ことば
2008-01-06 | 話
日々浮かんでは消える言葉の数々。
色々とね。創作したいなーとは思っているのですが、形にまとまらないの。
エマ小説も、書いてはいるんだけどイマイチ納得できなくて、お目見えが遅れる遅れる。
とりあえず、浮かんでくる言葉や場面を書き留めてみる。
●テーマ:俺様男のツンデレもどき(?)
「何故だ?」
彼は言った。
さも「聞いてやる」といった、尊大なる上から目線。
無言を許さないような強い視線が私に注がれる。
「嫌になったから…です」
何を、と目的語をはぐらかしてみたり、何故か敬語になっていたり。
私はなるべく彼と目線を合わせないように俯く。
この言葉を紡ぐだけで、一生分の勇気を要したと思う。
それだけでも大進歩なのだから、これ以上は無理。
チッという舌打ちが聞こえてしまい、思わず身体を竦ませた。
彼がどういった顔でいるのか確認すらできない。
見たらきっと私は心臓が止まって死んでしまうかもしれない。
……死んでしまえたら楽になるのだろうか。
そんな事を考えていたから、気配に気付かなかった。
突然顎を持ち上げられ、無理矢理上を向けさせられる。
慌てて視線を逸らしたら、今度は首に手をかけられる。
嗚呼、これで私も終わりかと、食い込む痛みだけを感じながら目を閉じた。
「嘘だろう?」
目を閉じているから余計に感覚が研ぎすまされて、それだけが際立つように。
その声だけがやけに優しくて、涙が出た。
「……や、も、終わ…っ」
苦しい。身体も、心も、何もかも。
終わりにしたい。
終わりにして欲しい。
貴方の手にかかって、死んでしまったとしても。
抵抗らしい抵抗もせず、ただ、私は待った。
「ほら、言ってみろ。今なら聞いてやる」
そんな風に優しく囁かれても、無理。
喉の隙間から僅かに空気を吸い込むことしかできなくて。
クラクラして。だんだん力が抜けていって。
それに気付いたのか、彼は手を緩めた。
途端に大量の空気が流れ込んできて、肺を侵す。
噎せて、崩折れて、座り込んだ私を見下ろす彼。
「…っ……せ…に」
苦しくて、涙で視界が滲んでいたから、私は視線を上げてみた。
ぼやけている彼の表情がわからなくて安心したら、
何故だか急に怒りが沸いてきた。
聞いてやる、だなんて。
心にもない言葉を吐く彼。
どこまでも私を傷つける。
だから、普段なら絶対に言えないような事を言ってみようと思った。
「どうせ、聞…っ気もないくせに…!」
言葉が喉に詰まる。
ゆっくりと思いきり息を吸い込んで、これでもう最後だと言わんばかりに、勢いだけで言った。
「愛してるか、聞いても答えてくれないでしょ。
自分が望む時だけ奪っておいて、私には何ひとつ残してくれない。
そんな人、私は要らない! 聞いてもらう事なんて、何もない!」
思いきり吐き出したら、少しだけスッキリした。
もう終わりにするんだから、最後ぐらい強気に出てもいいじゃない。
「――言いたいことはそれだけか?」
温度の感じられない言葉。
嗚呼、怒らせた。
条件反射のように身体が震える。
日常的に刷り込まれた感覚を、覚えているから。
自分の身体を抱きしめるようにして蹲ったまま、何とか頷くことだけはできた。
そうか、という彼の声が頭上で聞こえたかと思ったら、
引き上げられ、腕に攫われ、唇に噛みつかれた。
息をする間もないぐらいに吐息を奪われる。
「馬鹿かお前は。」
朦朧とした意識の中で、彼の呟きを聞いた。
「俺が欲しいと思った瞬間から、お前に拒否権なんてないんだよ」
「酷…っ」
「……やっぱり馬鹿か、お前は。」
痛みを感じるほど締め付けている腕とは逆に、声だけが優しい。
「ギブアンドテイク? ふざけるな。
与えられるのを待つなんて馬鹿馬鹿しい。
欲しけりゃ奪えよ」
…それが出来たらこんなにも悩んでない。
「…欲しがったら、くれるの?」
「どうなろうな?」
鼻で笑って一蹴された。
いつだってそうだ。彼は彼のやりたいようにしかしない。
私はそれに翻弄されるだけ。
私が何を言おうが、彼には関係のないことで。
「だったら頂戴。私のものになってよ。」
「…とっくにお前のもののつもりだけど?」
――え?
