ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

日出ヶ岳からテンネンコウシ高と裕嵓まで足を延ばして…

2020年08月20日 | 山 近畿 台高山脈・高見山

 

2020年8月8日(土)☀ 大台ヶ原

 日出ヶ岳~西谷高~テンネンコウシ高~裕嵓 周遊

 

 

8月の三連休からの続きです

 

 東大台登山口へ向かう

 日出ヶ岳へと向かう

 

どこか秋を感じさせる空なれど

お天気は良さげで 山の女神様は

優しくほほ笑んでくれそう

 

 

コケ類が衰退してミヤコザサが繁茂し始めたためである

トウヒ、ウラジロモミといった亜寒帯性針葉樹林の林床には 

びっしりと笹床が広がる

 

林床の乾燥化やニホンジカの食害 ミヤコザサの繁殖など

色々な問題が多く残されているが

笹床の広がる樹林帯の世界に しを与えられる

 

 笹床の道を通って

 心・湯治館を通り過ぎて分岐

 石畳の道を進む

 命を育む水場

 

豊かな水と豊かな緑

トウヒ林ミヤコザサ床

何よりも美味しい空気喜ぶ

 

 三叉路の標識へ進む

 穏やかな道はここまで?

 急な木の階段!

展望台

 

ここが今日の出発点といっても過言ではない

大台ヶ原山(日出ヶ岳)山頂展望台である

 

 

 日出ヶ岳 1695m

 

比較的人は多く賑わいを見せている

手軽に来れる山頂で見晴らしも良い

360度の展望と遠くは富士山迄見える事で有名だが

今日は先が長い…

それに展望台には人が多くいるようだ

5分ほど休んで 先に進んだ

 

東側の景色

 

東に進む方向の展望は

薄いベールに包まれ 空に飲み込まれている感じだ

本来ならば…

乗鞍岳・木曽駒ケ岳・恵那山・仙丈ヶ岳

そして富士山・熊野灘・尾鷲湾などが見えるはず…

だが 今日の空と地上は

遠くで手をつないだように一体化して 

天と地の境すらぼやけている

 

だからといって天気が悪いわけではない・・・

どちらかというと 恵まれている

 

ルートを隠すようなガスは降りてくる様子もなく

風は優しい存在感を示し共に歩んでくれそう

樹林帯の中を歩く事が主であるならば

遠望は 山の女神様が 

その時その時…気の向くままに与えられる

山のプレゼントとして受け止めよう…

 

今のこの天気に感謝しなければ何としよう

 

更に に進むと 三重県側に下りる 

大杉谷への入口がある

大杉谷への分岐まで

笹原の尾根を下っていきます

 

 大杉谷のルートの入口

 

日出ヶ岳の展望台から東方向に

3~4分ほど下ると道は左方向へ曲がり

正面に標識が番人の様に無言のまま立っている

年季を感じるその標識の文字は 消えていた…

 

標識の向こうに微かに踏み跡らしい道がある

それが 帰路に使う道であることに気づかず

道なりに下っていく私…

 

チチがここで 地図を確認していることを

ほんの少しでも不思議に思うなら

なぜこの時 自分も地図を出して確認しなかったのか…

そして…

この先 地図確認を…

否が応でもしなければならなくなるなど

考えにも及ばない呑気な私だった…

 

 すぐに丸太の階段が出現!

 

笹原の尾根から 様相は一変に変わり

シャクナゲと枯木と倒木の間に延びる

急な階段を只管下っていく

未だか まだかと思うほど

意外に長い下りがつづく

 

 長~い長い丸太階段!

 チチには地獄階段

 道を塞ぐ倒木を乗り越えて

 倒木の覗き穴 ご勘弁!

 

古木の大木の脇を通って

まだまだ続く丸太階段

 

分岐までの下りは嫌気がさす

これが帰路に使われるのは御免とチチに尋ねる

 

ここは…帰りに通らないよね

 

通るかも…

 

ッ!

 

再び帰路の苦痛を考えると

既に憂鬱な気分に陥ってしまった わ・た・し

 

 階段が少し緩んで来た

振り返って…

 

 

勾配が緩んで広い笹原のコルに出る

振り返ると階段が笹原に埋もれ

あの急な坂だったことを忘れそう

 

そしてこのコルが大杉谷への本線の分岐点だった

 

 標識

 

ここからだ…

 

チチがぼそっと言って分岐を左に進んでいった

 

ここからが 本格的山歩きの始まりだった

 

 

まだ 踏み跡もしっかり残っており

分岐からの道も 地図上での破線の道と思っていた

 

チチが後で言う

地図に載っていないルートは

自分が一歩出したところが道になって行くんだよ…と

 

地図で確認すると地形も然程 複雑ではなく

基本 尾根を進めばいいようだが…

しかし… この先に控えていたのは

地図で見るコースと 現実の違いであった

 

地図に載っていない道を

地図頼りに進む醍醐味危険を味わう事になるの…

 

 

 

 

この時はまだ 何も考えずに

チチの後についていった・・・

 

 

つづく

 

 



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