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CubとSRと

ただの日記

軍票(軍用手票)

2020年05月07日 | 重箱の隅
2013.07/03 (Wed)

 「ぼやきくっくり」さんの
 「慰安婦問題の主犯は福島瑞穂!Tweetまとめ13.06.16~13.06.30」
 http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1405.html
 に、こんな文章が出ていました。

 《慰安婦問題というと、まず河野洋平や朝日新聞などがやり玉に挙がりますが、実は福島瑞穂はもっと早い段階から関わってきた人物です。

 福島瑞穂と慰安婦問題の関わりについては、元NHKの池田信夫さんがコンパクトにまとめてくれています。》

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  大方の人は御存知かとは思うんですが、それでも意外に知らない人って多いんですよね。
 未だに、吉田清治とか千田夏光の名を聞いたことも見たこともない、という人が多いようです。
 くっくりさん、続けて池田信夫氏のBLOGOSでの記事を転載しておられたので、ここにそれも転載します。

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   慰安婦問題の「主犯」は福島瑞穂弁護士
                    2012年08月17日

 竹島問題が慰安婦問題を再燃させ、なぜか尖閣諸島まで飛び火しているが、愛国心に燃える前にまず基本的な事実関係を理解しておいたほうがいい。
 本書は先週のニコ生にも出演してもらった西岡力氏の解説である。

慰安婦問題の特異性は、日本人が創作した話だということだ。
 ふつう「私が犯罪者だ」と嘘をつく人はいないが、奇妙なことに戦争についてはそういう「詐話師」がいる。
 この問題の発端となった吉田清治がその最たるもので、彼の『私の戦争犯罪』には、済州島で「慰安婦狩り」をした様子が詳細に書かれているが、なんとすべて嘘なのだ。本人ものちに「フィクションだ」と認めた。

 ところが吉田の話に目をつけて日本政府を相手に訴訟を起こそうとしたのが、福島瑞穂氏や高木健一氏などの弁護士で、彼らは韓国に渡って原告になる元慰安婦を募集した。
 そこで見つけたのが金学順で、彼女はNHKにも出演して「親に売られてキーセンになり、義父に連れられて日本軍の慰安所に行った」と証言した。
 この話をNHKに売り込んできたのが福島氏で、彼女はスタジオに立ち会って金にせりふを教えていた。
 目的は、軍票(敗戦で無効になった)で支払われた給与の賠償だった。

 しかし朝日新聞の植村記者がこれを(吉田のストーリーにそって)「女子挺身隊として強制連行された」と誤って報じたため、福島氏らは訴状を「軍に連行された」と書き換えた(だから彼女は「強制連行」が嘘であることを知っているはずだ)。
 その原告団長は植村記者の義母だったが、のちに裁判費用を詐取したとして逮捕され、行方をくらました。

 要するに戦争をネタにもうけようとたくらんだ旧軍人が「軍の性奴隷」という猟奇的な話をでっち上げ、それを政治的に利用しようとした日本の弁護士が韓国人をけしかけ、朝日新聞がそれに乗せられたという構図だ。
 したがって主犯は福島氏で、朝日は問題を拡大した共犯である。

 この騒動で福島氏は「人権派弁護士」としてマスコミにデビューし、国会議員にもなったが、彼女のおかげで日韓関係はめちゃくちゃになった。
 今回の慰安婦騒動に彼女が沈黙を守っているのは、ここまで嘘がばれてしまうと取り繕いようがないからだろう。
 朝日新聞とともに彼女にも説明責任がある。国会で説明すべきだ。
 
 http://blogos.com/article/45082/

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 吉田清治の作り話(詐話)に目をつけた福島瑞穂氏や高木健一氏などの弁護士が、韓国に渡って原告になる元慰安婦を募集。
 目的は、軍票で給与を受け取っていたのが敗戦で無効となってしまったため、賠償せよ、というものだった。
 ところが途中から、「強制連行された」との誤報に合わせて、訴状を書き換え、賠償問題から人権問題に話がすり替えられていく。