何を言っているのか、一瞬わからなかった。
だから思わず目線を上げてしまった。
彼と目が合う。
強い視線に捉えられる。縛り付けられる。
さも当然と言った風に。
今更何を言っているんだと訝しむように寄せられた眉。
「俺がお前に執着した時点で、そういう事だろう?」
解れよ、と呟いて、やっぱりお前は馬鹿だと言われた。
ちょっと待って。
じゃぁ何。
私は悩む必要なんて、なかった?
いや、でも、私には何もなくて。
言葉は貰えてないけれど。
それ以外は…彼の執着とやらは私に向いていて。
つまり、それは。
「私、愛されてるの?」
「さぁ?」
はぐらかされたけれど、いつもより優しい声。
こめかみに落ちる唇も、髪に差し込まれる手も。
震える身体をあやすように与えられる体温も。
「私のものだって、思っていいの?」
「自惚れてろ。」
それはどういう意味なのか、私には理解できないけれど。
一つだけ解ったことがある
もうどうにでもなれと思って決めた覚悟が
跡形もなく消し去られていた。
嗚呼もう。
離れられないじゃない。
以上でーす。
俺様男。現実に暴力的なのは嫌いだけど、狡いのも嫌だけど、
創作物で読んだりする分には、Sな感じは結構好みです。
でもそれって僕の愛なのーです。(ぴぴるぴるぴる…)
旦那様みたいな甘ーいのと、サディスティックなのと、
妄想するだけなら極端になってしまいますねー。
現実を見ろって感じです私(゜¬゜)
色々とね。創作したいなーとは思っているのですが、形にまとまらないの。
エマ小説も、書いてはいるんだけどイマイチ納得できなくて、お目見えが遅れる遅れる。
とりあえず、浮かんでくる言葉や場面を書き留めてみる。
●テーマ:俺様男のツンデレもどき(?)
「何故だ?」
彼は言った。
さも「聞いてやる」といった、尊大なる上から目線。
無言を許さないような強い視線が私に注がれる。
「嫌になったから…です」
何を、と目的語をはぐらかしてみたり、何故か敬語になっていたり。
私はなるべく彼と目線を合わせないように俯く。
この言葉を紡ぐだけで、一生分の勇気を要したと思う。
それだけでも大進歩なのだから、これ以上は無理。
チッという舌打ちが聞こえてしまい、思わず身体を竦ませた。
彼がどういった顔でいるのか確認すらできない。
見たらきっと私は心臓が止まって死んでしまうかもしれない。
……死んでしまえたら楽になるのだろうか。
そんな事を考えていたから、気配に気付かなかった。
突然顎を持ち上げられ、無理矢理上を向けさせられる。
慌てて視線を逸らしたら、今度は首に手をかけられる。
嗚呼、これで私も終わりかと、食い込む痛みだけを感じながら目を閉じた。
「嘘だろう?」
目を閉じているから余計に感覚が研ぎすまされて、それだけが際立つように。
その声だけがやけに優しくて、涙が出た。
「……や、も、終わ…っ」
苦しい。身体も、心も、何もかも。
終わりにしたい。
終わりにして欲しい。
貴方の手にかかって、死んでしまったとしても。
抵抗らしい抵抗もせず、ただ、私は待った。
「ほら、言ってみろ。今なら聞いてやる」
そんな風に優しく囁かれても、無理。
喉の隙間から僅かに空気を吸い込むことしかできなくて。
クラクラして。だんだん力が抜けていって。
それに気付いたのか、彼は手を緩めた。
途端に大量の空気が流れ込んできて、肺を侵す。
噎せて、崩折れて、座り込んだ私を見下ろす彼。
「…っ……せ…に」
苦しくて、涙で視界が滲んでいたから、私は視線を上げてみた。
