こんなに楽しい!みやび流押絵

各教室での押絵の作品や、道端で出会った季節の移ろい、クスッと笑えるテーマもありますよ~

心の故郷、ジョグジャカルタ

2007年02月21日 | こんな押絵(押し絵)がありますよ


「夕べの祈り」と題した、聡甫の作品です。
インドネシア大好き兄弟が最初にジョグジャカルタ(yogyakarta)行きを計画したのが3年前。最初のテロが起きる3日前のことでした。運よくというか、無念のキャンセルをして、まだ見ぬジョグジャの無事と平和を祈りつつ、この作品が生まれました。

その次の年、やっと初めての現地行きが叶い、2回目の昨年には、念願のバティック(現地特産の更紗)とワヤンクリッ(伝統芸能の影絵)の制作体験に出かけました。弟をカメラマンとして伴ってcamera・・・
そこで今度は、帰国後1週間であの地震が!
なんとも、通り過ぎるだけでは済まされない、深い結びつきを感じてしまった兄弟は、それぞれのやり方でジョグジャの復興を願う道に入り込んだようです。

弟の雅は、楽しい記録のつもりで取りためた現地の子供達や風景の写真を絵葉書postにして販売、それを新聞社を通じて現地へ送金するという方法。この企画には、今お読みくださってる皆様にも、ほんとに温かいご協力をいただき、ほんとにありがとうございました。
そして4代目の聡甫は、この「夕べの祈り」の作品材料を教室の生徒さんにお買い上げいただき、その金額moneyを、お世話になったジョグジャの工房で、皆さんの代わりにお買い物giftをしてくるという方法をとり、これにもまた、多大のご参加をいただき、感激いたしました。
1月に三度目の現地を訪れ、二人は写真の子供達のほぼ全員と喜びの再会meromero2zzzを果たせ、工房の人々にも大変喜んでいただくことができました。道路などはまだ、完全ではないようですが、確実に復興は進み、警備対策も万全だそうです。同じ震災を経験したものとして、少しでも多くの方が、以前のように観光で訪れるようになって欲しいと思いますねぇ。



これは「ベチャおじさん」と名づけた新作。
ベチャというのは、昔のリンタクのようなインドネシアの自転車runで、これに乗って観光をさせてくれるそうです。ジョグジャには、世界遺産であるボロブドゥル遺跡をはじめ、多くの観光スポットがありますが、何十年も前の日本の原風景を見るような思いがします・・・って、私はまだ行けてないんです!!yellow18