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既刊のご案内 2020年5月新刊

2024-06-04 17:34:55 | 同人誌
2020年5月新刊  
ミマン警察 前編/中編/後編/完結
翔サトニノ潤
相葉
ご勝手設定で寮生活する5人の話です。 各400円
デート 前編/中編/後編
翔サト
ニノ潤
相葉
パラレル世界のアイドル嵐です。
しやがれのイカ釣りデートハニーズが可愛かったので、プライベートで翔くんつれて三人でって話です。
各400円
鬼滅隊2 前編/中編/後編
翔サト
ニノ潤
相葉
「嵐」という名前のチームを組んでいる、鬼滅隊のに5人がいたらこんな感じじゃないかな話です。明日、死んじゃうかもしれない人たちの刹那の恋。 各400円
5月新刊「デート」

<パラレル設定 現実とは相違しています>
大野 智  アイドルグループ・嵐のリーダー。メンバーとの距離感は近い。松本と仲良し。何故か波長が背合う。櫻井と付き合っているが、メンバー以外には秘密。
櫻井 翔  アイドルグループ・嵐のメンバー。世話好きのお父さん。意外と寂しがりやで、仲間はずれにされると拗ねる。大野と付き合っている。
相葉 雅紀 アイドルグループ・嵐のメンバー。空気が読めて、意外と何でも出来ちゃうポテンシャルの高い子。メンバー同士の恋愛は生暖かく見守っている。
二宮 和也 アイドルグループ・嵐のメンバー。松本と内緒でお付き合い中。独身ですよ。いろいろ深くは考えてはいけません。ここはパラレル(平行)世界です。
松本 潤  アイドルグループ・嵐のメンバー。二宮とはお付き合いしている。基本、持っているスターな男。


<立読み>
 週末、櫻井は大野と一緒に過ごしていた。
 二人でTVを見て、くだらない話をして笑い合う。
 いつもの週末だ。
 櫻井と大野は時間を見つけては、こういう何でもない穏やかな日々を過ごしている。
 大野はこの時間を気に入っていた。
 まったりしていると、ケータイが鳴る。
 トゥルルル……。
 突然響いた音に二人ともびっくりした。
「はいはい」
 大野は返事をしながら、電話を手に取る。
 通話を押した。
 電話に出る。
「もしもし?」
 相手に呼びかけた。
 なんとなく、櫻井に背を向ける。
 櫻井は電話の相手が気になった。
 だが、聞き耳を立てるのはマナー違反だとわかっている。
 できるだけ会話を聞かないようにした。
 しかし、隣にいるので自然と耳に入ってくる。
「うん。うん」
 大野は相槌を打っていた。
 その声はとても優しい。
「その日なら大丈夫」
 大きく頷いた。
 何かを約束している。
 櫻井はそっと大野の様子を窺った。
 大野は微笑んでいる。
 メラッ。
 櫻井の胸の中で嫉妬の炎が揺らいだ。
 相手が誰なのか、非常に気になる。
 それは程なく判明した。
「松潤がいいならそれでいいよ」
 大野の口から相手の名前が出る。
どうやら、松本と話しているらしい。
(なんだ、松本か)
 櫻井はほっとした。

『鬼殺隊2』

<設定>
鬼殺隊 鬼を殺すために作られた政府非公認組織。数百名からなり、隊士には階級がある。隊士は日輪刀と呼ばれる特殊な刀を持ち、それで斬ると日光に当たるのと同等の効果が生まれ、鬼が消滅する。実働する討伐部隊には名前がある。
鬼 人を喰らう人ならざる者。元は人間。ほとんど不死身の身体を持ち、血鬼術と呼ばれる特殊な能力を有する。弱点は日光。日光に当たると消滅する。日輪刀で首を落とされた場合も死ぬ。それ以外の方法では首を落とされても死なない。
大野 智  鬼殺隊の隊士。実働討伐部隊“嵐”の隊員。姉が鬼に殺された。
櫻井 翔  鬼殺隊の隊士。実働討伐部隊“嵐”の隊員。鬼殺隊の隊士。代々鬼殺隊の家系の長男。
相葉 雅紀 鬼殺隊の隊士。実働討伐部隊“嵐”の隊員。鬼殺隊の隊士。鬼に襲われた村の生き残り。
二宮 和也 鬼殺隊の隊士。実働討伐部隊“嵐”の隊員。鬼殺隊の隊士。鬼に襲われた村の生き残り。
松本 潤  鬼殺隊の隊士。実働討伐部隊“嵐”の隊員。鬼殺隊の隊士。稀血を持つため鬼に狙われる。

