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重陽の節句(菊の節句)

2010年09月08日 | その他

9月9日は、重陽の節句です。

重陽の節句の起源は、古来中国にさかのぼります。

古来中国では、奇数は良いことを表す陽数、偶数は悪いことを示す陰数と考え、
その奇数が連なる日をお祝いしたのが五節句の始まりとか。

正月7日(七草粥)、3月3日(桃の節句)、5月5日(端午の節句)、7月7日(七夕)
そして一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を「重陽の節句」と定め、
不老長寿や繁栄を願ってお祝いをしてきたそうです。

中国ではこの日、茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を袋に入れて丘や山に登ったり、
菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習があり、
これが日本に伝わり、平安時代には「重陽の節会(ちょうようのせちえ)」として
宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日にもなりました。その後、庶民の間にも
広がっていったんだそうです。
今では五節句の中でもちょっと影が薄くなりましたが、五節句を締めくくる行事として、
昔は最も盛んだったそうです。

重陽の節句は別名、「菊の節句」ともいい、宮中行事としては、詩を詠んだり
菊花酒を飲んだりしてけがれを祓い長寿を願ったんだとか。
                            (京甲冑平安武久HP参照)



さて、我々庶民もけがれを祓い長寿を願って「峰の露」で乾杯といきましょう!










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