 結果、「強制連行」→「管理売春」=「性奴隷」という何とも禍々しい話になって、の御存知の世界展開。

 確かに私の記憶(数十年前)では、慰安婦は高額の給与を手にしたが、軍票(軍用手票)で、だったため、敗戦で紙屑になってしまった、とのことだった。
 しかし、それは何も彼女たちだけではない。日本兵も、また軍関連の各地での業者も、同じく軍票で支払を受けていた筈だ。みんな紙屑になった筈だ。
 それでも軍人には恩給がある。軍属にも恩給はある。
 しかし、軍属(従軍)ではない彼女たちには、当然恩給はない。
 いくら高給を取っていたからと言っても、戦後、無効となった軍票をいくら持っていてもしょうがない。だから賠償請求を、というのも分からないでもない。

 日本人慰安婦が、その(軍票が無効になる)恨み辛みを口が裂けても言おうとしないからと言って、彼女ら朝鮮人慰安婦にもそれを見習え、と言う気もない。
 「軍人相手の慰安婦」、という覚悟を以て応募した日本人と、旧来のまま、親に売られて妓生として「慰安所」に配された朝鮮人慰安婦を同列に論ずることはできない。

 けれど人の尊厳にかかわる、こんなに重い問題を、
 「強制連行」→「管理売春」=「性奴隷」
 という、嘘で塗り固めた話を、このままにして置くわけにはいかないでしょう。
 それを嘘と知りつつ、言い募り、名前を売り出した弁護士、それに妙な仏心を出して曖昧な表現を許し、結果、国家規模の冤罪を生じさせた政治家、それに追随するマスメディア等。

 このままで放っておくと一体どんなことになるんでしょうね。
 世界中に「性奴隷像」が建てられて、観光客が隣の椅子に座って少女像と一緒の記念写真を撮り続けるんでしょうか。

 これもまた、我々日本人みんなが考えるべきことでしょう。
 ついでながら、公式には(国家間では)全て片付いていることです。
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安重根の扱い

2020年05月07日 | 重箱の隅
2013.07/02 (Tue)

 先日の中韓首脳会談で、朴大統領が安重根の記念碑をハルビン駅に建てたいと要請した件についてなんですが。
 以前の日記を部分再掲しようと思います。
 読んでいただければ幸いです。
 まずはMSNより、部分掲載です。
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 韓国大統領 伊藤博文暗殺の安重根の記念碑設置への協力を要請
   「尊敬すべき人物」
                  2013.6.28 21:49

 【北京=川越一】中国を訪問中の韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は28日、北京の釣魚台迎賓館で習近平国家主席夫妻と昼食をとりながら会談した際、初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を暗殺した朝鮮半島出身の抗日運動家、安重根(アン・ジュングン)の記念碑を、暗殺現場の中国黒竜江省ハルビン駅に設置するための協力を要請した。韓国大統領府が明らかにした。

 朴氏は安重根について、「韓中両国民にとって尊敬すべき歴史的人物だ」と述べた。習氏は「前日(27日)の首脳会談は成果に富み、双方は多くの共通認識に達した」と強調。安重根に関する朴氏の主張に同意したかは不明だが、「関係部署に(記念碑設置を)検討するよう指示する」と答えたという。

 暗殺事件の発生から100年に当たった2009年、韓国では安重根を「世界的な英雄」と宣伝する動きが起きた。その3年前の06年には、韓国人企業家らが同駅近くの広場に安重根の銅像を設置。10日後、中国当局に撤去されたことがある。

           (以下略)

  http://sankei.jp.msn.com/world/news/130628/kor13062821540...

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 (ここから以前に書いた日記です)

  「 今日こそ、安重根」

            (略)

 ~~安重根についてなのですが、彼の詳細な経歴も、彼の性癖も、私は何も知りません。
 ただ、同じ人間であること、私は日本人、彼は朝鮮人、私は百姓を先祖とする、ただの工員の息子、彼は朝鮮の貴族(?)に相当する両班の子弟。
 そして、彼は誓いを立てて、薬指を一節切り落していること、等の事実しか、あ、そうそう、写真で顔だけは知っている。こんな知識しかありません。
 で、前回も書いたのですが、大方の人は、この程度の知識で自身と見比べ、彼の人となり、或いは彼の行動の善悪を判断するのではないでしょうか。
 もしかしたら、彼を知らなかったり、両班の子弟だとは知らなかったり、薬指を一節切り落していることを知らなかったり、「安重根?朝鮮人?ああ、伊藤博文を殺した男って、そんな名前だったの?」みたいなところで、彼を判断する人もあるかもしれません。

