「中国大虐殺史」は、いまだ終わっていない!(4-3)

「中国大虐殺史」は、いまだ終わっていない!(4-3)

 <200万人の命を奪った「土地改革運動」>
 ・中国の長い歴史では、天下取りのための内戦で残酷な大量殺戮が付きものだったので、一概に中国共産党だけを怪しからんと非難できないかもしれない。ただ、歴代王朝の場合、中国大陸を制覇するために戦争では虐殺を辞さなかったが、いったん天下をとって自前の王朝を樹立すると、「安堵撫民」の政策に転じるのが通例であった。
 しかし中国共産党の場合は違っていた。天下をとって全国政権を樹立してからこそ、治世下の自国民に対して、思う存分大虐殺を断行していった

 ・政権樹立後の平時に、中国共産党政権が、自国民71万人をまったくの冤罪で虐殺したことは、異議を差し挟む余地のない歴史的事実である。(中略)しかも、人権と生命にたいするこの重大犯罪は、今に至っても精算されていない。(60頁)

 ・毛沢東は、とことん卑劣な人間である。(62頁)

 ・これほど冷酷な犯罪者政府は、中国の長い歴史上でも、まさに前代未聞である。(78頁)

 <毛沢東最後の「地痞流民革命」>
 ・「小人」が革命を起こせば、「君子」はもはや受難するしかないのである。(82頁)

 ・中国国内で出版された『従革命到改革』(王海光著・法律出版社)という歴史書は、「文化大革命において作り出された冤罪は900万件に上り、さまざまな形で命を失った人の数は数百万人およぶ。文化大革命が終了するまでに直接にあるいは間接的に傷付けられた人々の数は、全国で1億人におよぶ、全人口の10%を占めるものであった」と記載している。(83頁)

 <恒例となった祝日前の「殺人祭典」>
 ・中学生の時分から四川省の成都市に住む私も鮮明に記憶しているが、「祝日」の直前になると、市内の街角のあちこちに死刑宣告の「布告」が貼り出される。大きな貼り紙に数10名の受刑者の名前と罪状が順番に並べて書かれているが、一人ひとりの名前に、「死刑」を意味する赤い字で×××という符号が鮮明につけられていることは特に印象的であった。時には、中学校の生徒全員が「公判大会」に動員されることがあった。大きな広場を埋め尽くした群衆の一人として、まもなく処刑される人たちの姿を遠くから眺めたのも、私の少年時代の「思い出」の一つとなっている。(95頁)(石平著 「中国大虐殺史」 ビジネス社) 

真中 行造のページ より 引用

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