私達にできること。

あれから１０日。



まだまだ復興への道のりは遠いけれど、さまざまな支援の輪、少しずつ立ち上がろうとしている被災地の方々の報道にほんの少しずつではありますが、希望が見えてきました。
まだまだ不安も多いけれど、日本中だけでなく、世界中で気にかけて助けようとしている人たちが本当に大勢います。

きっと大丈夫。きっと立ち直れる。

まだまだ寒い日が続いたり、色々と不便な生活は続いてしまうかもしれないけれど、みんな出来る限りのことをして応援しているので頑張ってください。



それでも一方、計画停電による影響で都内ではガソリンや食材、ティッシュ、防災用品の買占めが起こり、まだまだ店頭は品薄状態です。

週末あたりから少しずつ流通は落ち着いて入荷もしてきているようですが、本当に必要なんだろうか、と思うような量を買い込んでいる人を大勢見かけます。

あなたより大変な人がたくさんいるのに。


身近な人にも、停電があるのかないのか分からないことに怒っている人、ガソリンが買えないことに文句を言っている人がいます。
節電営業をしている企業が多い中、暑いくらいの暖房をかけ、電気もこうこうと点けている企業があります。

あなた達より困っている人がたくさんいるのに。



地元の駅で選手達が毎日必死に募金活動をしている中、利益のためでしょうか、開幕を強行しようとしたセ・リーグ。
テレビに映ったナベツネさんの発言で、どれだけ多くの野球ファンが残念に思ったことでしょう。
結局あれからすぐに日程は変更されましたが、「あのこと」はどんなにフォローをしてもみんなの心の中から消えることはないでしょう。


ツラい状況にある人たちに心を寄せること。
そうすれば何をすべきか、何をしてはいけないか、分かるはずです。


ひとつのスイッチを消す、厚着をして暖房を消す、明るいうちに行動する、むやみに車に乗らない、出来ることはたくさんあります。
私達に出来ることをひとつでも、少しでも。


一番、苦しんでいる地域の人たちに届きますように。