 こうやって書いてみると、随分と安易なものなんですね、人の判断って。それでも大筋を間違えちゃ、社会は成り立たない。
 だから、歴史的事実から論理を抽出し、それを現実に応用してみる、「人の来し方、行く末」を、その「教養」で以って見ていこうとする事が必要で、それなら知識は少なくとも、誰にだってそれなりにできる。
 以前に何度かこういったこと(判断の仕方)について書きました。前回の「NHK職員の工作員化の理由」、というのも、ここからの思い、です。
 安重根という人物についても、朝鮮人であるからには、まず朝鮮人独特の精神史が歴史的事実から、見出されていなければならないのではないか。それによって、まず、大枠としての安重根の精神世界が、それから、彼の思考の限界というものが見えてくるのではないか。
 そのようなことを思っています。

 以前、「Reconsideration of the History」ブログを読んで、朝鮮半島というのは、大陸と地続きであるが故に、①常に侵略、征服されてきたこと、②住民は、ただ征服されるのでなく、奴隷にされるか、皆殺しにされること、③(従って)文化は、民族と同じく、その都度、断絶すること、等を知りました。
 そして④現朝鮮民族は、モンゴル族の末裔であって、本来の高麗族ではないこと、⑤モンゴル族の末裔でありながら、満州族に征服された漢民族(近年、それは怪しい、彼等は漢民族ではないと言われていますが)、に対し、結果として臣下の礼をとらねばならなかったこと、⑥独立を、いくら目指して戦っても、叩き潰されるだけで小さくなっていたのに、或る日突然、、日本によって「独立」を与えられた。一瞬の幸福と、長く続く無力、挫折、敗北感を味わったことも、です。

 ①征服者である、という遠い記憶と、その誇り。
 ②(少なくとも)清の属国であり続けたことへの屈辱感、恨み。
 ③(日本によって)突然、独立国になった一瞬の幸福と感謝。
 ④同じアジアの民、と思っていたのが、全く違っていたことへの焦り、口惜しさ、嫉妬、そして憎しみ。
 漢字、佛教、儒教を教えてやったのは自分たちだ。
 だから、自分たちは日本の兄である。弟は兄を終生、尊敬するものだ。
 何故なら、兄は桁違いに偉いのだから。
 ・・・・これが儒教の国の考え方です。別に間違ってはいない。
 まちがっているのは、国家と兄弟を同列に論じているところです。

 この長い前置きの割りに安重根個人のことは、すぐ終わってしまうことと思います。
 何故なら、彼は彼独自に、たとえば、「勝海舟が、本を借りると必ず写本を二冊作り、一冊は手元に、もう一冊は売ることにより、新しい書籍を買ったり借りたりするお金の都合をつけていた(苦学した)」というような、また、「福澤諭吉が将来を嘱望されて滴塾に入り、期待通り、二年で塾頭になるほど、オランダ語に堪能になったにもかかわらず、アメリカ人相手に通詞として全く役に立たず、(当たり前ですが)そこで挫けることなく同じく二年ほどで英語を身につけ、実力試しの渡米、帰国の後、英語塾を開いた」等、といった、「努力に努力を重ねて世に出た」、という過去を持っていないからです。

 つまり、「取り立てて、勉学の面で世間に一目置かせるほどのことはしていない」。
 ということは、国外は当然、国内でも、ごく普通の両班の子息でしかなかった、ということです。
 世界は言うに及ばず、朝鮮国の歴史をつかむ、又、「民族性に立脚した誇り」、というものの中味を把握している、とは言えないと推察できます。

 或る方からのコメントに「日露戦争の勝利を知った安重根は『快なるかな!壮なるかな!』と叫んだ」、とありました。これは同じアジアの民が、白人を破った、という単純な感動です。これが朝鮮の歴史を把握し、朝鮮民族として、たとえば今の韓国人のような誇りを持っていたならば、快哉を叫ぶ前に、歯噛みして口惜しがる筈ではありませんか。
 「なぜ、日本なんだ!日本の兄である我々こそがやるべきことを!」と。

