリハビリ室まで自分で行くようになれました。
何より驚きは、痛みをかばう為、かなりひどいO脚になってたのが、ピンと伸びて、両膝がピッタリくっつくんです!!1cmくらい背がのびるでしょうね。
歩いていても、痛みは完全になくなったそうです。
押絵以外、普通の人が普通にできることは、何もしないできてるので、いろいろ心配しましたが、売店で買い物もできたと聞いて、みんな「ヒエ~~~!」
テレビ用のカードも自動販売機で買ったと聞いては「すごいね~~」
孫でもとっくにしていることですが・・・
心配したお食事も、夜だけ持って行けば、朝もお昼も美味しくいただけるので、これもホッと。
予定の3週間も半分過ぎ、これからはいかに筋力を付けていくかが勝負です。
生来の頑張り屋根性で、ニコニコしたたかに乗り切っていくことでしょう。
ヒチコックさんがいいことをおっしゃってました。
「サスペンスは、事件が起こるまでが怖い」と。納得~~~~です!