2回目を、ゆっくりじっくりと読み終わりました。
途中、ネットで検索したりしながら、疑問に思ったことや理解できないところをとことん追及…と、言いたいところですが、なかなかできませんね。
仕事先のアルバイトの子と、意見や情報を交換したりして、7巻を満喫!
まず思うことは、この7巻はハーマイオニーなしでは成立しなかっただろうと。
彼女のすばらしい機転や危機管理でどれだけ助かったか。
だって、まずビルとフラーの結婚式の場面でのビーズバックの用意の良さ、姿現し先。
ゴドリックの谷での逃げ切り方、ルーナの実家での逃げ方、グレイバックに捕まった時にハリーの顔を変えたり。
ハーマイオニーがいなかったら、ハリーはとっくに死んでいたんじゃないかと思いました。
それからネビル。
もしかしたら、ハリーじゃなくてネビルだったかも、がありえると思わせたのが、グリフィンドールの剣を組分け帽子から取り出せたこと。
真に勇気のある者の証拠です。
ふと、思ったのは、剣をグリンゴッツで小鬼に取られて頭に来たけど、その方法でホグワーツに戻せる可能性があったんだな。
7巻では新たな謎が増えてしまったのには、びっくり。
6巻を読み終えた段階では、「R.A.B」と「7つのホークラックス」が私の関心事。
これを解決すれば、ヴォルデモートを倒せると思っていたのに…
出てきたのは「死の秘宝」の秘密。
ダンブルドアが大いに関わっていたなんて。
そして、杖の秘密。
今までは杖の役割なんて、そんなに気にしていなかったのに。
双子の杖だったこと、オリバンダーが行方不明になったことが伏線だったんですね。
最後のヴォルデモートとの対決での場面。
私が考えるハリーが勝った理由。
1つは、死の秘宝が3つともハリーが手にしてしまったため、死を克服したってことなのかな?
マントは元々ハリーのもの、蘇りの石はダンブルドアが預けていった、杖は図らずも手に入れてしまったから。
これって、ダンブルドアがハリーを守るために計画していたこと?
2つは、ニワトコ杖がハリーに所属したことによって、呪文が正しくかからなかったこと。
だから死の呪文はヴォルに跳ね返ってしまった。
その杖では、ハリーに対しても、他の人にも上手く呪文がかからなかった。
その証拠に、ヴォルがホグワーツのみんなに黙らせ呪文をかけても、ネビルを拷問してもきかなかった。
ヴォルは杖の真の持ち主がドラコで、その前の持ち主であるダンブルドアから塔の上で武装解除したことを知らなかったから、間違った考えでスネイプを殺してしまったんですよね。
これはダンブルドアの想定外だったんじゃないかと。
私が思うニワトコの杖の所属は、6巻でドラコがヴォルに命令されていた通りにダンブルドアを殺してしまったら、ドラコのものになる。
その時はスネイプも杖の秘密を知らなかったから、後はハリーがその秘密を7巻で知ってどうするか…ダンブルドアはハリーを信じていましたよね。
もし、「破れぬ誓い」のために、スネイプの所属になったら…その時は必ずハリーがスネイプを倒しにきて、杖を所属するだろうという計画だったんじゃないかと?
ちなみに、ハリーのことだから、ねずみ男同様にスネイプのことは殺さなかったと思います。
いずれにしても、杖を含めて秘宝を手にするのはハリーであって、魔法界のためにも秘宝のその後をまかせるのは、ハリーだと思っていたのではないでしょうか。
3つは、ハリーについていたヴォルの魂の欠片を消滅させることが出来たこと。
そして、ホークラックスすべてを破壊して、残ったヴォル自身の命だけだった。
しかも、杖の効果によって、勝利は見えていた。
4つは、ハリーがみんなを守るために殺されに行ったため、みんなに守りの呪文がかかり、ハリー側に勝が見えたこともあるかなと。
これらのいろんなことが複雑に絡みついて、ハリーの勝利に結びついていく…
ダンブルドアが仕組んだように見えて、当たり前だけど、ローリングさんが考えたこと。
すごい。おもしろすぎる。
スネイプについては、なかなか切り替えられません。
だって、ハリー同様、大ッ嫌いだったんだもん。
今さらそう言われても…
ハリーを守っていたのは、リリーへの永遠の愛だったと。
リリーに対して愛はあっても、ハリーにはなかったのかな。
ただ、この物語の隠されていた真実に、ダンブルドア、スネイプという頭の良い、熟達した魔法使いがハリーのために尽くしていたんだな、と思いました。
「19年後」は駅での場面しか描かれていませんが、もっと詳しい話があるそうです。
長すぎるとしまりがないから、ということでカットされたらしいですが、読みたいなぁ。
せめて、ジニーとのその後のロマンスを…
ロンとハーマイオニーはちゃんと描かれていたのに。
シリウスの屋敷で目覚めた朝の2人の手のシーン、ロンが去ってしまった後のハーマイオニーの痛みは、私にも伝わって来るようで切なかった。
そして、私がまだ消息のつかめていない人達が気になる。
ダーズリー一家、クリーチャーはハリーと一緒かとか。
そうそう、テッドとキスしていたビクトワールはビルの長女だそうです。
てっきり、ビクトール・クラムの娘かと思ってしまいました。名前がちょっと似てるから…
「19年間、魔法界は平和だった」
あー、ほっとした。
自分が救ったわけじゃないけど、ハリーと戦った日々は無駄ではなかったと思いました。
いや、私は戦ってないか。
今までは、1巻がお気に入りだったけど、7巻が1番のお気に入りになりそうです。
ふぅ。
少ししたら、きっとまた、読み返してしまいそう。
大人なのに、こんなにハリーにはまってしまった…
だって、面白いんだもん。
2,3日前からPSのゲームまで始めちゃいました。ハハハ