昨日は午前中は東京で会議だったので、
午後から半日年休を取って友人と「運慶」を見に行ってきました。
昔から何故か仏像は好きで、図書館で勉強したこともありましたが、
最近は少し遠ざかっていたので、仏像展は久しぶり~
東京国立博物館も久しぶり~
現在運慶作、あるいはその可能性が高いと考えられている作が31体。
そのうちの22体が集結。
運慶父子や慶派仏師の仏像も多数出展されていて、全部で74体が展示されているそう。
お天気の関係なのか、並ぶことなくすんなり入場できましたが、中はやっぱりたくさんの人人人・・・
以前TVで、お坊様が仏像展に展示する仏像の魂を抜いているのを見たことがあります。
魂は仏様の世界に一旦お帰りいただくのだそうですが、
それがわかっていても、荘厳な雰囲気で心が洗われます~
ワタシの見学スタイルは、
旅行でも美術展でも絵画展でも、下調べ無しで見たい物だけを見せていただくスタイルなので、
今回も、ほとんど下調べ無しで臨みましたが、それでも、運慶の素晴らしさは伝わってきました。
展示されている仏像はどれも時代を経て伝えられている、立派な仏像ですが、
運慶の作品は、『躍動感がある』と評されるのがよくわかる。
比べてみると違うものですね~
やっぱり本物って違うな~という印象。
当時の歴史的な背景を考え合わせると、どんどん興味が広がってしまう~
◆東京国立博物館 本館
当日券で本館にも入ることができたので、本館も見学してきました~
日本の古美術や工芸、歴史資料の広い展示室が25もあって、
疲れて来たから帰ろうかと思ってから、迷子になりました~ww
ふと、本館はどなたかのお屋敷だったのかと調べてみたら、
初代の国立博物館は、明治時代にJ・コンドルが設計。 ←東京駅に似てる~
関東大震災での被害後、昭和13年に昭和天皇即位を記念して会館したのが現在の本館なのだそうです。
渡辺仁設計で、コンクリート建築に瓦屋根を乗せた「帝冠様式」の代表作とありました。
『この中央階段の雰囲気が、横浜のホテルニューグランドに似ているね~』
などと話していましたが、今調べたらニューグランドの設計も渡辺仁氏でした~
そっか~ ←なんだか嬉しい~^^
来週24日にはお庭が公開されるので、是非その期間に・・・
と思っていたのですが、なりゆきで昨日になってしまったので、
雰囲気だけでもと思い、本館のガラス越しに撮ってきました~
と思うのですが、行き当たりばったり主義です~ww
何故だか仏像が好きなんです~
ヨーロッパのカテドラルも好きなんですが、
イエス様は馴染みが無いかも・・・
キリスト教のことはよくわからないけれど、仏像を見るとしっくりくるのは・・・DMAなのか、これが文化というものなのか・・・なんか染みついてるって気がするものね~。
そして、運慶、良かったです~^^
後姿も良かったです。
台座は後ろ側、手抜きしてあるのもあって、
それはそれで微笑ましいって言うか・・・
表慶館は洋風建築でステキですね。
実はまだ入ったことが無いんです。
機会があったら行ってみたいです~
ここまで揃ってるなんて、感動しました。
寺院ではほとんど真正面からしか、見れないのに
360度ぐるっと、後姿まで拝見できるなんて贅沢でした。
重厚な建築物は、好きです。
コンドル氏の建物は、大好きでいろいろ見ていますよ。
国立博物館の本館も、コンドルの弟子の片山東熊氏が設計の表慶館も素敵ですね。