ぼやけている彼の表情がわからなくて安心したら、
何故だか急に怒りが沸いてきた。
聞いてやる、だなんて。
心にもない言葉を吐く彼。
どこまでも私を傷つける。
だから、普段なら絶対に言えないような事を言ってみようと思った。
「どうせ、聞…っ気もないくせに…!」
言葉が喉に詰まる。
ゆっくりと思いきり息を吸い込んで、これでもう最後だと言わんばかりに、勢いだけで言った。
「愛してるか、聞いても答えてくれないでしょ。
自分が望む時だけ奪っておいて、私には何ひとつ残してくれない。
そんな人、私は要らない! 聞いてもらう事なんて、何もない!」
思いきり吐き出したら、少しだけスッキリした。
もう終わりにするんだから、最後ぐらい強気に出てもいいじゃない。
「――言いたいことはそれだけか?」
温度の感じられない言葉。
嗚呼、怒らせた。
条件反射のように身体が震える。
日常的に刷り込まれた感覚を、覚えているから。
自分の身体を抱きしめるようにして蹲ったまま、何とか頷くことだけはできた。
そうか、という彼の声が頭上で聞こえたかと思ったら、
引き上げられ、腕に攫われ、唇に噛みつかれた。
息をする間もないぐらいに吐息を奪われる。
「馬鹿かお前は。」
朦朧とした意識の中で、彼の呟きを聞いた。
「俺が欲しいと思った瞬間から、お前に拒否権なんてないんだよ」
「酷…っ」
「……やっぱり馬鹿か、お前は。」
痛みを感じるほど締め付けている腕とは逆に、声だけが優しい。
「ギブアンドテイク? ふざけるな。
与えられるのを待つなんて馬鹿馬鹿しい。
欲しけりゃ奪えよ」
…それが出来たらこんなにも悩んでない。
「…欲しがったら、くれるの?」
「どうなろうな?」
鼻で笑って一蹴された。
いつだってそうだ。彼は彼のやりたいようにしかしない。
私はそれに翻弄されるだけ。
私が何を言おうが、彼には関係のないことで。
「だったら頂戴。私のものになってよ。」
「…とっくにお前のもののつもりだけど?」
――え?
何を言っているのか、一瞬わからなかった。
だから思わず目線を上げてしまった。
彼と目が合う。
強い視線に捉えられる。縛り付けられる。
さも当然と言った風に。
今更何を言っているんだと訝しむように寄せられた眉。
「俺がお前に執着した時点で、そういう事だろう?」
解れよ、と呟いて、やっぱりお前は馬鹿だと言われた。
ちょっと待って。
じゃぁ何。
私は悩む必要なんて、なかった?
いや、でも、私には何もなくて。
言葉は貰えてないけれど。
それ以外は…彼の執着とやらは私に向いていて。
つまり、それは。
「私、愛されてるの?」
「さぁ?」
はぐらかされたけれど、いつもより優しい声。
こめかみに落ちる唇も、髪に差し込まれる手も。
震える身体をあやすように与えられる体温も。
「私のものだって、思っていいの?」
「自惚れてろ。」
それはどういう意味なのか、私には理解できないけれど。
一つだけ解ったことがある
もうどうにでもなれと思って決めた覚悟が
跡形もなく消し去られていた。
嗚呼もう。
離れられないじゃない。
以上でーす。
俺様男。現実に暴力的なのは嫌いだけど、狡いのも嫌だけど、
創作物で読んだりする分には、Sな感じは結構好みです。
でもそれって僕の愛なのーです。(ぴぴるぴるぴる…)
旦那様みたいな甘ーいのと、サディスティックなのと、
妄想するだけなら極端になってしまいますねー。
現実を見ろって感じです私(゜¬゜)