西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

島根県の温泉・立久恵峡温泉

2008年05月15日 | 島根県の温泉
 
立久恵峡温泉 御所覧場
夕べは出雲市駅前・今市町を深夜まで徘徊し
出雲・そば焼酎」を堪能してしまいました。
淡麗スッキリの口当りでスイスイ飲けるもんだから
二日酔いを心配したけどスッキリお目覚め。

出雲市から国道184号を車で20分、「出雲の層雲峡」或いは
「山陰の耶馬溪」と賞される立久恵峡にやって来ました。


ここには松江藩七代藩主・不昧公の別荘跡地に立つ
渓谷の宿「御所覧場」があります。今朝イチの温泉は
こちらの外湯、渓流沿いにある眺望の良い露天風呂です。

[露天入口看板]

国道脇駐車場からの展望。右下看板のアップが下の写真。


[観光案内図]

かつては山岳仏教の僧が修行した深山幽谷の仏境地。

[露天への小径]

上の看板前から左の小径を下っていくと湯小屋が。
右の小径が女湯。

[露天入口]

てっきり白いドアが湯小屋入口と思って開けてみるとそこはトイレ。
入口は左側の引き戸でした。

[脱衣所]

棚にカゴのみ。鍵付ロッカーはなし。
左側障子っぽい部屋から灯油の臭いが...
丁度、小型タンクローリーからボイラー用A重油を補給中でした。

[成分表]

泉質は含砒素石膏食塩泉。リウマチ他婦人病に効能があるとか。


[露天浴槽]

左の坪湯みたいな囲い浴槽が一段とぬるめ。
露天の宿命ですが、虫や枝・落葉が浮いてます。

[渓谷に面して]

渓谷美を愛でながらの朝風呂、これまた一興。

[洗い場]

小生が奥で洗髪中、無人と思い込んだ掃除のおばちゃんが
鼻歌交じりに入って来、程なく当方に気付き
「失礼しましたッ」と叫びながら飛び出して行きました。
別に構いませんけど...

[加熱・循環・消毒]

残念ながら加温・循環・塩素剤使用で、これと言った特徴の無い湯。

[2005年秋の写真]

前回ツーリング時の写真。神戸川上流に約2kmにもわたって
高さ100mもの奇岩柱石がそそり立ってます。
「マップル」にも"走るなら秋が絶対オススメ"とのコメントが...

近くには県立自然公園立久恵峡わかあゆの里
立久恵峡ユースホステル(Y.H)もあります。


立久恵峡温泉 御所覧場
  島根県出雲市乙立町5269
  (0853)45-0211
  入浴時間 AM7~PM10
  入浴料金 500円
  http://www.green21.com/syukuhaku/plan/gosyoranba/

島根県の温泉・湯の川温泉

2008年05月09日 | 島根県の温泉


湯の川温泉・ひかわ美人の湯

群馬県・川中温泉、和歌山県・龍神温泉と並び
日本三大美人湯のひとつに挙げられる
「湯の川温泉」にやってきました。

国道9号「道の駅・湯の川」前の信号から南へ1分、
出雲空港や山陰道・宍道I.Cからも5分とアクセスの良い温泉郷です。
"出雲大社"へも18km、車で25分と周遊圏。

大きな露天風呂を持つ「四季荘」は数年前に入湯済でして、
今回は、こちらも露天自慢の「いりすの丘・ひかわ美人の湯」
を訪ねてみることにしました。

[外観]

「出雲いりすの丘」と言う広大な農業公園の一画にある温泉。

「出雲いりすの丘」は動物との体験型ふれあいパークですが、
残念ながら2008年3月末をもって温泉以外の施設は休園。
詳細は→こちら

[温泉棟入口]

「青空市場」なる土産物・売店コーナーを抜けて温泉棟へ。

地元産豚肉ソーセージやヨーグルト、斐川町内収穫ぶどうの
自家製デラウェアワインなどが自慢の一品とか。

[番台]

受付にエプロンおじさん。奥に藍染の「湯のれん」

[成分表]

美人湯の泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉。

[脱衣洗面所]

ピンボケ、ひどい手振れ。
脱衣ロッカーは男女各66ケもあるんだそうです。
内湯と脱衣ロッカーは黒で統一。

[内湯と洗い場]

この日は休日で多くの入浴客が、でも内湯は無人。
やはり皆さん露天ですか。

[湯口]

内湯は加熱・循環・塩素剤使用の三大迷湯。
露天風呂は源泉掛け流しを強調してましたが...

