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長岡技術科学大学 山本研究グループ

長岡技術科学大学 生物系 山本麻希 研究グループのHPです。

所さんの目がテン!で紹介したアースリターンシートについて

2015-05-31 07:07:16 | 日々ブログ

5月31日の7:00~放送し所さんの目がテンのイノシシ対策に協力しました。

本日の放送では電気柵の漏電を防ぐために、電気の流れる防草シート「アースリターンシート」を御紹介しました。

こちらのシートは、電気が流れるため電気柵の電圧を下げず、

なおかつ、草が伸びないようにするという2つの目的を叶えるために

長岡市にある湊屋さんという繊維業の会社と電気柵の専門企業のファー夢エイジさんに

声をかけて誕生したものです。

 

アースリターンシートは、現在、港屋さんのHPで紹介しています。

ご興味のある方は是非下記HPをご覧ください。

http://www.minatoya.co.jp/

 


特定鳥獣保護管理計画の策定者を対象とした研修会(カワウ) -開催案内-

2012-10-10 14:10:33 | 日々ブログ
NPOバードリサーチさんが実施される

環境省平成24年度鳥獣保護管理に係る人材育成・活用業務

平成24年度カワウ保護管理の先進事例等に関する研修会

がついに今年長岡市で開催されます!

この研修会は年に2~3回、日本全国各地で実施されている
大変質の高いカワウの特定鳥獣保護管理に関わる人材育成のための
研修会です。

とはいえ、行政担当者だけでなはく、現場でカワウの被害対策をしている漁協さんや
水試の研究員さん、カワウに興味のある人なら誰でも参加できます。

今回の講師は、カワウの伝道師こと山梨県の水産技術センターの
坪井潤一氏をはじめ、私も講師として参加しいろいろな事例を
御紹介させて頂く予定です。

また、現在、私どもが検証を進めている粗朶を使ったカワウの隠れ家の現地見学や
新潟県最大のコロニー十日町市の小根岸にてドライアイスによる繁殖抑制の模擬実施や
ビニールテープ張りによるねぐら除去実習なども開催されます。

大変中身の濃い研修ですので、カワウの被害に悩まれている方からの
御参加を心よりお待ち申し上げております。

下の小さい画像をクリックすると大きな画像が見られます。




申込先は

特定非営利活動法人バードリサーチ
〒183-0034 東京都府中市住吉町1-29-9  
Tel & Fax: 042-401-8661
担当:加藤ななえ kato7”アットマーク”bird-research.jp

まで。
申込み〆切は10月22日です!




粗朶を利用した漁礁の潜水調査リポート

2012-06-27 12:18:11 | 日々ブログ
わたくしどもの研究室では、カワウによる漁業被害の軽減に向けた
研究活動を行っています。

そのテーマの一つとして、粗朶沈床の構造を利用した漁礁を川に沈め、
魚の生息環境を改善し、カワウの捕食からの逃げ場所を作るという
研究があります。
この研究は全国内水面漁連からの委託調査として新潟県内水面試験場と
共同研究で行われています。

一昨年度11月小出駅の前の魚野川に第一号の漁礁を設置したのですが、
昨年の豪雨災害で埋もれてしまい、調査が続行できなくなってしまいました。

そして、昨年11月もう1つ新たに南魚沼市にある浦佐駅のすぐ近く
浦佐大橋下流に新しい粗朶漁礁が設置されました。

昨年1月にも雪上から設置状況の調査を行いましたが、
今年ようやく融雪水も減ってきて、潜水調査ができる季節となってきたので、
新潟県内水面試験場資源課の皆様とうちの研究室のメンバー総勢6名で
粗朶漁礁の現地調査を行いました。



川の水が減っていて粗朶が設置しているのが目で確認できます。



昨日は新潟県は快晴でとても暑かったです。
みんなドライスーツを着用しての調査、暑さで脱水気味。
オレンジと黒のドライスーツを着ているとアルマゲドン部隊です。
近くの幼稚園児が橋の上から、先生~あの人達なにしてるの?
という感じで指を差して不思議がっています。

今回は主に、粗朶についているお魚の目視観察、そして、電気ショッカーを
用いて、粗朶付近にいるお魚の採捕、水深や流速、砂礫の堆積状況の調査を
行いました。

写真は電気ショッカー採捕の様子。
電気で浮かんでくる魚を下流から網ですくおうとしているところ。



目視観察では、ヤマメの稚魚やアユの稚魚の群れ、
カジカなどが周辺で観察され、
漁礁の空間の内部で大量のウグイが休んでいるところが観察されました。
粗朶の丸太にはアユのはみ跡もたくさんついており、
意外とアユが粗朶を気に入ってくれているようだということがわかりました。

水中で見るヤマメはパーマークがくっきりでとても愛らしい!!

