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南ひだ健康道場日誌

南ひだ健康道場の日常や、健康体験の様子をお知らせします。

斐太後風土記と「薬草の森」(アマドコロ)

2007-12-17 23:28:57 | Weblog
 以前に南ひだ健康道場日誌でアマドコロを紹介しましたが、更に掘り下げて飛騨地方での利用の歴史について紹介してみたいと思います。
 今から紹介する内容は情報カードとして植栽圃場に展示しようと思っている内容です。
 飛騨地方でのアマドコロの薬用の記述は西暦1745年に編纂された飛騨國の風土記である「飛州誌」にみることができます。
 飛州誌には20種の薬草が紹介されていて、その中の一つに「萎甤ヤマトコロ」があります。
萎甤(いずい)とはアマドコロの生薬名であることから飛州誌での萎甤はアマドコロではないか考えています。
  飛州誌に記載されている萎甤がアマドコロであると確証できないのは、飛州誌が編纂された西暦1745年より遡ること36年前の西暦1709年に黒田藩の貝原益軒が書いた日本初となる本格的な本蔵書である「大和本草」では黄精のことをアマドコロとしています。
 また大和本草の中では「黄精ト萎甤ト相似タリ・・・」と書いていることから黄精と萎甤は違うと述べていることを考えると飛州誌での萎甤はアマドコロでない可能性もあります。
 飛州誌が編纂されてから時を経て127年後の西暦1872年(明治5年)に編纂され斐太後風土記の中で飛騨國産薬品が紹介されています。
 その中で、「萎甤アマトコロ」と「黄精」が記載されています。
 現在の生薬名では黄精はナルコユリであることから斐太後風土記での黄精はナルコユリで、萎甤はアマドコロであると考えることができます。
 飛州誌と斐太後風土記では薬品といて紹介されていますが薬効や薬用方法についての記載がないことからアマドコロが何の薬であったかは解りませんが、古くからアマドコロが利用されていたことが2つの古書から解ります。(担当k) 

「読み聞かせ」と「ミニコンサート」

2007-12-17 00:01:07 | Weblog
 冬のキャンドルナイトと平行して健康学習センターにある実践道場で、「糸でんわ」の方々による読み聞かせと、「岩と石」の方々のギターによるミニコンサートが開催されました。
 寒い中、大勢の方に来ていただきました。(担当k)

冬のキャンドルナイト

2007-12-16 23:54:03 | Weblog
 今朝降った雪が、うっすらと残る中で冬のキャンドルナイトが開催されました。
 寒気の影響で大変寒い中でのキャンドルナイトですがキャンドルと火垂丸太の炎で南ひだ健康道場は幻想的な雰囲気に包まれました。(担当k)

そば打ち体験、新そばでキャンペーン

2007-12-16 13:34:35 | Weblog
本日から、「新そばで年越しそば」キャンペーンです。
お客さんは、名古屋からと地元の方の2グループの家族連れの方たちでした。
「初めての体験で楽しかったし、おいしかった。」「家族で一緒に体験出来て良かった。思ったより、大変だったけどおもしろい」「自分で打ったそばは、いい」などの感想を聞かせて頂きました。
名古屋から来た方は、下呂に来てそば打ち体験がしたくて、ネットで探していてここを知った。
新そばを使用し、しかも500円だからここに来た、という事ではなかったようです。
残念!しかも、新そばかどうかもよくわからない、と言う事で、うーん。
(今日、体験された方、何かコメントがありましたらブログに書き込んでください)
地元から来てくださったお父さん!、いつまでも、家族と一緒に創造の機会を作ってくださいね。
こんな、「ラッキー」のこともありますし・・・・
と言うのは、今日は「家庭の日」。
子供さんは、無料で体験が出来たのです。
その上、キャンペーン期間中は、「そばがきぜんざい」もサービスしています。
このブログを読んでいるあなた、「そばがきぜんざい」食べた事ありますか?
キャンペーン期間は、12月16日~27日です。
ぜひ、どうぞ。
  (みーさん)




キャンドルナイトの朝

2007-12-16 10:39:49 | Weblog
今朝は、3センチ程の雪が積もり、きれいな雪化粧をしています。
そして、まだチラチラと降っています。
天気予報では、午後からはあがると言っていますので、本日の「キャンドルナイト」は決行です。
雪の中に浮かぶ明かりは、なおさら、幻想的で楽しめると思います。
甘酒や栗おこわなどのサービスもあります。
ぜひ、お越しください。
 (みーさん)

