覚書あれこれ

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下ネタか!?

2007年11月29日 | ローマ小豆知識

オリオンについてのアホエピソードを見つけてしまったのでメモ。


参考までに:オリオンはポセイドンの息子で、海上を歩く能力があったとか、好色だったとか、メロペーを犯したとか、アルテミスと恋仲だったとか、エオスと付き合ってながらプレアデスを追っかけまわしたとか、色々楽しい逸話があり、最後も、いろんな理由でアルテミスに射られたり、サソリに刺されたりして死にます。

では、『祭暦』5月11日 C V EID.MAI.N. の記述

 どういう理由かは知らんが、ユピテルとネプテュヌス、さらにメルクリウスが3人で旅をしていたらしい。日も暮れる頃、3人は、水のみ百姓のヒュリエウスという老人の家へ辿り着く。家は貧しくとも、心は優しい老人は、3人の旅人にあばら屋ではあるが自宅を一夜の宿に提供すると申し出る。神である事を隠して有り難く申し出を受ける3人。
 家の中は薄汚れ、鍋に入っているのも野菜や豆ばかりという貧乏っぷりだが、老人はなけなしのもてなしをと、3人に葡萄酒を注いでやる。
 最初の杯を受けたはネプテュヌスで、
「じいさん、次はユピテルに注いでやってくれ」
と、杯を飲み干す。名前を聞いてドキバクする老人。しかし、老人は気を取り直して農耕用の牛を屠って3人をもてなす。昔からとり置いてあったとっときの葡萄酒もあけて供する。このもてなしに対して神々はとうとう正体を現し、ユピテルが老人に
「何か望みがあるなら言うがいい、何でもかなえてやろう」
と持ちかける。老人は、子供が欲しいと答えるが
「しかし、わしの愛しい妻は亡くなってしまいました。妻の生前、わしはあなた方を証人に『わたしが婚儀を結ぶのは妻だけ』と誓ったのです。そして、そのとおり守っているのです。なので、新たな妻を迎えずに父親になりたいのです」
 その言葉を聴いた神々は、揃って頷き、揃って牛革のところへ突っ立ちー

「-これ以上話すのははばかられます」(C・オウィディウス)

その濡れそぼつ牛革に土をかけて覆っておいたら、アラ不思議、10ヶ月が経ったころ、一人の男の子が生まれた。ヒュリエウスは、その子にウリオン(urina「尿」,ourein「尿をする」)と名付けた。それが、先頭の文字だけ音を失って、いつしか少年はオリオンと呼ばれるようになったそうな。

じじい、ネーミング安直過ぎーー!

このエピソードをうっかり通勤電車で読んでしまったわたくし、3人の神々が牛皮囲んで連れショ(略)ところを想像して笑いが抑えられず、変な人になってしまいましたョ…。(大体、この3人てどういう組み合わせよ!じゃあオリオンはゼウスとポセイドンとヘルメスの子なんか~~~(大爆笑)!!しかも、多分ホントは3人連れだって射S(自粛)したんだろうなあ、と推測させる辺り…)


オウィ先生、やってくれるぜ…


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