戦時中の政府が言っていた事とコロナ自粛がほとんど同じ
こんな事をしても戦争には勝てません
ioQSMKm




失われた40年の始まりか

IMFは2021年の成長予想を世界平均5.9%、日本は2.4%とし、22年は世界4.9%日本3.2%とした。

2020年は世界-3.1%日本-4.6%なので、日本は打撃だけ大きく回復は主要国で最も遅い。

世界はコロナの打撃を1年で帳消ししたのに、日本は2年でやっとコロナ前に戻る計算です。
 

これは2010年頃の世界経済危機の状況と同じで、打撃は大きく回復は最も遅かった。

リーマンショックからの回復は震源地アメリカと中国が早く2010年後半には既に立ち直っていた。

日本は翌年に東日本大震災があり、回復は安倍政権後の2013年まで遅れた。


「地震があったから」という調子の良い言い訳によって、むしろ日本政府や日本人は安どしていた。

「本当ならもっと良かったけど地震のせいで仕方がない」という、まるでのび太の言い訳のようでした。

日本の経済回復が遅れたのは政府が必要な支出をしなかったからで、財政再建を優先し緊縮予算を続けた。


今すぐ緊急に100兆円必要なのに50兆円しか出さなかったら、それは回復は遅れるのが当たり前です。

この悪癖は自民党が政権復帰しても変わらず、安倍首相は緊縮予算のうえに増税を続けました。

2度の消費増税で日本経済が不況に陥ったのは明白で、このせいで安倍政権の7年間はゼロ成長という奇跡的なものになった。



また全世界で日本だけ不況

全世界すべて好景気なのに世界で日本だけ不況、この状態がすでに30年続いていてこのままでは40年も50年も続きます。

IMFなどは日本の低成長の理由として、ワクチン接種の遅れや「無意味な規制や自粛の繰り返し」を上げていた。

その後ワクチン接種率は欧米を抜いたが経済は不況のままなので、ワクチン接種の遅れは不況の原因ではなかった事になる。


より深刻なのは無意味な規制と自粛を強要し、何度も解除と規制を繰り返した。

これはもうガダルカナルで日本軍が惨敗したのと同じ理由で、間違ったことを何度も繰り返した。

ガダルカナルは日本軍が占拠していたが米軍が総攻撃して、ブルドーザーで1日で飛行場を建設した。


対する日本軍は小出しの攻撃を繰り返し、「根性」「精神」で兵士をぶんなぐるだけでした。

この頃には海軍の輸送力や航空兵力も米軍が上回っていて、小出しに攻撃をしても連敗するだけでした。

菅政権の規制と解除の繰り返しはまさにこれで、「自粛」は戦前の精神主義と同じです。



考えないブタになるな

国民が一丸となれば精神力でアメリカを倒せるというのと、自粛でコロナを抑え込めるというのは同じです。

自粛に文句を言わず従った人は、大本営の命令通りに玉砕した人と同じです。

こんな時民主主義国では国民は「わたしは自粛なんかに従わない」と言わねばならないが、それが多くの人には理解できなかった。

独裁者が現れると最初不況対策とか弱者救済を口実にして、規制を強化して国民の権利を奪っていきます。

一見正しそうな事を言うので従っていると、気が付けば「考えないブタ」に成り下がっています。

増税が自分に不利益なら全国民が「ノー」と言って政府を叩き潰し、新たな政府を作るのが民主主義です。


景気が悪ければ悪化させた首相を木の枝に吊るし、新たな政府をつくればいいというのが欧米の民主主義です。

日本では間抜けな官僚が失策をし、健全そのものだった財政を赤字にし、その尻ぬぐいで緊縮財政と消費増税をやった。

それも失敗したが失敗を認めると落ち度を追及されるので、「私は正しいんだ!もっと増税してもっと緊縮しろ」と命令しています。


元官僚がアクセルとブレーキを踏み間違えて死者を出し「私は正しいんだ!」と連呼したのと同じです

それに唯々諾々と従ってきたのが自民党などの政治家で、それに疑問を持たずに国民は従っている。

日本の不況が30年も続いて来たのは、国民が疑問を持たず何も考えず、上からの命令に従ってきたからです。


政府に従わず、全国民が自分の損得で行動するのが民主主義で、盲目的に政府に従ったら結局民主主義はなくなります。

その挙句は「全世界で日本だけ不況」「日本だけ廃墟」「気づけば特攻、玉砕を要求されている」羽目になります