覚書あれこれ

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WHOと緊急避難

2008年09月30日 | こんな処にギリ神が!(小ネタ集)
これまた有名すぎていまさらかもしれませんが、
世界保健機構WHOの旗印って、アスクレピウスの杖ですよね!
さすが医神。

後、緊急避難(法律用語としての)の例としてよく出されるカルネアデスの板、
ギリシアの哲学者カルネアデスさんの出した命題だとは知らなかった。

※緊急避難:急な危険・危難を避けるためにやむを得ず他者の権利を侵害したり危難を生じさせている物を破壊したりする行為であり、本来ならば法的責任を問われるところ、一定の条件の下にそれを免除されるものをいう、とWikipediaには載っておった。わたしが一番最初に知ったのは金田1少年の事件簿じゃった…。

岡先生の著書で、キケロの段で読んだ気がする。
カルネアデスさんは、船が難破した場合を例に出していて、
海に投げ出された男が、まず、板切れに掴まってかろうじてしのいでる。
も一人、もうすこし腕っ節の強い男がやはり海に投げ出され、その場に行き着いたとする。
その2番目の男はどうすべきか、というもの。
日本の法律の緊急避難では、2番目の男は最初の男を押しのけて板を奪っても
罪にならないことになっており、その説明に良く使われますが、
カルネアデスさんは、2番目の男がどう行動するにせよ、
どの観点に立つかによって評価が分かれる、ということを言いたかったようです。

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