らーめんを食べに行った後、
だんなと二人で時間があったので、
DVDを借りに行った。
CMで気になっていた、この映画を借りてきた。
冤罪を負った主人公の静かな戦いが
淡々と進められていく。
結局、ネタバレをすると、
ハッピーエンドにはならない。
多分、最高裁まで行くカンジ。
なんだか、モヤッとする映画である。
しかし、途中眠くなったり、中だるみをするような内容ではない。
新人弁護士である瀬戸朝香然り、中堅弁護士である彼然り、
弁護士の苦悩もわかる。
また、被害者である少女然り、その家族の苦悩もわかる。
もちろん、被告人とされている無実の主人公、
そして、その周りの人たちの苦悩たるや、計り知れない。
日本の司法っていったいどうなっているんだ?!
痴漢っていうのは、サイテーな行為であるが、
それをちゃあんと立憲できないのに、
被告人とされている人の自白だけって言うのは、どうなんだろう???
私は専門学校に通っているとき、
世にも恐ろしい「池袋~新宿」という山手線区間を毎日通っていたわけだけど、
そりゃあ、何度か、痴漢に会いましたさ。
その話を聞いた兄は、すごく激怒って、
翌日自分の学校の時間をずらして一緒に電車に乗ってくれましたっけ。
確かに、ソレをやられているとき、
声なんて出ません。
犯人を捕まえるなんて、到底できません。
そんな中で、
例えば、周りの誰かが犯人を捕まえてくれて、
「犯人はコイツだろ?」って言われたところで
その犯人の顔なんて見ているわけないんだから、
とてもじゃないけど立憲なんてできないだろうね。
だからって、痴漢犯!
頼むよ、痴漢なんて卑劣な行為、絶対にやらないで欲しい。
やられた方は、心に傷を作るんだよ。
それにしても、周防監督ってすごいよね。
こんな冤罪が多いという日本の司法に切り込んでいったんだから。
ある意味、『シッコ』も気になるな…。
キンタです。
とても難しい問題ですね。
どちらも大きな傷を抱えてしまうし、
それだけで人生までも狂ってしまう。
しかも誰もが当事者になってしまう可能性がある世の中だし・・・
ここにスポットを当てるって、
勇気のいる事ですよね。
そうなんですよね~。
被害者の感情を逆撫でしていると受け取ることも出来ますからね~。
それでも、主人公が心の中で言っていたこと。
「真実は神のみぞ知るって言葉があるけれど、この場合、ボクしか知らないんだよな…。」って台詞が印象的でした。