しっぽを上げていこう!

ブリュッセルグリフォン親子4頭と暮らす日常

今日の夕焼けは子供の記憶を連れてきた

2019年11月01日 | お散歩で・・・

 

夕方の空

実際はもうワントーン薄い色

濃い紫色の層は、薄いすみれ色でした。

小学生に上がるとき買ってもらった36色の色鉛筆

その中で一番好きだったのが、すみれ色

藤の花が好きだった母のために、父が藤棚を作りました

満開の季節を数回しか見られなかった母

わたしの根っこにこの、すみれ色が染み付いていたようです

藤の花なのに、すみれ色とはどうゆうことかはわかりませんけどね。

古い記憶がよみがえった、夕散歩でした。

#すみれ色
#36
#色鉛筆

しかし!

この36色鉛筆のケースはランドセルの大きさをはるかに越えていて
とてもカッコ悪かった!
みんな12色でスマートにランドセルから取り出していた。

なんで、こんな大きいの持ってくるの~?
どうして~?

いつも言われ続けた小学生時代

みんなと同じのが良かった!

ランドセルもみんなはクラリーノで、表面がツルツルで形もふっくらと良い形。
わたしは、革製品のランドセル。
艶もなく、ふっくらとはしていなくてぺちゃんこで大嫌いだった。

早く壊れたら、クラリーノを買ってもらえると思って、塀に擦り付けて表面をガビガビしてやった!
しかし、怒られただけで新しいのは買ってもらえなかった。

色ひとつで、記憶が湯水のように甦る。

とある人に母を早くに亡くしたと話したら

贈られた言葉

「一緒にいた時間の長さではない
どれだけ込めたか、だと思うよ」

若いのにお母さんが居なくて可哀想ね、
気の毒ね、大変ね、
真面目に生きていれば良いことがあるよ

どうでもいい同情をたくさん聞かされていたから

ひときわ光を放ったこの言葉は、心を柔らかくしてくれた。

何がが一つ溶ける気がした。

#言霊
#優しさ
#思いやり
#本当の優しさとは
#母親

コメント
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