ミッちゃん 山元気!

自由気ままに 自分の目線で
山歩きの様子を綴っていく日記です

今年初登は 蛇谷ヶ峰で・・・2

2021年01月16日 | 山 近畿 比良山系

2021年1月10日(日)☀ 蛇谷が峰

 

プロローグ 生き物ふれあいの里跡からの続きです

 

まだ 陽の届かない雪面は

見た目以上に凍てついて 1歩踏み出すたびに

バリバリと音を立てる

ヒンヤリとした空気よりも 寒々しくてついている

 

必死になる・・・

 

斜面の緩い所は問題ないが

勾配が強くなるとしんどいな・・・

 

久々の冬装備の重さが 既に応え始めていた

早々にアイゼンを着ける事にした

 

 歩き始めて5分アイゼン装着!

 踏み跡が乱雑に続く凍った雪道

 歩きはじめるとが零れだす

 

ぉ~

歩き始めてすぐに 光が差し込み

見上げた空は 清々しい微笑を見せていた

 

だけど… 折角 アイゼンを着けたのに…

 

雪は融けて 地肌を見せていた

あれあれ・・・

 

 雪のある所を踏んで進む

 

アイゼンを外すのは面倒臭い!そのまま歩いた

しかしすぐに、雪道に変わった…

 

そして、そのまま無言で歩いた

貯水槽が見えてくると、登山口はもうそこだ

 

 貯水槽

 余市谷登山口 360m

 

余市谷登山口に着いた 

 

ここは尾根への取り付きでもあり 山歩きの開始だ

 

雪の量は少ないが 急な登り! 

だが 既にアイゼン装着済み!

アイゼンの力を借りて 不要な力み無く・・・

ゆっくりと登っていく

 

 山腹の斜面を登っていくと…

 斜面の曲がり角!ここから始まる…

 

地獄の階段!

 

 

写真ではふわふわに見えるけど…

堅雪の塊を被った階段

どこまで続くのか・・・

 

 中途半端に積った雪

 雪面はバッリバリ!

 やっと階段が終ったと思った

 …が 再び現れた

 

無茶苦茶が~く感じた階段は…

 

被った雪の下からその姿を不気味に見せ

どう見ても登りにくい階段であることを示す

 

まさに 地獄階段だ・・・

 

 尖った…? 魔物の…?

 

小さな氷柱が 所々に出来ている

それが 白い魔物の隠し爪の様でもあり

冷たいの様でもあり

急な階段に喘ぐ私に、

冷やかなエールを送っているように思えた

 

 階段がやかになってきた

 漸く地獄から解放された時…

 

お日様が歓迎してくれた

だけど… 

青い空が消えて お日様の光は弱かった

 

 古い標識が見えて…

 

琵琶湖方面の景色が、樹木の間から見える頃

空には 薄っすらとが広がりつつあった

 

 天気が不安?少しごう

 倒木も露わの斜面を登っていく

 釜の谷分岐に出る

 

釜谷の分岐辺りから 新しい踏み跡が増えていく

今日はグリンパークからの方からの登山者いようだ

 

 半分を過ぎた 先を急ごう

 

淡い日が差し込み 浮き上がらせる雪道

無数の足跡がトレースとなって誘う

 

今日は・・・スノーシューの出番はなさそう

 

やはり雪は少なく ラッセルもない!

 

背中に背負ったスノーシュー

軽い歩荷の役目を果たすだけ…

 

 階段も 雪を被ればただ

 …だったが 階段が姿を現す

 

出発時のあの青空は完全に消され

森の中は寒々しい景色へと変わっていく

 

粉雪が舞い始め 静かなる沈黙の山になった…

 

 更に勾配がきつくなっていく

 670地点 チチも踏みしめる!

 670のベンチと融けた雪だるま

 まだまだ 急登は続く

 植林と自然林の狭間

 久々の冬装備にヘロヘロな私

 

もうすぐ もうすぐと 急登を黙々と登っていると

目が覚めるような日差しが樹間から差し込む

 

見上げると いつの間にか青空が顔を出し

一気に活気を帯びて目覚めていくよう…

 

明るい日差しは心の中まで沁み込み

枝尾根の稜線を歩くとなった

 

 目覚めたような日の光

 明るく照らされる枝尾根の道

 時に こんなシャッターチャンス!

 ますます元気になる太陽!

 

風が吹き 雲が動き 山が輝く

活気が戻り 嘘の様に元気をもらう

 

もうすぐカツラ谷の出合に出るはず

雪質も変わり 堅雪はサラサラのへと変わる

スノーシューでも良さげだが 

このままアイゼンの力だけを借りて歩く

 

 カツラ谷出合

 

漸く カツラ谷出合に出た!

ここからもう少し頑張れば 稜線は近い!

 

何よりも 不安だった天候が戻った事が嬉しい

稜線歩きで、青のコントラストを見られるか否かは

意外に大きなである

 

 

 

雪面に延びる木々の・・・

色彩を失った無機質な山が 陽の中で生き物の様に変わる時

絡み合う影が、実像とは違う面持ちで不思議な世界を見せる

 

今までのしんどさも忘れ お日様を求め

稜線を目指して チチの後を追う様に

楽しみながらも 必死に登っていく…

 

 

つづく

 

 



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