<立読み>
 あの祭りの日、智の人生は変わった。
 鬼に出会い、姉が殺される。
 それは智にとって許せないことだった。
 自分も力が欲しくて、櫻井家に通うようになる。
 鬼を倒す訓練を翔と一緒に受けた。
 櫻井家の嫡男である翔は智より一つ年下で、よくしてくれた。
 何かと世話を焼いてくれる。
 鬼殺隊のことはそこで知った。
 この世界には自分が知らないもう一つの世界があることを痛感する。
 智が10歳になる頃、訓練は過酷さを極めるようになった。
 終わった後には家に帰る気力も残らない。
 そんな智を見かねて、翔が住むこみを勧めた。
 智はその言葉に甘える。
 櫻井家には道場あった。
 そこで鬼狩りを目指すものたちの訓練が行われている。
 鬼と戦うことを想定した訓練は楽ではない。
 鬼を知っているものならその訓練も納得できる。
 だが、鬼殺隊を目指しながらも鬼と会ったこともない者もいた。
 高い給金に釣られて命をかける。
 そんな者たちには訓練は理解し難いものだった。
 智と共に訓練を受けている者も一人、また一人と脱落していく。
 しかしそれはある意味、優しさであった。
 死ぬことがわかっている者を送り出すほど非情ではない。
 最終的に残ったのは翔も入れて5人ほどだった。
 だがそれでも常よりは多いらしい。
 5人になってからの訓練はさらに過酷になった。
 身体は火照り、気は昂ぶる。
 訓練が終わった後も昂ぶった気持ちは静まらなかった。
 そんな自分を訓練生たちは持て余す。
 そんな時、他の訓練生がどうやって気持ちを落ち着かせているのか智はたまたま知った。
 金があるものは女を買いに行くらしい。
 それが出来ないものは手っ取り早く仲間と扱きあったりしていた。
 智は女を買いに行くなんて面倒なことには興味がない。
 だが、扱きあうくらいならいいかと思った。
 それなら相手は翔だろう。
 他の訓練生では嫌だと思った。
 誘うと、あっさり翔は乗ってくる。
 翔も他の訓練生がそういうことで発散しているのは知っていた。
 問題を起さない限り、翔の父は訓練生の行動を黙認している。
 楽しみが何もないのは心を疲弊させることを翔の父は知っていた。
 翔と智は隠れて密会する。
 最初は互いの雄を扱き合うだけだった。
 自分の手でするより、気持ちがいい。
 だが次第にそれでは足りなくなる。
 最初に唇を重ねたのはどちらだったのか。
 覚えていないが、いつからか二人は口を吸い合うようになっていた。
 口付けながら、翔の手は智の身体に触れる。
 胸を撫で、乳首を摘まれた。
 指の腹で擦られると、身体がゾクッとすることに智は気づく。
 それは紛れもなく快楽だ。
 そんな自分に戸惑う。
 しかしそれも一、二回のことだった。
『ミマン警察』
<設定>
大野 智  警察学校の2年生。同室の生徒が辞めたため、二人部屋を一人で使っている。こっそり櫻井と付き合っている。
櫻井 翔  警察学校の2年生。相葉と同室。大野を放っておけずなにかと世話を焼くうちに関係を持つ。逢瀬は基本、大野の部屋。
相葉 雅紀 警察学校の2年生。櫻井と寮で同室。大野と櫻井の関係はなんとなく気づいているが、素知らぬふりをしている。
二宮 和也 警察学校の新入生。寮は松本と同室。入寮初日から松本と揉める。生真面目な松本をちょっと面倒くさいと思っている。
松本 潤  警察学校の新入生。寮は二宮と同室。入寮初日から、自分の荷物を片付けるより先にゲームを始めた二宮にいらつく。強引に部屋を片付けさせる。

<<注>> 元になった映画と都合よく混ぜたので、日本の警察学校とはシステムが異なります。日本の学校は採用者の訓練なので給料も出るし、6ヶ月か10ヶ月の期間です。でも、先輩後輩関係を出したかったので、2年制ということで。専門学校的な感覚で捕らえてください。

<立読み>
 二宮は正義に燃えるタイプではなかった。
 だが、心の中では人を助け、感謝されたいという願望がある。
 なにせ、RPGを頑張れるのはエンディングで「世界を救ってくれてありがとう。勇者カズナリ」と言われたいからだ。
 しかしそれはゲームの中の話だ。
 現実では平穏無事な人生を送りたいと思っている。
 しかし運命の輪は和也の意思を無視して回り始めた。
 気づけば、警察学校にいる。
 警察官になるようだ。
(マジかよ)
 二宮は心の中で愚痴る。
 全寮制なのも厄介だ。
 寮は全て二人部屋で、プライベートはない。
 だだでさえ気が重いのに、同室の人間とは気が合いそうになかった。
「何故、この状態でゲームなんてできるんだ?」
 同室の松本は心底呆れた顔をする。
 しかめた眼差しの先にはダンボールに入ったままの二宮の荷物があった。
 今日引っ越してきた二宮は、荷解きが面倒になって放置している。
 ゲーム機を取り出して、遊び始めた。
 幸いベッドは二段ベッドで、寝るだけなら問題ない。
 荷物は必要になったら、必要になったものを取り出せばいいと思った。
 松本にもそう説明したが、ますます顔をしかめられる。
「自分ひとりの部屋なら、好きにすればいい。だがこの部屋はオレの部屋でもある。いつまでもダンボールを積まれているのは迷惑だ。荷物はちゃんと出せ」
 叱られた。
「嫌だよ。面倒くさい」
 二宮は断る。
 やる気はすでになかった。
「……」
 松本はさらに眉をしかめる。
「面倒くさくてもやるんだよ。共同生活とはそういうものだ」
 二宮を追い立てた。
「え~」
 二宮は心底嫌そうな声を出す。
 だが、松本は譲らなかった。
「手伝ってやるから早くしろ」
 二宮を急かす。
「え? 手伝うの?」
 二宮は驚いた。
 手を貸すなんて言われるとは思っていなかった。
(自分に関係ないのに、お人よしだな)
 心の中で呟く。
「なんで手伝ってくれるの? オレに気があるの?」
 二宮は尋ねた。
 意外とモテることを自覚している。
 言い寄ってくる中には男もいた。
「は? まさか」
 潤は鼻で笑う。
「一人でやらせたらいつまでも終わらないだろ。さっさと片付けて箱をなくしたいだけだ」
 ダンボール箱を指差した。

<申し込みはメールで mi.sa@chive.ocn.ne.jp までお問い合わせください。詳細をお知らせします


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新刊発送しました。

2024-06-04 17:22:37 | 同人誌

日曜日にホストに投函、月曜日に集荷で発送してあります。

楽しんでもらえたら嬉しいです。^^

 


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