『 設定さん。』は、設定に関する芸人たちの大喜利の回答をもとに、漫画家が漫画を描いて応募し、印税と賞金をゲットするという番組。福留さんの出演は、その「シーズン 7」のうちの3回。
①<2024年9月12日配信>
#26「【大喜利が漫画に】芸人VS漫画家で喧嘩勃発!? 笑いと芸術が正面衝突の白熱回! 」(リンク)
*MC担当のスピードワゴンの井戸田の大喜利アシスタントとして出演。コメントする漫画家はピョコタン、回答者は毒舌の永野、元ゾフィーの上田、そして真空ジェシカという濃いめのメンバーじゃった。後に、芸人扱いで大喜利させられた大変だったと語っていたのは、これのことか。
徳川時代が2024年まで続いている世界の最新のブームは?というお題への福留さんの大喜利回答が示されると、一同は「おっ~!」と声をあげて感嘆しておった。井戸田は「奇麗でしたね」ともらし、初めは「天才!」などとあおってプレッシャをかけていた永野も思わず笑いながら「王道の……」とつぶやき、井戸田がそれに続けて「奇麗なストレートでしたね。まっすぐな回転の」と評するなどしておった。
出演者たちは、「なるほど、大喜利でバズったのはこれか」という雰囲気になったようじゃ。実は、これは福留さんの大好きな三拍子のネタのうち、「徳川15代将軍」ネタがヒントになったもの。福留さんが自分は大喜利が苦手と語っているのは、ゼロから発想して回答しているのではなく、経験したこと・見聞きしたことを使っているにすぎないから、と考えているためのようじゃが、NOBROCK TVの第2回で、自身の経験に基づく「STUSSY」とか友人が薦められた「マルチ商法」などで答えたり、ニシダをいらつかせる際に、大好きなラランドの動画で記憶に残ったサーヤのセリフをに何度も利用したことが示すように、その素材の使い方のうまさ、言葉のセンスが際立っておるのじゃ。
それはともかく、4人で文を完成させる問題では、「楽しそうなので」ということで、自分からアシスタント席を離れ、回答者席に移っており、当初は困りながらも大喜利を含め、番組を楽しんでいたように見えた。
ブレイク直後は大喜利ばかりやらされてフィリップ恐怖症となり、楽屋や打ち合わせの際に泣いたりしたこともあったそうじゃが、ハードルをあげられて一人だけやらされるのではなく、楽しい雰囲気のもとで複数でやるのであれば、場が凍り付くような親父ギャグほど大好きではないものの、大喜利もどうしようもなく嫌ではなくなったか。あるいは、嫌であっても、現場に望むとサービス精神で頑張っていたのか。
(【補足】後のNOBROCK TVのニートだった頃の自分が聞いたら驚く7大事件回で語ったことによると(リンク)、芸人たちと並んで芸人扱いでやらされてしんどかったことがあると語っており、これがそうだったか。この放送を見る限り、最初の方は緊張していたが、収録が進むつれて楽になっていったように見えたが……。)
なお、大喜利で緊張するのは福留さんと一緒にやらされる芸人側も同様じゃ。「あの佐久間Pが絶讃する逸材と競わされるのか」という困惑の様子がうかがえる芸人が、これまでかなり見られたな。
②<2024年9月12日配信>
#27「『「トンネルを抜けるとそこは〇〇だった。」物語が始まりそうな素敵な一言を入れてください』」(リンク)
*今回も川北のはちゃめちゃ解答のおかげもあって気が楽になったのか、ガクに「大喜利を誰よりも楽しんでる!」と言われるような解答を出しておった。AKB時代の恨みを書くようなこともしておった。センスと面白さを競う大喜利解答でなくても良いんだ、とふっきれたか。
③<2024年9月26日配信>
「【大喜利が漫画に】 大喜利する芸人達と、色欲に走る男。ママタルト × お見送り芸人しんいち × 箕輪はるか」
*同日収録だろうが、3本目ということで、また馴染みのしんいちがいるため、気楽にやっていたようで、井戸田にも「おじさん臭」と言われるような回答もしておった。
【追加:2025年1月14日】
「地球の管理を任された新米の神様がやってしまったとんでもないミスとは」というお題に、「梅雨の季節に雨じゃなくてめんつゆをふらせた」と答えたところ(リンク、24:20あたりから)、これが漫画の原作として採用され、その漫画の配信が始まったことが、「設定さん」の公式 X (リンク)で報告されておった。