[ボディ&ヘアシャンプー]

今はどこもポンプタイプの液状石鹸だけど、
昔は黄色い楕円のタマゴ石鹸だったよねぇ。 ←ふッるぅ~

[露天風呂]

手前屋根の下には打たせ湯、奥は石造りの温め浴槽。

ふ~ん、これが三大美人湯なんだ、期待はずれって感じ。
記憶ではもっとヌルスベ度が高かった気が...

[露天風呂]

岩風呂の周りにトドの様に寝そべる諸兄。
八上姫の美人湯伝説」の夢でも見てるんでしょうか?


[2F休憩所]

畳敷きの広間。マッサージ機も多数設置。

[出雲蕎麦]

湯上りにちょっと遅めの昼食「出雲・割子そば」550円なり。
お味の程は??????

気を取り直して、ここらで軽く一杯。
出雲名物探して夜の今市町でも散策しますか。

湯の川温泉・ひかわ美人の湯
  島根県簸川郡斐川町大字学頭3646-1
  (0853)72-5526
  入浴時間 AM10~PM9:30
  入浴料金 500円
  http://www.iris-no-oka.com/onsen/

島根県の温泉・塩ケ平温泉

2008年05月08日 | 島根県の温泉
塩ケ平温泉・まめなかセンター 
国道54号線沿いにある掛合町公民館内にある温泉です。

消防署と同じ敷地内にあり、健康増進目的のトレーニング室があり
エアロバイクやベルトランなどのマシントレーニングも出来ます。

着いたのが12時で温泉入浴は3時から。
トレーニング室は開いてるけど、温泉抜きは在り得ないし。
次回にしようか迷った挙句、事務室内のおじさんに声を掛けてみました。

この管理人さん丁度、昼食のカップ麺食べ終えテレビ観てた所で、
小生を怪訝そうに眺め「お湯溜まってないけど、いいの?」
で、写真撮影O.Kの運びとなりました。


[外観]

交通量の多い幹線道路沿いで、赤い幟が無ければ
うっかり見落としてしまいそうな目立たない建物。

[玄関]

消防署と向かい合わせになってます。
幟の「黄金の湯」、いいですねぇ~、有馬温泉みたいで。

[利用案内]

玄関ドアの貼り紙。休(館)日←駄洒落なんでしょうね。
お酒好きな人が多いのかな?

[受付ロビー]

奥のドアが事務室入口。
浴室・トレーニング室は右に降りていきます。

[湯のれん]

塩ケ平温泉ですが、のれんは「まめなか温泉」
泉源は100mほど上流にあるんだとか。

[成分表]

泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉。
火傷切り傷慢性皮膚病に効能ありとか。
もちろん源泉100%掛け流し。

[男湯浴室]

浴室入った途端、鉄錆臭が鼻腔直撃。
床タイルの変色度は聞きしに勝るものです。

手前小さいドアが2人用サウナ。

[男湯浴槽]

カラの浴槽見ることも稀なんですが、この鉄錆色のコーティングはお見事。


[男湯洗い場]

白いタオルなんかすぐ染まっちゃうんでしょうね。
浸かってみたいなぁ~、でも3時間も待ってられないしぃ~。

[女湯浴槽]

管理人さんは、撮影中ずっと笑顔で説明してくれてましたが、
目は「こんな物撮ってどーすんの?」みたいでした。
すいませ~ん、わがまま言って。

未入湯のまま心残りではありますが
次回再訪を期しておいとましました。



塩ケ平温泉・まめなかセンター
  島根県雲南市掛合町大字掛合821-1
  (0854)62-0231
  入浴時間 PM3~PM8(月曜休館)
  入浴料金 300円

