Rose&Strawberry  トールペイントとテディベアのお話

広島でトールペイントとテディベア教室をしています
生徒さんと過ごす穏やかな時間が好きです

トールペイントとテディベアの作品展2015

2015-11-07 | トールペイント

第3回作品展が始まりました!

今回のテーマは、「トールペイントとテディベアで秋冬をほっこり楽しもう」です。

みんなの力作、可愛い子たち、いっぱいです。

11月7日から18日まで、フジグラン緑井にて。

では、ちょっと会場をのぞいてみましょう。


 

こちらはクリスマスの定番、赤い装飾のツリーを中心としたコーナー。

下の水差しは、この作品展の記念に描いたトールペイントメンバーのおそろいの作品。

ベースカラーはブルー、ピンク、グリーン、ホワイトなど、それぞれ違いますが、

取っ手の部分には、"Roses & Strawberries   The 15th Anniversary Exhibition in 2015"の文字を

印刷したリボンを貼っています。


こうしてまた生徒さんたちと同じ作品、そして同じ作品展の時間を共有できることに

本当に幸せを感じています。



夢のように可愛らしい中央のボックス。うさ耳帽子をかぶったベアが飛び出しています!(S.K.さん作)

後ろには、そのベアを描いたボックスが(H.K.さん作)。

そして、下の画像には、同じベアを描いたボード(M.S.さん作)

同じ図案でもボードを変えるだけで印象が随分変わります。

ブルーグリーンのベアと真っ白なエンジェルベアたちが、ツリーを飾っています。



こちらの素敵な椅子(M.W.さん作)

これ、実はもともと白木素材だったベンチにサテン生地とキルト芯を貼ったものなんです。

無地のサテンに、色と幅の違うリボンを等間隔に貼り付け、

その間にバラの連続模様を描かれた渾身の作なんです。


秋のボードはF.T.さん作。果物が本当に美味しそうに描かれています。

描くところの多い作品ですが、しっかりと仕上げてくださいました。



ブルー系のコーナーです。

このシックなのに可愛いツリーと水差しのセットは、N.K.さん作。

まだトールペイントを始められたばかりの方とは思えないほど。

センスの良さと審美眼で次々と完璧な作品を作られています。


 

 

こちらは、黒いクマちゃんたちを集めたコーナーです。

どの子もとってもキュート!

右手前の点々が見えてるベア(C.K.さん作)は、黒い毛の中にゴールドのラメ糸が混ざった

珍しいタイプのモヘアを使っています。

左奥のゴールデンイエローのベア(同じくC.K.さん作)は、

赤ちゃんと同じ身長体重にできるものです。

なので、身長は約50cmです。

 

さあさあ、賑やかに勢ぞろいしたお姫さまたち!

仲良しの15人で、いったい何を話しているんでしょうね?

こちらのベアたちの着物は、どれも本物の絹でできています。

お母さんの着物、自分の着物の残り布、お店で見つけた素敵な反物や古着 . . . 


(上段左 T.O.さん作)いつも愛くるしいベアを丁寧に作られます。可愛い表情に定評があります。

(上段右 K.Y.さん作)お義母さまの形見の品のひとつである羽織から作られた鹿の子絞りの着物です。

(上から2段目 左から1、2 C.K.さん作)とても器用な方なので、つまみ細工の髪飾りまでも手作りです。

(上から2段目 中央の2人 Y.I.さん作)お母様のお若い頃の着物で作られた2種。柄行きもとても愛らしく、帯揚げなどとのコーディネートも素敵!

(上から2段目 右 H.K.さん作)原作通り、いえ、それ以上に丁寧に縫ってくださいました。常に綺麗に丁寧に縫われています。

(上から3段目 左から1、2 K.O.さん作)すばらしい古着の着物を見つけて来られ、なんと5枚も縫われた着物のエキスパート!

上から3段目 中央 M.K.さん作)この中で一番古そうな着物で、80年くらい前のものだそうです!この柄も必見です。パッチワークを長年されているだけあって、さすがの仕上がり!

(上から3段目 右の2人 N.G.さん作)昔の一つ身の着物をほどいた、この上なく可愛らしい赤い着物。子どもの着物らしく、兵児帯で。もう一人の紬の着物には、橘の染帯を文庫に結んで。着物通らしいN.G.さんならではの合わせ方です。

(下の3人 私の作)左から、古い振袖だったという絞りの端切れをいただいて、ピンクを多用して。 中央、一目惚れして買った小紋の反物を生徒さんたちと分けたものです。古典柄なので、はこせこと扇子で正統派に仕上げました。 右、クマのために最初に作った着物です。私の羽織の残り布で。振りには、これも私のいちご柄の小紋の残り布を使いました。

 

 

こちらは、テディベアとトールペイントのコラボ作品コーナーです。

手前のニットドレスを着た、優しい表情のピンクのベア(Y.N.さん作)を描いた作品が

その後ろのボード(M.S.さん作)。

どちらもすごく素敵な仕上がりになっています!!!

 

その更に後ろの椅子の上。

ミントグリーンの双子のベア(左はH.K.さん作、右は私の)は、磁器の靴をはいています。

もちろん、手描きして、釜で焼いていただいたもの。

そのベアを描いた作品が中央のボードです。

今秋発売された、サンケイのカタログ「トールペイント&クラフトカタログ4」に

掲載していただいた作品です。



 

いつもお洒落な作品を作ってくださるK.K.さん作。

生地選びも、手のひら足の裏の色合わせもとても上手なんです。

大人な作品です!


甘やかなテイストに包まれたコーナーです。

手の込んだ可愛らしい裁縫道具入れは、Y.K.さんの作品。

外側の面はもちろん、内側にも可愛いバラの布を貼るなど、丁寧に仕上がっています。

 

奥のミラーは、Y.F.さん作。ご結婚された息子さん夫婦へのプレゼントの品です。

得意のシルクスクリーンを駆使した大人な仕上がりです。

 

その横のスリッパラックは、雑誌「ペイントフレンド」に掲載された私のボードを

アレンジした作品なんですが、実は、オリジナルより素敵に仕上がっています。

左奥のレースカットのボードもY.F.さん作で、同じ作品のアレンジですが、

すばらしい作品なんですよ。

 

こうしてひとつの作品をいろいろにアレンジされると、もっともっと素敵になって

可能性がどんどん広がっていくのがすごいです。

 譜面台にのったこのウェディングボードは、M.S.さん作。

娘さんの結婚式のために描かれました。

結婚式場のスタッフの方々にも褒められたというステキな仕上がり!

 

最後に、私のコーナーをご紹介します。 

プラダが使ったモヘアで作ったベアたち。

右のピンクベージュのモヘアは、昨年、オンワードの「自由区」のカーディガンやバッグにも使われていました。毛足の長さ、手触りの良さ、そしてなんと言ってもこの微妙な色合いが秀逸なモヘアです。

右の子の身長は50センチを超えます。レースやパールでアンティークっぽい風合いを出しました。

左のグレーの子は、ビジューでスノープリンセス気分です。

 

 

ペイントフレンドに掲載していただいた作品です。


奥行きのある時計板にバラを描いて、コットンでできたバラを数字代わりに貼り付けた時計です。

毎日時計を見るのが楽しくなっちゃう、と、娘が言います。


ペイントフレンドに掲載していただきました。


何年も前に家具屋さんで買った象嵌のテーブル。ようやく描きました。


 

この作品たちが会場でお待ちしています!!!

皆様にも楽しい秋冬になりますように。

Merry Christmas!