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2月4日(土)の午後、津市美里町三郷の美里中学校で
「2011年度 美里中学校PTA講演会」が行われました。
地元美里町在住の、写真師マツバラさんを講師にお迎えし、
「変わり者からのメッセージ~「村の記憶」から見えたこと~」というタイトルで
お話していただきました。
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昨年の5月末、写真集「村の記憶」が刊行されたとき、
「出版記念であちこちでトークショーをやるんですよ」と聞いて、
それならば、地元の人にも「村の記憶」を通して
地域の良さを見直してもらう機会にできないだろうか、と思って、
美里中PTA講演会で「村の記憶」を取り上げて頂きたいとお願いした次第です。
PTA研修部さんと中学校さんの御理解により、
「村の記憶」の講演会が実現しました。
まさか「変わり者からのメッセージ」なんてタイトルになっているとは
思いもよりませんでしたが(笑
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中学校に着くと、玄関ホールの受付には、
雑誌NAGIほか、関係の書籍が並べられ、
1F、2Fには作品のパネルがずらーっと並び、
まさに「むらきおカフェ状態」になっていました。
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写真師マツバラさんが、美里に移住した理由、
そして三重県内の村々を訪ねて写真で残そうと思った理由、に始まり、
私たち「村人」にとって何が大事なのかをお話いただきました。
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カメラマンの目から見て、
「墓地がきれいに掃除されている村は、他の場所もきれいにされている」
「まつり(伝統行事)が続いている村は、コミュニティーに活力がある」
ということを実感するそうです。
お墓のことは、言われて初めて気付きました。「そう言われたらそうかもな」と。
最後に
「こんな変わり者ですけれど、他にもオクダ隊長とかエソラ君とか
美里には素敵な変わり者がいっぱいいるんです。
もっともっと素敵な人がいるかもしれないので、
探して集めてきたら、もっと面白いことになるんじゃないかと思います」
と言われました。
私も当初はマツバラさんやオクダ隊長を「変わった人たちやな」と思っていましたが、
今では全然「変わり者」だとは思っていません。
むしろ、美里の村人が持っていないキャラを持つ、貴重な人達だと思っていますし、
それよりも感心するのは、
地域の秩序を壊さずに、けれど周囲の言いなりではなくて、
いつの間にか地域に溶け込んで自分のオーラを出している、
そういう「田舎調和型レベルの高さ」ですね。
これには本当に感心します。
よく「自給自足の暮らしがしたい」だとか、
最初から田舎に暮らす自分の姿を描いている人っているんですよね。
それは決して悪いことではないのだけど、
そういう人って、自分も周囲もストレスが溜まりそうな気がします。
「こちらの地域のことはよくわからないんで、とりあえず飲み会に入れてください(笑」
みたいな感覚の人のほうが、田舎に溶け込みやすいのかなと
この日のマツバラさんを見ていて思いました。
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「村の記憶」出版記念トークショーが開催されました
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