島根県の温泉・頓原ラムネ温泉

2008年05月07日 | 島根県の温泉
頓原ラムネ温泉 
大分・長湯のラムネ温泉以外に同名の温泉があるとは驚きです。

場所は国道54号(通称:出雲神話街道)を宍道方面へ、
頓原郵便局の信号を右折し1kmほど頓原川沿いを遡った所。

旧琴引荘が民営化され、グループホームを併設し
頓原リフレッシュセンターとして昨年4月に営業を始めたそうです。

[外観]

開業1年の真新しい建物。
ルーツを辿ると太古の昔、大国主命(おおくにぬしのみこと)が霊泉発見、
地元の事業家が明治16年に湯治場として「塩ケ口温泉」を開いたとか。

   [玄関]
   
   右手に駐車場、そして棟続きにグループホームがあります。

     [受付フロント]
     
     正面カウンターの中に居るのが管理人さん。
     色々説明して下さり無人の女性浴室やら
     貯湯タンクやら見せて貰い感謝です。

[湯のれん]


小生がこの日一番客らしくまだ閑散と...

   [脱衣所]
   
   コンパクトだけど必要な物は揃ってますね。
   掃除も行き届いてる感じ。

     [成分表]
     
     明治時代、この炭酸泉は瓶詰めにされ
     大阪方面に出荷されてたそうです。
     現在、飲用許可は得てないけど「胃弱・呑酸」に効果大とか。

[女湯浴槽]

どうです、黄金色に輝くこのお湯。ヒデキ、感激ィ~!!! ←古ッるぅ
      [女湯浴槽]
      
      女湯浴槽の方が若干大きいそうで、ガランも4つあります。

[男湯浴槽]

言われてみれば少し小さいかな? で、ガランは3つ。

ここの源泉は2~3週間に一度必ず止まり、
一晩で自然回復し、再通直後は薄黄緑色のお湯が出て
泡付も一番強烈なんだとか。

      [男湯浴槽湯口]
      
      無色透明の源泉が空気に触れ泥色に変わって行きます。
      口に含むと鉄サビと土臭さが混じったような味でした。
      使用温度は38~40℃とやや温めで、
      久々に高濃度炭酸泉に入り泡付を堪能。

[浴室壁の説明書き]

泉源は約1.5km上流の塩ケ口鉱泉で、泉温15℃。
炭酸泉に入浴すると体内に炭酸ガスが吸収され
全身の血管が拡張され血流が良くなるんだって。

   [休憩所]
   
   軽食コーナーや地場農林加工品販売コーナーを設けるため
   近々増築する予定とも伺いました。
   
   三瓶山周辺には数多く温泉があるけど
   これほど炭酸濃度の濃いお湯は見当たりません。
   
   温めのお湯なのに、小生暫らく汗が止まりませんでした。
   管理人さん曰く「近所の年寄りは、真冬でも湯上りは裸足で帰って行く」
   とか。
   
   恐るべし頓原ラムネ温泉.....



頓原ラムネ温泉
  島根県飯石郡飯南町頓原1070
  (0854)72-0880
  入浴時間 AM10~PM8
  入浴料金 300円

島根県の温泉・湯屋温泉 子安華湯館

2008年05月06日 | 島根県の温泉
湯屋温泉 子安華湯館
伊木温泉から10分足らずの所にある
金城三名湯のひとつ「湯屋温泉・子安華湯館」を訪れました。

湯屋温泉と言えば施設面で充実している
リフレパークきんたの里」が有名ですが敢てこちらを選びました。

生ハーブを蒸したアロマミストサウナやヨーロッパ風庭園のジャグジーとか
小生には全く似つかわしくないもので...

[全景]

見晴らしの良い高台に位置し周囲はのどかな里山風景。

[入口]

寺社風な入り口。入ってすぐ左に受付、右手に休憩室。

[営業案内]

土日のみ食事処も営業してるとか...

