『1日25分のウォーキングで寿命が7年延びる』・・欧州糖尿病学会の年次学術集会で発表されました。ウォーキングなどの適度な運動を毎日行うことで、寿命を3~7年延ばすことができるとの由。
以前、『生活スタイルを改善して、健康的な食事&運動+ストレス管理を実行すれば、細胞の老化を分子レベルで抑え、回復することができる』という学会発表もありました。
『運動には、うつ病を防いだり、認知機能を改善し認知症の発症を遅らせる効果がある』とも、
『運動習慣をもたない人70歳の高齢者でも、ウォーキングを始めることで、心房細動のリスクが低下する』とも、
『20~25分の活発なウォーキングを毎日行うことで、遺伝子に変化が起こり、老化のプロセスを遅らせることができる可能性がある』ということで、ここでテロメアの登場です。
テロメアとは、染色体の先端に存在するキャップのようなもので、螺旋状になっている大切なDNAの遺伝子情報を保護する役目があるとされています。難しい理論は略。
~テロメアはDNAの分解や修復から染色体を保護し、物理的および遺伝的な安定性を保つ~
また、テロメアは細胞分裂における染色体の正常な分配に必要です。テロメアがないと、細胞は生きていけず、あるいは発がんの原因となります。
テロメアの伸長はテロメラーゼと呼ばれる酵素によって行われますが、テロメラーゼがない細胞では、細胞分裂のたびにテロメアが短くなり、時期がくると(=ヘイフリック限界)分裂をしなくなり(=細胞老化)、やがて死んでしまいます。
『老化を止める物質「TAM-818」がついに製品化! テロメアを修復、不老不死への道が開かれる!?』なんて宣伝もあり、まずはテロメラーゼ酵素配合化粧品が発売になるといわれていましたが、さてどうなったのでしょう?
閑話休題、テロメアを長持ちさせる=錆びさせない=抗酸化パワー、と結びつくわけで、その対策の一つが運動ということですね。
まあ騙されたと思って歩いてごらんなさい(*^_^*) レッツ、ウォーキング!