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ぶろぐHELLO,IT’S MIN.

音楽、読書、映画、TV。℃-ute筆頭にハロプロと少しの日記。
そんなスタンスの“ブログはろみん”をよろしく。。。

“文学少女”見習いの

2010年04月18日 | book
“文学少女”シリーズ外伝、というか本編後の心葉クンは、ってお話。
心葉先輩と押しかけ文学部部員:文学少女見習いの菜乃ちゃんが巻き込まれる(時に飛び込む)事件。
本編同様なかなかへヴィな展開を見せますが、納得の着地点。
次の巻へ引っぱる構成も上手い!

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女”見習いの、傷心。 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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文学少女と

2010年04月12日 | book
久々にどっぷりと浸りました。野村美月さんの文学少女シリーズ。
物語を食べちゃうくらい深く愛している“文学少女”天野遠子先輩と、
平穏と平凡を愛する、今はただの男子高校生:井上心葉クン。
この2人が紡ぎだす学園生活はキャラ的にコメディなのですが、展開する物語はかなりシリアスで重い。
基本読切りでそれぞれの事件は収束されますけど、やっぱり本編8冊読まないと物語は終わらない。
あちこちにばら撒かれた伏線も上手く拾い集め、ビターながらも大団円。
素敵な作品でした。さて短編集と外伝にも手を出しますか♪

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)
野村 美月
エンターブレイン

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まさしくコーキ!

2010年02月08日 | book
一人ぼっちにならないで。
アタシはあなたを愛してる。


V.T.R. (講談社ノベルス)
辻村 深月
講談社

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『スロウハイツの神様』に登場する作家:チヨダ・コーキのデビュー作。
だらだらとヒモ生活をしているティーのもとに、元カノ:アールから3年ぶりにかかってきた1本の電話。
ティーは街に出て友人たちからアールの近況を聞くのだったが、
それは以前の彼女とは別人のように痛々しくて荒んだものだった。

まさしくあのチヨダ・コーキ作ってことが納得できるポップでセンチなお話。
それでいて仕掛けもしっかりしているところが辻村さんらしい。
これからもコーキ印の作品を発表して欲しいな。。。

トミーとマツ、じゃなくてトミー&タペンスw

2010年02月03日 | book
NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房

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最近の読書はもっぱらアガサ・クリスティでした。
ポアロの「ビッグ4」とかミス・マープルの「書斎の死体」再読の後、
このトミー&タペンスシリーズの「NかMか」に手を出しました。
いや、ホントはず~っと積んでたんですがw

妻のタペンスに内緒で情報部から引き受けたナチのスパイを探る為に任地へ向かうトミー。
しかしタペンスは騙されたふりして先回りしてしまうのだから素晴らしいw
かくして2人は大規模なナチ・スパイ網の真っただ中へ飛び込み大冒険なのです。
スパイが誰なのかという謎と、危険がいっぱいの冒険ミステリィ。
やっぱりクリスティは素晴らしいね。
なによりこの“おしどり夫婦”がじつに魅力的であり、ユニークでもある。
シリーズはあと長編2本と短編集のみ。
いづれ読む日を楽しみにしている僕がここにいます。。。

花窗玻璃 シャガールの黙示

2010年01月21日 | book
花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)
深水 黎一郎
講談社

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タイトルの『花窗玻璃』は“はなまどはり”と読みます。
でもこれじつは“ステンドグラス”と読ませるわけなんですよね。
仏・ランス大聖堂で起きた転落事故(?)を警察は自殺と断定したが、
その半年後にまた奇妙な死体が発見されるのです。
ランスに遊学中の主人公:瞬一郎が記した事件に関する物語を、叔父の海埜刑事が挑む。

地の分ではカタカナ表記が全く無く、そのすべてが漢字で表現されています。
フランス地名から登場人物名までその総てが漢字表記。それにカタカナのルビをふる。
これがなかなか眩暈う感じで、物語の世界観を表わしています。
ミステリィとしての仕掛けはかなり大技。物理的なトリックも面白いね。
本ミス第21位。芸術論からの蘊蓄も含め読み応えのある作品でした。。。

航空母艦駿河殺人事件

2010年01月17日 | book
天帝のみぎわなる鳳翔 (講談社ノベルス)
古野 まほろ
講談社

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このぶ厚い本は出張前に読み始めていたんですが、旅のお供には不向きですよねw
とある任務遂行の為、帝国海軍制式空母「駿河」に乗船することになったまほろ。
そこで彼を待っていたのは日本本格史上最大級の3000人殺し!
巨大な鉄の密室に潜む悪意がまほまほを襲います。
本ミス第22位!