[休憩所]

両脇に長椅子、真ん中にストーブが... 個人病院の待合室みたい。 

 [湯のれん] 
先客一人と入れ違いでまたもや貸切湯に...

[成分表]

正式には"今田湯屋温泉" 
単純弱放射能冷鉱泉で源泉温20.3℃、pH8.2
アトピー他皮膚病に良く効くとか。

[脱衣所]

脱衣かご、あと鍵付は無かった様な、記憶曖昧です。

[浴室]

大きく窓がとられ明るい浴室。
無色透明無味無臭で柔らかめ以外これと言った浴感はありません。

[湯口]

竹筒からは源泉と思しき冷泉が落ちてます。
ちょこんと招き猫の姿も...

[浴室からの眺望]

目隠しはおろか生垣や塀が無いので、街中の温浴施設のそれよりも
よっぽど露天風呂の雰囲気味わえますよね。
他に誰も居なかったので窓全開で写真撮影。
お陰でレンズ曇りなし。

[温泉由来]

源泉を利用して純天然アルカリイオン水「金城の華」としてネット通販してるそうです。

この後、県道41号を浜田道へ向かっている途中、
金城中学前でネズミ捕り実施中。危ういところでセーフ。
で、記念にとカメラ用意してたら島根県警官が
こちらを注視、歩み始めたので一目散です。
な~んも悪い事してないのに、なんで逃げる...?


湯屋温泉 子安華湯館
  島根県浜田市金城町下来原1425-2
  (0855)42-0021
  入浴時間 PM2~PM9(平日)
         AM10~PM9(土・日・祝)
  入浴料金 400円
  http://www.kankou-hamada.org/modules/guide/view_detail.php?id=1045

島根県の温泉・伊木の湯

2008年05月01日 | 島根県の温泉
伊木の湯
本日1湯目は「伊木の湯」の一番風呂と決めて
早起きしてやって来ました。

浜田市内からさほど遠くないんだけど
エライ山奥に来たって感じですね。


[国道186号脇の看板]

"伝説"の二文字にそそられます。

[伊木の湯全景]

地区の公民館的な施設でしょうか。

[浴舎上の看板]

ふるさと創生資金とか宝くじ助成金を充てて建設したとか...

「お風呂お願い出来ますか?」
「今沸かしとるからチョット待っとってね」と愛想の良いおばちゃん。

[利用案内]

このタイトな営業時間がまた秘湯度を高めてますよね。


[脱衣所]

朝10時前、勿論一番乗り。
背中で「お湯、熱かったら水入れんさィ~」と、おばちゃんの声。


[浴室]

3~4人サイズのポリ浴槽がひとつ。
薄茶色に光るお湯、期待出来そう。
が、手を入れると激熱。
早速冷たい源泉をザンザン投入...  暫し待つ。

[浴槽]

程無く頃合いになったので湯船の縁で掛け湯してると突然、
先程のおばちゃんが外から窓を全開にし上半身乗り出して来て、
手にした大きな捕虫網で浴槽内の赤い物体を掬い上げ始めたのにはびっくり。

[酸化鉄]

後で、湯の華が塊化した「酸化鉄」だと解かり腰砕け状態。
脅かさないで下さいよ、ったくぅ。

[手書きのシャンプー]

暫らくして浜田市内で小料理屋を営んでると言う、
二の腕にワンポイントマークを彫った恰幅の良いおじさんが入ってこられ、
あれこれ30分くらい温泉談義で盛り上がりました。
毎日曜日には欠かさずこちらへ朝風呂に来てるとか、
次に入湯予定の湯屋温泉の情報とか地元温泉通ならではの内容でした。

風呂上りには隣接の休憩所で冷たいお茶とゆで卵のサービスが。
Ph4のキシキシ酸性泉と冷えたお茶でしゃきっとして次の温泉を目指します。



伊木の湯
  島根県浜田市金城町七条口195
  (0855)42-0469
  入浴時間 PM2~PM8(水・土)
         AM10~PM8(日曜)
  入浴料金 300円
  http://www.kankou-hamada.org/modules/guide/view_detail.php?id=1047