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韓国エンタメ情報 『コン・ヒョジン』

2007-04-13 21:15:53 | 注目の人物

今回ご紹介するのは、ドラマ『サンドゥ、学校へ行こう』でRain(ピ)と共演したあの人・・・P0000016_164303_sta50w600

コン・ヒョジンです。

『サンドゥ~』でコン・ヒョジンを初めて見た時、スラリとした肢体に愛嬌ある童顔が印象的でした。でも彼女が既に韓国で大人気の若手演技派女優だとは、想像しませんでした。しかし、その自然な演技とドラマの世界に引き込まれ、回を追うごとにどんどん可愛く見えてきて、最終回の頃には私もすっかりファンに! 「コン・ヒョジンって、さわやかで親しみやすいよね」なんて、周囲に吹聴していたのです。

コン・ヒョジンは、1980年生まれの27歳。モデルとして芸能界入りし、CM出演を経て、1999年映画『少女たちの遺言』で女優デビュー。2001年には、『火山高』でワイヤーアクションに挑み、『ガン&トークス』では殺し屋に依頼する女子高生という個性的な役柄を演じ、鮮烈な印象を残します(この2作品で映画賞にノミネート)。2002年、『無分別な妻、波乱万丈の夫、それから太拳少女』でつ
いに映画初主演を果たします。

テレビドラマでは、2001年『華麗なる時代』で新人賞、2002年『勝手にしやがれ』で人気賞を獲得。2003年、『サンドゥ、学校へ行こう!』では、二人の男性の間で揺れる心情を繊細に表現、優秀演技賞とベストカップル賞を受賞。「サンドゥ中毒」なる言葉も生まれる人気ドラマとなりました。

同じ事務所のチョン・ジヒョンに比べ、まだ日本での知名度はそれほどありませんが、韓国では、メロドラマからコメディまでこなす演技力が、高く評価されています。

中学高校時代にはオーストラリアへの留学経験があり、それが彼女独特の中性的でクールな個性、スケール感のある演技、裏表のない率直な人柄を培ったそうです。これまで、警察官、チアリーダー、バス車掌、教師など、幅広い役柄を表情豊かに演じてきました。

とりわけ、コン・ヒョジンが演技者として最も力を発揮するのは、「泣き」の芝居です。子供のように「うわあぁぁーーん、え~ん、え~ん!」と体をはったド派手な大泣きは、見るものの心を激しく揺さぶります。

『勝手にしやがれ』『雪だるま』『サンドゥ』と続く「コン・ヒョジン3部作(勝手に選定)」では、けなげなヒョジン嬢にもらい泣き必至。二十歳過ぎても三つ編みが似合う愛らしさと、明るい笑顔も大きな魅力です。

ところで27歳ともなれば、気になるのが恋のお話。ウォンビン、クォン・サンウ、キム・スンウ、キム・レウォン、イ・ドンゴン、ヤン・ドングン、チソンなど共演者にも恵まれていますが、中でも映画『品行ゼロ』とドラマ『華麗なる時代』で共演したリュ・スンボムとのロマンスが有名です。二人は2002年に交際を公表。「ネチズンが選ぶお似合いカップル」にも選ばれました(翌年破局)。その後、Rain(ピ)との関係も、一時取り沙汰されました。

現在は、リュ・スンボムとの復縁説がマスコミを賑わせています。映画『家族の誕生』では、ヒョジン自ら監督にスンボムの出演を推薦し、再共演を果たしています。彼女は友人関係を強調しながらも、「慎重にしてます。でも男女の事なのでどうなるか(笑)」とコメント。二人の今後が気になります。

「サムチャン=ケンカ上等」な役柄を得意とするコン・ヒョジン。最近は、年相応の落ち着いた役柄にも挑戦しています。ドラマ『ありがとうございます』では久々にTVに復帰。エイズを扱う内容や、チャン・ヒョク除隊後初のドラマとあって注目を集めましたが、シングルマザーに扮したコン・ヒョジンの真に迫る演技が、視聴者の関心を呼んでいます。ハン・ガイン主演の『魔女ユヒ』との熾烈な視聴率争いでも話題となりました。

ファッションにも造詣が深く、ファッションリーダーとして同性から絶大な支持を集めている彼女には、ファッションデザイナーというもう一つの夢があります。しかし、カン・ドンウォンと共演した映画『M』の公開も控え、女優として多忙な今、その夢がかなう日は、まだ遠いようです。

「人は、去る時に去るのよ。遅くなると人生に疲れるわ。私は嬉しいわ。新しい土地で新たな歴史を刻もう」

これは、『勝手にしやがれ』の最終回で彼女が言った、私の好きなセリフです。

春は、はじまりの季節。この春、新たな場所でスタートをきった方、コン・ヒョジンの演じた役のように、一途に前向きに、進んでいきましょう。ヨロブン、ファイティン~(皆さん、頑張って)!

コン・ヒョジン プロフィール

【名前】コン・ヒョジン Kong Hyo Jin  
【生年月日】1980年4月4日
【出身地】ソウル
【身長/体重】172cm 48kg
【学歴】豪州 John Paul College、世宗大学映画芸術学科休学中
【血液型】A型
【家族】両親と弟
【趣味/特技】コンピューターゲーム、水泳、ヨガ、テニス/歌
【デビュー】1999年 映画『少女たちの遺言』(原題:女高怪談2)
【公式HP】http://noakorea.asia/star/khjin/ (韓国語サイト)

【所属事務所】NOA ENTERTAINMENT

【好きな言葉】真実に生きよう

【出演作】
◎ 映画
1999年『少女たちの遺言』
2001年『ラスト・プレゼント』、『ガン&トークス』、『火山高』
2002年『緊急措置19号』、『品行ゼロ』、『サプライズ』、『無分別な妻、波乱万丈の夫、それから太拳少女』
2005年『天軍』
2006年『家族の誕生』
2007年『M』

◎ ドラマ
1999年『家門の栄光』、『ペパーミント』     
2001年『華麗なる時代』、『愛しなさい希望なく』
2002年『勝手にしやがれ』
2003年『雪だるま』、『サンドゥ、学校へ行こう!』
2004年 モバイルドラマ『五つの星』
2005年『乾パン先生とこんぺいとう』
2007年『ありがとうございます』

【受賞歴】

2001年SBS 演技大賞 ニュースター賞 (華麗なる時代)、第22回青龍賞助演女優賞(ガン&トークス)
2002年 MBC 演技大賞 人気賞(勝手にしやがれ)、第38回百想芸術大賞 新人演技賞 、第39回大鐘賞助演女優賞(火山高)
2003年 KBS演技大賞 優秀演技賞、ネティズン賞、ベストカップル賞(サンドゥ、学校へ行こう!)

* この記事は、まぐまぐ発行のメールマガジン「韓国エンタメ!KoreaKorea」で発表した内容を再編集したものです。

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