とにかく舞台がパラレルワールド的な帝国日本だったり、海軍屈指の航空母艦であったり、
満州国、中国との関係が微妙で、核戦争のきのこ雲が立ち上ろうと、
この物語はまぎれもなく本格ミステリィであることは確かです。
例によっておちゃらけた饒舌さとルビふりの魔術で物語を引っ張り、
「この状況でなんだ!?」と笑いながらも怒涛のように展開する推理合戦。
これを面白がれるかどうかは人それぞれでしょうけど、僕は好きです。

回想の中の殺人

2010年01月16日 | book
スリーピング・マーダー (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房

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水曜日から九州へ出張していたのですが、そのお供がこの作品でした。
久しぶりのクリスティ、久しぶりのミス・マープル。
新居に奇妙な既視感を抱く若妻のグエンダ。
ある日彼女はナーバス・ブレイクダウンを起こし、過去にその家での殺人の記憶を思い出すのです。
しかし事件として扱われている様子はなく、その上容疑は幼い頃亡くした父親かもしれない。
ミス・マープルがグエンダの回想の中に潜む事件の謎に挑むのです。

まるでホラーかと思うような導入部から驚きの真犯人までとにかく面白かった。
あらためてクリスティ作品の素晴らしさを知った感じです。

モダンシティの少女探偵

2010年01月12日 | book
少女探偵は帝都を駆ける (講談社ノベルス)
芦辺 拓
講談社

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ときは1930年代、昭和が二桁にのったモダンシティ大阪。
映画や探偵小説、ラヂオや舞台も面白い事が溢れていた時代の大阪に生まれた少女:鶴子の連作短編集。
探偵小説が大好きな彼女は持ち前の好奇心と類い稀な推理力で事件を解決してゆきます。
舞台が現代ではなく、この時代だからこそのネタや仕掛けがとても楽しく、
当時の文化、風俗、娯楽などの情報も多く読みどころ満載なのです。
本ミス第16位。やはりおさえておいて良かった。楽しかったです。

復讐の館

2010年01月04日 | book
三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 (講談社ノベルス)
倉阪 鬼一郎
講談社

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確かに文中の●●とか**ってかんじは気になったんだよ。
でもまさかそれが○○って伏線だったとは!
真夜中に読んでいて大笑いしてしまいました。
凄いな、この仕掛け。あまりにもバカミス過ぎる。
もう趣味とか好みとかの問題ではありません。
本ミス大16位! 素晴らしいミステリィですwww

君がいなくても平気

2010年01月02日 | book
君がいなくても平気 (カッパ・ノベルス)
石持浅海
光文社

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石持作品の中でも、サスペンス重視のWOWOWでドラマにもなった作品とかがあまり好きじゃなくて、
カッパ・ノベルス発刊作品の方が好みだったのです。
今作はそのカッパからなんですが、好みからは外れたようです。

会社の上司が目の前で不審な死を遂げ、
主人公は同僚でもある恋人が犯人である決定的な証拠を掴んでしまうのです。
しかし警察の捜査は思うように進んでいない様子。
割り切った関係と思っていた彼女の犯罪に直面し、
彼が考えた事は「君とは別れる。僕は自分自身が大切だ」だった。

最後に大どんでん返しを期待したのですけどそうではなく、
ある意味2時間ドラマ的なエンディングにちょっとがっかり。
あぁ、確かにドラマにすれば面白いのかもしれませんね。。。

新春初読了がこれなんだw

2010年01月01日 | book
工学部・水柿助教授の解脱 (GENTOSHA NOVELS)
森 博嗣
幻冬舎

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シリーズ3作目にして完結なんですね。
つまりは作家:水柿クンが突然の断筆、引退宣言の真相がここに!
何気に好きだったんですよね~このシリーズ。
どこまでも脱線しておいて、ヒョイと立て直す。
言葉遊びでいいかげんに凝りまくるw
水垣君と奥さん:須摩子さん、そして愛犬パスカルの日常。
小説のようなノンフィクションのようなエッセイのような“本”。
森センセ、面白いなぁ~と。。。