ウイルスの起源とアメリカの関係

AC通信 No.845 (2021/06/07)AC 論説No.845 ウイルスの起源とアメリカの関係

アメリカはこれまでウイルスの起源が中国の武漢研究所から流出したことを否定してきたが、二週間前にWall Street Journalが武漢市で2019年10月に三人の研究者が体調を悪くして入院したことを報道したあとNYタイムスもこの報道に続き、ようやくウイルスの起源が中国であることを調査する動きが出てきた。

2020年4月にトランプ大統領がコロナ疫病が中国から出たらしいと発表したが、ウイルス対応の最高責任者であるDr. Fauciが極力これを否定し、メディアも中国起源説をトランプの陰謀論だと攻撃して否定した。同じ時期にポンペオ国務長官もウイルスの発源地は中国であると主張していたがDr.Faici は国防部の調査を否定した。Judicial Watch誌が情報公開要求で3000通あまりのDr. Fauciと関連者のメールを取得した結果、Fauciのさまざまな嘘が明らかになりつつある。

ウイルスの発源地はどこか、Fauciはなぜ中国起源説を否定しのか、アメリカは武漢のウイルス研究に資金を提供していたか、なぜアメリカは中国起源説を否定するのかなど疑問はたくさんある。この問題についてユーチューブにも幾つかの詳しい研究がある。真相解明には長い時間がかかるとおもうが、今回は私が調べた事情と感想を書いてみる。

*1 アメリカはオバマ時代から中国とウイルスの共同研究をしていた

アメリカはオバマ時代から中国の武漢研究所と合作してコロナウイルスの研究をしてきた。6月4日のNew York PostのSamuel Chamberlainの記事によると、中国の武漢研究所は2014年から2020年に停止されるまで、多額の研究資金を得ていた。2014年に133.595ドル、2015年に139.015ドル、2016年ー2018年の3年間はそれぞれ159.122ドル、2018年に76.301ドルである。これらの研究費はNIHが支給したのではなく、アメリカのEcoHealth Allianceと社を経て武漢に渡された。研究の目的は「蝙蝠コロナウイルスの危険性についての研究(Understanding the Risk of BatCoronavirus)」である。

*2 研究目的は2002年のSARSに起因する

2002年に起きたSARSの疫病伝染はその発生源が中国の武漢で、蝙蝠が感染したウイルスが人体に感染して呼吸器障害を起こした病気である。それゆえ動物が感染するウイルスが人体にも感染する可能性を研究する必要があり、その発源地である武漢研究所と合作するのは自然の成り行きだったと思われる。SARSが発生した2002年のあと、世界各国の医学研究者は蝙蝠のウイルスの変形が人類に感染する可能性があり、SARSのウイルスは「蝙蝠が起源で、人間の呼吸器に危害を及ぼす」ことを知っていた。

このウイルスが人体に感染を及ぼすなら生物兵器として使う可能性もあるのではないか。アメリカはなぜ中国と合作してこんな危険な研究を進めたのか。アメリカの医学や軍の研究所も動物のウイルスが人体に感染を及ぼす可能性を研究していたと思われる。但しアメリカの生物兵器研究は攻撃兵器としてではなく防御のために研究していたと思われる。

このウイルスの正式の呼称はSARS-CoV-2で、Covid-19と言う名前は疫病の病名である。中国がこのウイルスを生物兵器として研究した可能性はあっても証拠はない。そしてSARS-CoV-2は武漢研究所の意外な事故で流出したのか、または中国が生物兵器として攻撃したのかも不明、確かめることはできない。どちらも中国が認めるはずがない。

Foxnewsによるとオバマは2014年に中国と合作してこの研究をするのは危険だと警告したと言う。Fauciが研究所の主任だった国家アレルギー研究所(NIAID)は、オバマがストップした武漢に対する研究費をFauciがアメリカのEcoHealth Alliance社を経由して武漢研究所に渡したと言う。報道によるとEcoHealth Allianceは2014年から2019年の間に総額375万ドルを取得していた。Fauciはこれらの経緯について詳しく国民に説明するべきである。

*3 ウイルスの起源説に対する疑問

報道によると武漢研究所は2019年夏に「人の肺機能組織を移植されたヒト化マウスを使ってSARS-CoV-2が人体に及ぼす研究」をしていた。しかも研究に携わった23人の研究者のうち11人は中国の人民解放軍の研究者だったと言う。報道ではこの研究を行った直後の2019年10月に武漢で3人の研究者が体調を悪くして入院したと言う。本当ならこの研究の際に誤って3人が感染した可能性が考えられる。

つまり以下のことがわかる:中国の解放軍は武漢研究所とともにCoV-2の生物兵器関連の研究をしていた。研究の目的はヒト化マウスを使ってウイルスが人体の肺機能に及ぼす効果であった。研究に先立って武漢研究所はSRAS-SoV-2を所有していた。このウイルスが人為的に作られたのか、或いは自然に変型したのかは不明である。自然型でも人為型でも、解放軍がウイルスを使ってアメリカを攻撃した疑いがある。

*4 Dr. Fauciとサヨク民主党に対する疑問

Dr. Fauciはトランプ大統領からウイルス対策の責任者に任命されたにも拘らず、疫病が発生した2020年4月にはトランプのウイルス中国起源説に反対し、メディアを使って中国の関与を否認し続けた。責任者でありながらマスクの着用を否定した。トランプのワクチン開発令に疑問を呈し、治療薬の開発を推進せずHydrochloroquineに否定的だった。コロナ疫病の発生した初期のうちに治療薬の開発が進んでいれば死者の数も少なかったはずだ。

サヨク民主党もFauciと同じくウイルスの起源や治療薬の開発に否定的だった。サヨク民主党は選挙に勝つためウイルス関連の事項をトランプ攻撃に利用した。Fauci や民主党がウイルス中国起源説の調査に否定的だったのは調査が進めばアメリカの関与と責任が問われることになるからと思われる。

Covid-19 の疫病が人類に与えた被害は計り知れないほど甚大である。最高責任者のFauci やサヨク民主党が政治的な原因でウイルス対策を怠り、選挙のためトランプ攻撃に利用した罪は非常に重い。中国の責任は否定できないが、アメリカの責任も否定できない。

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