雪化粧

2007-12-15 10:00:57 | Weblog
寒波到来と言っていますが、写真は、朝の「香りの館」です。
うっすらと雪化粧していますが、それほど気温は下がっていません。
明日は、いよいよ「冬のキャンドルナイト」と室内での「読み聞かせ」「ミニコンサート」です。
天気が心配ですが、回復を祈るのみです。
健康学習センターの前には、本物のモミの木に飾りつけをしました。
どこかで間伐されていたのを拾ってきたのだそうです。
でも、ここでは、電飾はしません。
いま、はやりのイルミネーションについて、環境問題に関心がある方達が、何も発言しないのは不思議です。
ここでは、ローソクと火垂丸太の焚火で静かに、静かにゆらぎの灯火に浸ります。
ぜひ、お立ちよりください。
  (みーさん)

斐太後風土記と「薬草の森」(ハリギリ)

2007-12-14 22:37:21 | Weblog
 斐太後風土記の飛騨國産薬品で紹介されている項目をみると「海桐皮ホウダラ」と記載されています。
 ホウダラはハリギリの稚樹の頃を示す異名であることから斐太後風土記の海桐皮はハリギリであると判断をしました。
 ハリギリは稚樹の頃、鋭いトゲがあり、トゲの様がタラノキのようであることからホウダラと言われているようです。
 ハリギリは大きくなると次第にトゲがなくなる性質をもっていてますので稚樹と大木になった状態を見比べると同じ木とは思えません。
 材木は木工品として加工されいて木工品を扱う店に出向くとセンノキとして販売をされています。
 木目はケヤキにとても良く似ていて木材の利用を紹介する資料では、ケヤキの代用として利用されると記載されていますが、ハリギリも魅力がある木目をしていていますので代用というする資料には反論をしたいと思っています。
 しかし、材を着色するとハリギリとケヤキは見分けるのが非常に難しくなり、私は見分けることができませんので似ていることは事実です。
 以外と知られていないのがハリギリの新芽が美味しいということです。
 新芽を天麩羅にしていただくとタラノキやコシアブラ(こんてつ)の新芽と同様に美味しいです。
 余談せすが一度山菜初心者の人と山菜採りに出かけた時に、ハリギリの新芽を採ってきたので「ハリギリじゃない、よく解ったね」と声をかけたら「えっ?タラノキかと思った!」いう返事が返ってきましたので一同大笑いをしたことがります。
 ただ大木になるハリギリですので新芽の採り方には注意をしていて先端部は生長に影響があると思い私は採らないようにしています。
 四美の森には数は少ないですが自生をしています。
 葉が「天狗の団扇」に似ていて大きくなるハリギリは四美の森で大木にしたいと思っている種類の一つです。
 飛騨地方での薬用方法については不明です。恐らく樹皮か根皮を利用していたのではないかと考えています。
 他の地域でも民間薬としての利用はあったようで「薬草の森」には植栽しています。(担当k)  写真はハリギリの稚樹の芽吹きです。

クリスマスリースづくり

2007-12-09 14:06:26 | Weblog
今日は、クリスマスリースづくりで賑わいました。
殆ど地元の女性でしたが、西濃地域からみえた20代の男性は、「これは男も楽しめる」と、言って喜んで作ってみえました。
みなさん、作った作品を大事そうに持って帰られました。
家に飾られたリースたちも魂を入れてもらい、さぞ嬉しいことでしょう。
 (みーさん)

斐太後風土記の薬品

2007-12-08 21:03:57 | Weblog
 斐太後風土記には飛騨國産薬品を紹介してしています。
 明治6年に刊行された風土記であるので全てが生薬で、植物、動物、鉱物を起源とする薬品が記載されています。
 紹介されている薬品は時代別に紹介すると、延喜式の典薬式に飛騨國から具申いた9種類が奈良時代の記載で最も古いです。
 次に江戸時代に編纂された飛州誌の中に20種類の薬品の記載されていると記されています。
 実際に飛州誌をひもといてみると同じ内容の記載があります。
 最後に明治6年の高山の薬店で扱われた薬品が106種類が紹介されて、それぞれの時代の薬品の種類を足すと、延べで135種類の薬品が記載されて数多くの薬品の利用が飛騨地方にあったことが解ります。
 一部、何が起源の薬品か解らない種類もあるので確かなことはいえないですが、
「薬草の森」の植栽種445種類の内、60種類が斐太後風土記に記載されている生薬の起源種が植栽されているので、「薬草の森」は飛騨地方の薬草利用を実感してもらうことができる施設であるといえます。
 あと、余談ですが薬草を学ぶと薬草を生薬として加工したものの名称である生薬名を覚えます。
 生薬名は様々な植物の漢字表記と同じです。風土記などの古書に書かれている植物名の記載と一致してくるので古書に書かれている植物が何であるかが解るようになります。
 その影響で私は昨年より古書にはまっているのです。(担当k)

そば打ち体験が500円で

2007-12-07 15:57:44 | Weblog
ふだん700円のそば打ち体験を、「一年間の感謝を込めて、新そばで500円で体験」していただけます。
12月16日~27日まで
チラシをホームページにも掲載しました。
この写真の「チラシ」とは、微妙に違いますが・・・
どうぞ、体験におでかけください。
 (みーさん)