轍~わだち~

日々の出来事をボケ防止(^^;)の為に書いてます。

ナ、ナ、ナムコのバトルフリート~♪

2017年02月07日 | ゲーム
今日は、めちゃくちゃ文章長いです。


なにかというと、ファミコン時代にはまった超がつくお気に入りゲームを紹介しようかと思います。


それは、数ある海戦シミューションゲームがいろいろありますが、未だに私の中で1位の座に君臨するゲームです。


確か、あれは、テレビのCMで、


おっさんが家のなかで戦艦のかぶり物を頭にのせて、


「ナ、ナ、ナムコのバトルフリィートォ~♪」


なんて唄ってるシーンを見て即買いだ!!と思ったことを覚えています。


しかも、発売日当日、あまりにマイナーなゲームであちこちのオモチャ屋をチャリで探し求めた記憶があります。


で、このゲームですが、基本的にはよくある大戦略と同様のヘックス戦主体のゲームです。


ですので昨今の海戦シミューションゲームのように占領政策や補給線等はまったく考える必要はありません。


単純に占領を繰り返し資金を増やし、艦船を建造し最終的には敵の首都を占領すると勝ちです。





占領できるモノには軍港、飛行場、都市の3つがあります。


基本的にこれらを占領出来るユニットはこのゲーム唯一の陸上ユニットである陸戦部隊(戦車)だけになります。


で、使用できるユニットですが、


これがまたファミコンのくせに異様にマニアック。


開発者には惜しみなくキムちゃん拍手をおくりたいです。



下記にユニットを記しますがこれだけでも涙ものです。


 ■艦船ユニット(カッコ内はゲームでの艦船の名前)
 ・弩級戦艦・BA(大和級・ミズーリ級)
 ・戦艦・BB(長門級・アリゾナ級)
 ・空母・CV(赤城級・エンタープライズ級)
 ・軽空母・CVL(隼鷹級・プリストン級)
 ・重巡・CA(高雄級・ヒューストン級)
 ・軽巡・CL(長良級・オマハ級)
 ・駆逐艦・DD(雪風級・フレッチャー級)
 ・潜水艦・SS(伊号級・ガトー級)
 ・輸送船・LST(戦車)

 ■航空ユニット
 ・艦上戦闘機・FF(零戦・ヘルキャット)
 ・艦上爆撃機・DB(彗星・ドーントレス)
 ・艦上攻撃機・TB(天山・アベンジャー)
 ・中型爆撃機・MB(一式陸攻・ミッチェル)


※輸送船は陸上に上陸すると戦車になる特殊なユニットです。この輸送船が陸上に上陸して戦車になり占領が可能となります。


さてさて、ゲームの進め方ですが、これは大戦略と同じくターン性ですが、


このゲームは生産と行動ターンは別になっています。


生産ターンで艦船や航空機を購入し、行動ターンで実際にユニットを動かします。


ここでこのゲームのお気に入りですが、


どれほど資金があって戦艦を購入してもこのゲームには艦船それぞれに建造するターンが必要になります。


弩級戦艦なら9ターンもかかりますが逆に駆逐艦や潜水艦は1ターンで竣工できるので即座に行動可能です。


軍港で生産できるのは一ドックあたり3隻まで。


しかもステージによって生産できる軍港は限られているのです。


つまり、お金があるから物量作戦ができるというわけではないのです。


それこそ主力部隊が沈没しまくると艦隊再建には途方もない時間がかかるというすばらしいルール。


当時の私は、まだ旧日本海軍にはまったく興味なく、宇宙戦艦ヤマトの影響が強い為、


当然の事ながら旧日本海軍の首脳部同様、大艦巨砲主義の権化であり、


「艦隊の花形は戦艦」


に在りということで弩級戦艦さえ建造すれば勝てると考えていました。


したがって空母という物自体なんですか?という状況です。


しかし、コンピュータと戦うとなぜか敵はこの空母を主軸とした航空機を多用してきます。


まぁこのシンプルなゲームであってもやはり空母を主軸とした機動部隊がやはり海戦の主役となっています。


数度の対戦を得て、私の中でもこの時、


空母はそれ単艦ではたんなる激ヨワ艦だが艦載機を搭載することで最強となることを悟ったのです。


そう、大艦巨砲主義は過去の遺物であるということを。


が!しかし!


ここで単純に機動部隊を編成すれば最強という公式が成り立たないのがこのバトルフリート。


そう敵艦に空襲する際はスカイキッドのようなアクションゲームで攻撃する必要があるのです。


しかも、このアクションが意外に慣れるまでは難しい。


単純に敵艦のど真ん中に爆弾を投下すれば当たるのではなく、


命中点は敵艦の舷側のみなのです。





つまり、この狭いポイントに爆弾をうまく投下してやらないと絶対に敵艦は傷つくことはなく、


いたずらに味方の攻撃機は敵艦に撃墜されるのです。


これがこのゲーム秀逸の出来と私は思います。


つまりいかなる機動部隊を持っていても熟練度(つまり、プレイヤーの腕)がなければそれは最強の艦隊といえないのです。


ちなみに航空機による陸上の戦車を空爆する時もタイミングが必要で、


このタイミングが把握できないうちはまず1両も破壊できません。


しかし、これがベテランパイロットの腕になれば正規空母でさえ一撃で大破できることも可能となるのです。


マイナーなゲームのくせしてなんてすばらしいゲーム機構をしてるんだ。


すごいぞナムコ!!


