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お寺のブログ

「宝寿院」の毎日

青葉まつり3「暑い熱い煙い!」

2015-06-17 10:32:16 | 由貴さん

6月15日9時から「青葉まつり」総合受付に宥貴さんがいると聞き、ホテルをチェックアウトすると本山に再び向かいました。

まだ朝の9時前なのに、私はこの日智積院に向かうのは3度めです。

 

「あっ!いたいた(^O^)/」

もう受付は始まっていました。 何か宥貴さんに話しかけている一般の方が沢山みえて、チョットゆっくり話せる雰囲気ではありません。

「午後から担当部署が変わり、密厳堂前でスタンプを押す係になります。 それまで待ってて貰えますか?」と宥貴さんに言われたのでとにかく受付を離れました。

毎年この青葉まつりには、真言宗智山派のお寺さん引率の檀信徒さんとお坊さんが参加される程度でしたが、地元のテレビで取り上げたこともあり、凄い人出です。

お練行列は良い場所で写真が撮れました(*^^)v

柴燈護摩道場

この後、境内中央で柴燈護摩が焚かれましたが、まあ煙い煙い(*_*;

ご高齢の管長様は、さすが避難もせずじっとその場においででした。

手の空いた院生も見学していました。

この日は、色々な思考が凝らしてあり

1.「お堂巡り」 智積院にある五つのお堂を巡り、ご集印しながらそれぞれの御本尊様と御縁を結びます。

          印の揃った台紙はそのまま御札として持ち帰る事ができ、たたんでお守りとして持ち歩けるお守り袋も五〇〇円で販売しています。

          五つの本尊と御縁を結んだら「身代り不動」の身代り札が頂けます。

2.「拝観無料」名勝庭園や国宝障壁画の拝観がすべて無料で公開され、説明を聞くことができます。

3.「呈 茶 」 五〇〇円

4.「雅楽演奏」

5.「法 話 」

6.「福 引 」柴燈護摩のご祈祷を申し込むと福引ができます。

7.「まんだら市」 金堂周辺に出店がでてました。

毎年6月15日と決まっているので、一般の方も是非行って下さい。

 

午後になり密厳堂に行きました。 階段を上がって行くと、宥貴さんは職員の先輩のお坊さんと一緒に、お堂の前で印を押しています。

私が行くとその先輩が「また暫く逢えないのだから、下で話してきなさい。ゆっくりしていいから。」とおっしゃって下さいました。

お顔は厳しいですが、優しいお言葉です。

「ありがとうございます。 すぐ戻ってまいります。」とお辞儀をして持ち場をはなれました。

 

階段を下りながら、涼しい木陰で2ヶ月半ぶりに2人っきりで話しができました。

内容は学内の仲間や先生の話が中心です。 本当に、みんな思いやりのあるいい人ばかりで幸せだと言っていました。

毎日限界まで身体を動かし働き、勉強していても不思議と体調を崩さないそうです。

私も、あの4月の心配は吹き飛びました。

素晴らしい環境の中で、修行に集中させて頂き心から感謝致します。

 

思わず時間を忘れて話してしまい、階段を上がるとお堂の前は大行列!!(汗)

「ええ~! イカン、どうしよう。。。」

別れの挨拶もソコソコに、ダッシュで戻って行きましたm(__)m

由貴ちゃん、また秋に会いに来るからね~(#^^#)♪

 

 

 

        

 

 


青葉まつり2「宥貴さんの経頭」 

2015-06-16 08:27:31 | 由貴さん

何回かに分けて、14日15日の本山へ行った時のお話をブログにあげようと思います。

昨日は到着して直ぐの出来事を書きました。

今日はその後から翌朝6時からの勤行の様子を報告します。

なかなかメインの「青葉まつり」まで行きません。

でも、実は私達のなかのメインはこの朝の勤行でした。

 

到着した日の夕方、まず本山に行きお参りをしてホテルに行くと、すでに大阪に住む姉がホテルに到着していました。

姉は真言宗高野派の大きな寺に嫁いでいて、下の息子はまだ小学生の為、なかなか実家に来ることが出来ません。

本当は食事だけのつもりで誘いましたが、お義兄さんが「せっかくお義母さんが来るのだから、泊まってきなさい」と気を使ってくれました。

ワインを飲みながら、楽しい夜はあっという間に過ぎてしまいました。

 

翌朝、は3時半ごろ目がさめました。

ゆっくり身支度をして明るくなるのを待ち、目の前の智積院を歩こうと思っていたからです。

外に出ると鳥がさえずり、空気がとても気持ち良いです。

目の前、と言っても広い道路を越え、境内は相当の広さがあります。

境内は高低差があり坂道、階段ばかりです。

朝4時半に行ってみると、すでに院生が堂内の掃除を担当に分かれてしていました。

22名ですべての掃除ですから、大変です。

掃除をしている気配はしますが、無駄口など一切聞こえてきません。

隅々歩きまわりましたが、宥貴さんに会うことは出来ませんでした。

 

一旦ホテルに戻ると、住職も身支度をして待っていました。

宥貴さんが勤行で経頭(お経の初めを一人で読む)をすると手紙に書いてあったので、実は住職も楽しみで早くから起きていたそうです。

 

6時から勤行でしたが、5時半には静まり返った金堂に入り二人で待っていました。

5時45分にまず院生が入ってきます。

この日は経頭をする宥貴さんが一番に入ってきました。

凄く凄く緊張していて、顔も合わせません。

一番手前に着座すると目を閉じて精神統一していました。

この静かなお堂に、この後300名以上の檀信徒さんや沢山の僧侶が入りギュウギュウ詰めになりました。

6時になると、管長様がご入場になり、より一斉が静かになります。

 

