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ようこそ こちらは みたに内科クリニック です

内科・循環器内科のクリニックです。その日閃いた、その日出会った、健康情報をお届けします。

ウォーキングで寿命が延びる(!?)

2015-09-15 06:32:13 | ウォーキング&運動

『1日25分のウォーキングで寿命が7年延びる』・・欧州糖尿病学会の年次学術集会で発表されました。ウォーキングなどの適度な運動を毎日行うことで、寿命を3~7年延ばすことができるとの由。

以前、『生活スタイルを改善して、健康的な食事&運動+ストレス管理を実行すれば、細胞の老化を分子レベルで抑え、回復することができる』という学会発表もありました。

『運動には、うつ病を防いだり、認知機能を改善し認知症の発症を遅らせる効果がある』とも、

『運動習慣をもたない人70歳の高齢者でも、ウォーキングを始めることで、心房細動のリスクが低下する』とも、

『20~25分の活発なウォーキングを毎日行うことで、遺伝子に変化が起こり、老化のプロセスを遅らせることができる可能性がある』ということで、ここでテロメアの登場です。

テロメアとは、染色体の先端に存在するキャップのようなもので、螺旋状になっている大切なDNAの遺伝子情報を保護する役目があるとされています。難しい理論は略。

テロメアはDNAの分解や修復から染色体を保護し、物理的および遺伝的な安定性を保つ~

また、テロメアは細胞分裂における染色体の正常な分配に必要です。テロメアがないと、細胞は生きていけず、あるいは発がんの原因となります。

テロメアの伸長はテロメラーゼと呼ばれる酵素によって行われますが、テロメラーゼがない細胞では、細胞分裂のたびにテロメアが短くなり、時期がくると(=ヘイフリック限界)分裂をしなくなり(=細胞老化)、やがて死んでしまいます。

『老化を止める物質「TAM-818」がついに製品化! テロメアを修復、不老不死への道が開かれる!?』なんて宣伝もあり、まずはテロメラーゼ酵素配合化粧品が発売になるといわれていましたが、さてどうなったのでしょう?

閑話休題、テロメアを長持ちさせる=錆びさせない=抗酸化パワー、と結びつくわけで、その対策の一つが運動ということですね。

まあ騙されたと思って歩いてごらんなさい(*^_^*) レッツ、ウォーキング!


新兵器装着(*^_^*)

2015-09-08 06:20:22 | ウォーキング&運動

「先生、どうせ運動するなら、心拍数も測らなくちゃ」・・当クリニックのエキスパート・ウォーキング・ナースの言である。確かに。

ということで、先週から新兵器『心拍&活動量計リストバンド』を装着となった次第。

目標は1日1万歩、とりあえず1週間は記念として連日クリアした。今後は“1週間単位”で頑張るべし。心拍数は速歩や踏み台昇降運動程度では100bpmを越えないようなので、時折“駆け足踏み台昇降”など試しているところ。目標心拍数は120~130bpm(私の年齢と安静時心拍数から)。

無理は禁物!

この軽量リストバンドは一日中(入浴中以外、防水ではない)装着していても気にならない。なんといっても、睡眠の状態を把握できるのが画期的である。“自動睡眠監視”機能はどういう原理なのか理解していないが、ちゃんと入眠時と起床時を把握し、その間に何回寝返りを打ったか、何分間覚醒状態だったかを確認できるのは、これまでにない経験である。朝は優しく(?)バイブレーション、私はちゃんと起きることができます。でもシエスタをカウント出来ないのは、時間的な問題か?

  ← 日々の睡眠にもいろんなパターンがあるのがわかる。

結果は、iPhoneをはじめとしたスマートホンで、そしてマックをはじめとしたパソコンで確認できる。しばらくは楽しく過ごせそうである。

←iPhoneの画面です。

←パソコン(マック)の画面です。

1週間、頑張ってみました(*^_^*)

 ← こんな特徴があります。


真夏も元気にウォーキング(*^_^*)

2015-08-20 07:15:41 | ウォーキング&運動

本日の天気は雨時々曇り、最高気温27℃、あいにくの天気ではありますが、しのぎやすそうですね。ちょっとウォーキングには不適ですが、今朝出勤時、ビニール傘を片手に元気に両手を振ってウォーキングする女性にしっかりと追い抜かれました。。。

『夏にウォーキングを続けるための10ヵ条 暑さに対策して安全に運動』
http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2015/004451.php

「暑いので、歩いていません。体重増えました」・・・結構聞きます。今夏も猛暑・酷暑、熱中症が怖くて歩きなさい、などとは指導できません。まあ来月になれば・・・

『日中は30℃、夜間でも25℃を超えることが珍しくなくなった日本の夏。ウォーキングなどの運動をしている人にとって、夏はしのぎにくい時季だ。暑い夏に安全に運動をするために守りたいポイントをまとめた』・・一読してみて下さい。↑ ↑ ↑

ところで私は、休日のサンライズウォーキング派です。早朝高血圧症の方には注意が必要かもしれません、また前日深酒の人にはお勧めできませんが、今頃の日の出時刻は午前5時過ぎで、日に日にだいたい46秒ずつ日の出時刻は遅くなっていきます。まあ4時半に起床、顔を洗って、用便して、お水1杯飲んで、着替えをしたらちょうど日の出時刻でしょう。お日様目指して気ままに歩いてみましょう。赤信号にひっかかっても止まりません、といっても信号無視はしませんよ、気の向くまま右折か左折かしてみましょう。とにかく止まらず1時間から2時間、気楽に歩いてみましょう。iPhone片手に(あるいはショルダーバックにいれて)、気にいった音楽を聴きながら(あるいはFM東京を聞きながら)、GPS距離計と歩数計のソフトを起動しながら、写メをツイートしながら・・・。えっ、いったいどこまで行っちゃった!?(時々頭を使って、ちゃんと帰って来られるように交差点を曲がってね!)

*横浜では最も早い日の出時刻は6月中旬の4時24分、最も遅いのは1月10日頃の6時49分となります。


ウォーキングが脳の老化を防ぐ

2015-08-15 08:00:00 | ウォーキング&運動

『ウォーキングなどの有酸素運動を行うと、脳の老化を防げることが明らかになった。運動の量が多いほど脳に良い効果があらわれる。専門家は週に3~5日のウォーキングを習慣として行うことを勧めている』

http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2015/004432.php

脳の神経細胞の数は、年齢を重ねるにつれて減っていきます。脳内では神経細胞(ニューロン)が複雑な神経ネットワークを形成していますが、歳をとるにつれて、このネットワークは減少し脳が萎縮していくのです。

「ウォーキングを週に数回行っている高齢者では脳萎縮が減少しており、脳の老化を示す徴候も少なかった」との由。

「有酸素運動を含む身体活動を習慣として行うことで心臓のポンプ作用が活発になり、脳に血液が十分にいきわたりニューロンが活性化しやすくなるからだろう」と考察されています。

レッツ、ウォーキング、でも熱中症には十分気をつけて!


クリニックは18日まで夏休み中です。