覚書あれこれ

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『古代ギリシアの同性愛 新版』ネタ

2009年02月20日 | こんな処にギリ神が!(小ネタ集)
日記の方へ上げようと思ってたのですが、後で「アレって、どうだったっけ」と見直したくなりそうなので、こっちへ備忘メモ。

・紀元前4世紀ごろには、「惚れられる若者=女性的な容姿」という見方へと
移行したらしいけど、それ以前はたとえ受け手側の男性であろうと、日焼けした
肌と程よく発達した筋肉がチャームポイントと考えられてたっぽい。
そうかい!アタシも受け手はがっちりしてる方が好きさ!(誰も聞いてねえ)

・がっちり系がもててた頃、男性的なものが美しいと考えられる傾向が強く、実際女性も背の高いほうが美しいとされていたんだって。
アンドロマケー長身説もあながちウソではなさそうです。

・健康な男子は外で運動に励み、女子は日光を避けるべきと思われていたらしい。
昔から肌の白さは美人の証ですか。

・好みといえば、ストレートより巻き毛の方が美しいと思われていたらしい。
これはホメロスでも、ヘラ様がお化粧した時や、女神が英雄に美を振りかけてやった時に巻き毛が強調されてたからそうなんだろうなとは思ってました。

・髪型に関しては、イメージがまちまち。
髪が長いからといって軟弱とは思われてなかったようです。

・なななななんと古典期のギリシア人は普通アポロンの髪を黒いものと思っていたのですって!
アポロン=金髪がスタンダードだと思ってたので、衝撃でした。
でも、それでエトルリアの例の名工ウルカのアポロン像(過去の記事参照)が黒髪なのも合点がいきます。エトルリアにギリシア神話が入ったのって、古典期より前だもんな。

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