そこで宥貴さんの声が堂内に響き渡ります。

大きな伸びやかな声です。

その後、僧侶全員の読経になり荘厳な空気に包まれます。

 

1時間近くのお経ですべての頭を無事やり終えてくれて、ほっとしました。

そして心で拍手を送りました。

振り返ると、住職が涙ぐんでいます。

 

9時から「青葉まつり」に参加すると、住職の知り合いのお坊さんが大勢おみえでした。

住職は、挨拶してくださる殆どのお坊さんに「今日、うちの孫が勤行で経頭をやりました。」と嬉しそうに言っていました。

婆バカ丸出しで笑えましたが、孝行をしてくれた宥貴さんには感謝です。

 

 

 


青葉まつり1「パパは修行僧」

2015-06-15 16:39:46 | 由貴さん

昨日午後から翌日の「青葉まつり」を見る為、京都の智積院に行ってきました。

車を飛ばし夕方5時ごろ着きました。

金堂で気配がするので行ってみると、院生の授業をしていました。

翌日の青葉まつりの準備の為、通常の予定が少しずれているようです。

授業は、お参りで使う楽器の授業みたいです。

終わると、直ぐに宥貴さんが私達に気づき近寄ってきてくれました。

他の院生も一斉に挨拶してくれて、「差し入れありがとうございました。」と6月4日のシュークリームのお礼を言ってくれます。

毎日差し入れしたくなるくらい院生は、凄く可愛いです。

 

私達と一緒に授業が終わるのを待っていた若い女性は、1歳に満たない赤ちゃん連れです。

その女性は、院生A君の奥さんでした。

A君は我が子を抱きしめ、とっても嬉しそうです。

ジーンとしてしまいます(・_;)

私が話しかけると、とても礼儀正しく爽やかに答えてくれます。

私は勝手に想像します。。。

彼の4畳半の寮には、可愛い奥さんやお子さんの写真があるのでしょう。

そして、一日の終わりにその写真に話しかけている様子が目に浮かびます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


宥貴さんからの手紙 5

2015-06-12 08:42:20 | 由貴さん

宥貴さんからの手紙も5通目になりました。

ハガキに必要な物が書かれている手紙が続きましたが、今回は家族それぞれに便箋に書かれており、余裕が感じられます。

 

先日、突然外出許可が出され、その時の様子も書かれていました。

こんなヘアースタイルで、作務衣に布の袋で外界に出され、外国の方に写真をバシャバシャ撮られて恥ずかしかったそうです。

智積院は一歩出れば、京都の中心地で沢山の観光客や学生がいます。

その時、我が家に電話がありましたが、こんなイラストのような姿だったようです。

 

6月末から一週間、繞堂行で根来寺に行くのですが、そこでは自炊で炊事当番になったそうです。

「クックパッドでも何でも良いので、味噌汁・炊き込みご飯・きんぴらのレシピを送ってください。」

とあります。

宥貴さん、料理なんてしないので、大丈夫でしょうか。

おかしな精進料理が出来そうです(笑)


元気な顔が見れました

2015-06-05 10:55:19 | 由貴さん

昨日は、寺庭婦人会の総会出席のため京都東山七条にいきました。

総会後は本山智積院の総合研修会の第一部に参加させて頂きました。

本山に行った時の院生への差し入れは、先日の宥貴さんの電話で変更があり地元のシュークリームになりました。

特別に朝8時に作ってもらいましたが、保冷バックに保冷剤を沢山詰めて大きな荷物になりました。

今回は婦人会の皆さんと新幹線で行くため、名古屋駅までの混んだ電車の中ではこのシュークリームがヒンシュク物でした。

 

名古屋駅で待ち合わせの寺庭婦人会には初参加でしたが、お寺育ちの私なので知っている方も数名おみえでした。 

どちらかというと若いお嫁さんが多く、私は明らかに年配組みでした。

 

総会、食事会は智積院前の正面 ハイアットリージェンシーホテルで、 食事がとにかく美味しくて、会話もたのしく緊張は全くなくなっていました。

その後、研修会参加の為本山へ移動しましたが、差し入れをするため、私だけ先に早足で向かいました。

 

専修学院のある建物入口で、院生への差し入れを申し出ると、気を使って宥貴を呼んで下さいました。

「どうぞ、学院の方へ行って下さい。」と言われ歩いていきました。 一番奥の扉の向こうが学院です。

扉をあけるとすぐが、学院の先生方のお部屋でそこに宥貴さんがいました。

お坊さんの服もきちんと着てニコニコ顔でこちらを見ています。

「ああ、由貴ちゃん、元気だった? チョット痩せたねえ?」

5分ほど何でもない話をしました。 

その間院生の子数名とすれ違いましたが、みんな笑顔でご挨拶してくれました。

学院長が「とても頑張っていますよ。真面目でいい子です。安心して下さい。」と言って下さいました。

チョットでも話ができてよかったです。 

また急いで研修会に戻りました。

午後4時半頃に終わり、外にでると夕の勤行の声がしています。

このお経は院生だ!と思い覗きました。

奥から3番目が宥貴さんです。 一人小さいです。

院生のお経は、素直で一生懸命で心を強く打たれました。

たった2ヶ月でよくぞここまで。。。

目をつぶると今も聞こえてきます。

これから厳しい修行がありますが、応援してます頑張って下さい。