 そして、後、彼は「反日」になる。
 理由は簡単でしょう。日本人に「命令」されるから、です。
ただ命令されるのなら、辛抱もできる。しかし、日本人は、両班である自分たちにも、下々の者共にも同じ口調で「命令」する。
 「命令」ととらえるのです。日本人は、作業手順とか、仕事の分担などの事務的なことを言っているだけなのですが。
 これは、受け取る側の性格が捩れているのではありません。両班は元々命令などされたことのない人間だから、です。

 日本人がどんどん増える。奴らは朝鮮人を馬鹿にして命令ばかりする。
まちをどんどん作り変える。
 必要のない「下賤の者」まで学校に行かせ、勉強をさせるよう「命令」する。あろうことか「女にまで」学問をさせようとする。儒教の国、礼の国である朝鮮の秩序を、日本は破壊しようとしている。

 何故、安重根は伊藤統監を暗殺しようと思ったのか。
 「伊藤こそが、元凶であり、伊藤さえ倒せば、日本の動きはとまり、朝鮮は真の独立国になれる。」これしかないでしょう。

 ・朝鮮が清の属国でなくなったのは、「朝鮮の独立運動が成功したから」だった、でしょうか。日清戦争で、「日本が清に認めさせたから」ではなかったでしょうか。
 ・両班の子弟以外、さらに女子が教育を受けることは朝鮮を破壊することにつながるのでしょうか。本家シナ、東夷の日本、どちらにもない、誤まった儒教の礼法を破るだけではないでしょうか。
 ・日本が資金を「与える」のではなく、借款、という形にしたのは、屈辱感を味わうことをさせないためです。高い利息をつけて儲けようと思ったからではありません。

 両班の子弟なわけですから、間違いなく論語は習っている筈です。それによる教養があれば、上に挙げた三つの中から、ほんの僅かでも、「道理」を見出す筈です。
 日露戦争の勝利時、快哉を叫んだこと、日本人の行動から、反日に変わったこと、統監を殺害することで、世を変えようとする、儒教にはない、「テロル」の思想。
 これらから、安重根が、純粋な気持ちを持つ青年であったことは認められます。
 しかし、歴史に学ぼうとしない、儒学も十分には学んでいない、朝鮮という国の、役には立てなかった人物で、決して英雄ではない。ただのテロルの実行者、と言う事になります。
 彼が獄中で書いたといわれる「東洋平和論」も、残念ながら、そこから学び取れるものは彼の純粋さ、だけです。

 朝鮮民族は、彼を英雄として讃えるのではなく、かれの純粋な気持ちを大切に思い、「朝鮮は如何にあるべきか」「安重根の理想、『東洋の平和』はどうすれば実現できるのか」を考えるべきでしょう。
 少なくとも、現在のように「日本に勝った」「~を教えてやったのは我々だ」みたいな低レベルのことを、いくら言い張ったって、それでは永久に日本を追い抜くどころか、肩を並べることすら、できないのですから。

 2010年04月25日の日記より

  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 冒頭のMSNニュース記事の中に、
《朴氏は安重根について、「韓中両国民にとって尊敬すべき歴史的人物だ」と述べた。》
 、とあります。
 また、
 《暗殺事件の発生から100年に当たった2009年、韓国では安重根を「世界的な英雄」と宣伝する動きが起きた。》
 ともあります。

 どうして「韓中両国民にとって尊敬すべき歴史的人物」となるのか、また、何故「世界的な英雄」となるのか、どうにも合点がいきません。
 自国の歴史を学び、それに大いなる誇りを持ち、未来への扉をこじ開けようとしたのでしょうか?世界の発展のために、人々に新しい価値観を提示したのでしょうか?彼は要職を退いた一人の日本人を暗殺しようとしただけではないですか?


 註、 
  伊藤博文を検死した結果、片膝をついて低い位置から撃ったと言われる銃弾は体内になく、残っていたのは、似ても似つかない長銃(歩兵銃)の銃弾だったそうです。膝をついて、だから斜め下方からである筈の銃弾は、逆に斜め上方から射ち込まれている。
 そのことから、彼、安重根が暗殺したのではなく、実際には別の犯人がいると考えられているのだそうです。
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