ちなみにこの艦載機の艦上爆撃と艦上攻撃機で敵艦を狙うコツは、


共に一旦高々度に上昇し敵の対空砲火をさけ、


敵艦の近くで一気に急降下で敵艦に爆弾を投下するのがもっとも撃墜されにくくかつ、


効果的に敵艦を破壊する方法だと思います。


また艦載機は敵艦隊を攻撃する際は敵艦隊に空母がいて、


その空母に艦載機が積まれているとまずこの艦載機どおしの対決があります。


これもまたアクションゲームになりコツしだいでは多量に敵機を撃墜することも可能です。


つまり、このバトルフリートの世界では史実同様、


最強は航空機ユニットではありますがそれはベテランパイロットの技量があってのことなのです。


では艦隊決戦はおもしろくないのかというと、


これが意外に楽しい。


ファミコンのしょぼいグラフィックながらなかなかに各軍艦の特徴を描いており、


この艦隊決戦においても自動でなく多少のアクション性を見いだしています。





画面上にゲージがありそのゲージがたまるほど命中率がよくなるのですが、


あまりためてると敵に先に反撃されることもあります。


また自艦が傷ついていればどんなに命中率の高い戦艦であっても、


なかなか命中させるのが難しということと敵艦との距離等が設定できるのです。


しかも、艦隊決戦中に敵艦の砲弾が命中すると主砲が破壊されたり、


空母であれば飛行甲板に大穴が空くというこの細かさ。


この戦闘画面に感動してこのゲームを買ったいっても過言でないでしょう。


ちなみに艦隊は敵艦以外に飛行場や都市にいる戦車部隊を艦砲射撃することも可能です。


ただし、艦砲射撃は戦艦、重巡クラスまでがせいぜい有効で、


それ以下のクラスの艦ではほとんど命中しません。


下手すれば返り討ちになります。


また、特殊攻撃として潜水艦は駆逐艦と航空機でないと攻撃できません。


で、駆逐艦で潜水艦を攻撃する時はちゃんと爆雷を投下するアクションゲームがあるんですよね。


なんとも至れり尽くせりのゲーム内容です。


とまぁいろいろこのゲームの売りを書きましたが、


ここからは私なりのバトルフリート最強の攻略戦法を紹介したいと思います。


すでに、上でも述べましたが、このゲームも史実同様空母機動部隊が最強です。


とはいってもあくまでベテランパイロット並の腕を持ってるというのが最低限必要ですが。


しかし、実はこの機動部隊は2群にわけるのがもっとも効果的なのです。


・戦闘機のみを搭載した征空機動部隊
・攻撃機のみを搭載した攻撃機動部隊


というのも機動部隊に攻撃機だけ積んだだけで、


敵の飛行場や機動部隊のいる海域にいくとかならず敵機に攻撃されるからです。


この際、攻撃機を直援として迎撃できるがそれほど撃墜は期待できず、


またいたずらにこちらの攻撃も撃墜される事が多いです。


またその後の艦隊の空襲時は対空力の多い艦を空母の盾として置くことで、


空母は攻撃をほとんど受けることはないですが、


この防空艦に多数の被害が出やすいのです。


では、戦闘機と爆撃機を集めればいいんじゃないのと言いたいところですが、


同じヘックス内には最大7艦隊しか編成できず、


また艦載機は最大8部隊(正規空母であれば1隻に2部隊搭載可能)しか搭載できないという制約があるのです。


ここでこの戦闘機のみの征空機動部隊の出番です。


まずこの戦闘機のみを搭載した正規空母2隻に重巡2隻(これは対艦用)、


軽巡2隻(対空用)、駆逐艦1隻(対潜用)で


編成した高速機動部隊で敵の空襲海域に


囮となって敵機の空襲を受け止めこれをほとんど絶滅させるのです。


これには空戦のベテランの技術が必要ですが、


この機動部隊がいれば敵の艦載機や陸上機はすべて粉砕でき、


敵は丸裸状態になるのです。


ここで攻撃機動部隊を持ってきて敵艦や陸上部隊に攻撃をするというのが、


戦術上、もっとも被害が少なくかつ敵に最大のダメージを与えることが出来るのです。


ただ、問題はこの艦隊を作るまでが相当に大変ですが、


そこは陸上攻撃機と潜水艦で時間を稼ぐのが一番です。


この2群がいれば最終ステージの「太平洋でトドメ」も楽勝です。


とまぁ、恐ろしく長くなりましたが、


海軍が大好きだけど、


難しい海戦ゲームは苦手という人にはこのゲームは実に楽しめるお手軽ゲームです。


しかもこのゲーム、対戦も可能なのですね。


しかし、ベテラン同士が対戦すれば文字通り、


珊瑚海海戦のような空母同士の対決になるのはまず間違いないです。


そうなると数より技量の問題になるでしょう。


そう、このゲームは如何にパイロット(=自分)の腕を磨くかが勝負の鍵となるのです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« インディペンデンスディの続編 | トップ | DVDドライブがやばい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ゲーム」カテゴリの最新記事