粗朶は岸側は埋まっていましたが、流芯部はそれなりに堆積も少なく、
とくに内部の空間が良好に維持できていて、そこをウグイたちが
よく使ってくれていたので、一応の効果は期待できそうです。

次の調査は明日!
今度は学生がつくってくれたカワウ模型をつかって、
魚が逃避行動を取るとき、
ちゃんと粗朶を利用してくれるかを調べます!

調査が終わるまでドライスーツに身を包んだ私達。
魚野川の水温はまだわりとつめたいので、
ずっと使っていると寒いくらいなのですが、
一度陸に上がると脱水症状になりそうな暑さです。
汗でくっついたドライスーツはとんでもなく脱げにくい!

ということで、うちの学生にドライスーツをひっぱってもらわないと
脱げないでジャミラ状態になった教官のショットで報告を終わります。



明日もがんばるぞ!



粟島クリーンアップ作戦

2012-05-21 13:52:20 | 日々ブログ
本年度の粟島クリーンアップ作戦の正式案内が村から参りましたので、
ご連絡します。

日時 6月17日(日) 11:20~12:50

参加費3300円
参加費には、往復船料金、昼食、保険料、温泉代金が含まれます。
ただし、17日午後2時発の高速艇で帰る人は別途高速料金をお支払い下さい。

持ち物 飲料水、雨具、気上げ、入浴用具等(マイ箸持参歓迎!)
服装など 長袖、長ズボン、帽子、長靴等作業に適した服装

なお、例年島から送られてくるチラシのデジタルファイルがそのうち送られてくると
思うので、また、こちらに情報がきましたら、転送します。

例年通り、6月16日より島に入り、集落センターで宿泊し、BBQを実施します。
御参加頂ける方は、宿泊費+食費+飲み代込みでたぶん2500円程度だと思います。
昨年、酒を各自持参にしたところ、酒量が足りず、悲惨な事態に陥ったので、
今年は技大である程度のお酒を準備しますが、またもや足りなくなるかもしれないので、
お酒の持参は常に大歓迎です。

技大メンバーは、6月16日10:30発岩船港のフェリーで島に入り、
17日夕方のフェリーで島を出ます。
16日はBBQなど荷物が多くなるので、運搬の手伝いが出来る人は
岩船港に少し早めに御集合して、お手伝い宜しくお願い致します。

OBは別ですが、各大学の参加者は一人がまとめて情報をいただけると助かります。
また、山本が思いついた人をメールアドレスに入れておりますが、
粟島にゆかりの深い人、誘ってみたい人がいたら、適宜、情報を転送して下さい。

なお、参加申込み〆切は、5月31日厳守でお願いします。
(島への申込みが1日なので。)
参加希望者は山本までその旨ご連絡下さい。

十日町カワウドライアイス作戦

2012-04-26 11:25:48 | 日々ブログ
カワウの十日町ドライアイス作戦が連日熱いです。

3月にまだ2m以上雪の残る十日町の田んぼの上を除雪された道から巣のある
河畔林まで21尺脚立を運搬している様子。

この日は天気が良くて熱かった。
しかし、21尺は5人で持っても結構重い。


倒れる学生。


必須アイテムはかんじき。
でもそれがなぜか脱げる脱げる・・・
なかなか大変です。

運び終えてカワウが巣を作り出すと、今度はドライアイス投入です。

うちのF田くんが今年改心の出来のカワウの写真を撮ってくれたので御紹介。


腰パッチもくっきり!綺麗な繁殖羽の出ている親鳥です。

しかし、十日町の巣は樹が結構たかいので、
ドライアイス投入をしているのは常に高所作業。


天気がよい日はいいのですが、
天気の悪い日は、ホントに悲惨。

今のところ雨や雪が降らない日はわずか2日しかありません。
あとの4日は暴風雪雨に見舞われております。

これはたまたまとても天気がよかった先日の24日の作業の後の写真。
京都府の行政の方が同行されていて、撮ってくれました。
自分たちだけの作業だとなかなか記念撮影なんてしないので、
めずらしい3ショットです。



小さな写真はクリックすると大きな画像が見られます。

カワウのドライアイス作業は予定数のようやく半分が終わりました。
あと半分!
今年は繁殖が遅いので5月に突入です。

GWもがんばるぞ!!!