私のメモもかねて、学校説明会の報告も書こうとおもっていたのに、すっかり、たまってしまいました。見てきた順序に関係なく、かけた順番にアップしていこと思います。お付き合いください。
さて、四谷大塚主催の説明会に麗澤中学があったので、へ行ってきました。この中学を始めて知ったのは、”中学受験Bible”の著者の庄司さんのお嬢さんが、受験されたと書いてあったからです。 とても優秀なお嬢様なのに、何故、偏差値からいえば入りやすい、麗澤中学を選んだのか、ちょっと興味がありました。
調べてみると、とても広い敷地の中にある学校で、国際教育に力をいれており、英語などは、とてもよい教育をしてそうです。寮もあるみたい・・
ただね・・・うちからは、結構遠いんですよねぇ・・
南柏から、バスで5分。バスを降りると・・びっくりしました。
ちょうど、植物園の入り口のような門の横に、木でつくられた守衛さんの部屋があります。えっ?ここってほんとうに学校???
で、門をはいると、そこは森の入り口です。2mぐらいの巾の道が、森の奥へと続いています。しべらく森の中を歩いていくと、パッと視界が開けて、研修施設と書いてある、建物があり、その前を乳母車を押したお母さんや、よちよち歩きのあかちゃんが、歩いています。
もう少しいくと、そう・・公園の子供広場のような、芝生の広い広場があり、その広場の脇をぬけていくと、やっと、中学校へたどりつきました。その間5分ぐらいでしょうか。 これは、もう私の想像していた学校のイメージを越えていました。
校舎にはいると2階の部屋に通されました。四谷大塚主催の説明会ということで、100名強の参加かな?こじんまりした説明会です。最初は、本日校長先生が不在ということで、広報の先生からのお話でした。
広報の先生のお話
麗澤の6年間の一貫教育では、中学校の定員は、100名実際は、110~120名)で、男女比もだいたい同じぐらい、クラスは均等に分けた3くらすだそうです。高校からは、難関国立大学をめざす「一貫特進クラス」、国立、難関私大をめざす「一貫分離クラス」、そして、上智やICUなどをめざす「国際クラス」の3つに分かれるそうです。高校1年から数学Ⅱに入るなど先取りしているので、国際以外のクラスは、高入生とは一緒にできないそうです。逆に国際は、高校入学の進度にあわせるので、一度やったことをもう一度、高入生と一緒に勉強することになりますが・・って、言ってらっしゃいました。
麗澤は、中高一貫の一期生を今年初めて、卒業させます。よって、来春の進学実績は、いままでとは違うものになると思います。
我校では、宿題も出します。宿題を提出しなければ、とことん追いかけます。まあ、最後は、キャンパスプラザっていう宿泊施設がありますから、一晩でもお付き合いでもしますよ。(笑)河合塾の模試で一貫生は、昨年度の受験生より、国語・数学がよいです。また、理科社会の仕上がりが、一貫生のほうが早い。中学では、豊かな自然を利用した観察や、実験をとことんやります。その分、高校では、実験には力をいれず、座学できっちり勉強していきます。
また、一期生が卒業するにあたり、来年から、制服、カリキュラムを見直します。制服は高校生と同じデザイン(色違い)になります。
そして、麗澤には、3つの教育重点があるそうです。「道徳教育」「言語技術教育」「国際人教育」です。これは、世界にでたとき、きちんとした日本人であること、外国語ができること、貿易げできる経済観念が身につくことを主眼においたからです。
・道徳教育
麗澤は、昭和10年に ”道徳科学専攻塾” として開校しました。創立者の廣池先生は、世界の4聖人(釈迦、キリスト、ソクラテス、孔子)の教えを学問的に整理し「道徳科学(モラロジー)の論文」をかかれた方で、その精神に基づき世界に出たとき、きちんとした日本人であるようにと、作られたものです。 朝のホームルームでは、この4聖人の教えを書いた、「心のカレンダー」というを読むそうですが、道徳教育を通じて卒業するまでには、自然に「心について」「人間について」「人生について」など考えることができるそうです。
・言語教育
まずは、母国語教育というものを日本語で展開することです。
導入では、問答ゲームというのを行います。意見の最初には、結論が最初にでてきて、次に理由を言っていき、前の人と同じでも自分の言葉で言うようにします。そして最後には、それを原稿用紙に書きます。外国では、幼児のうちになされる教育ですが、日本はあうんの呼吸がよしとされる文化なので、こういう教育が中学で必要になります。
つぎに、基礎として、再話教育(聞き取り、メモし、要約する)を行います。
視点を変える授業というのを行います。たとえば、”あかずきんちゃん”の話を考えた場合、「あかずきんの視点」にたつと、”おうちをでて、しばらく行くとおおかみさんにあった。お花を摘んで、おばあちゃんの家に行くと、おばあちゃんの格好をしたおおかみさんが居て、「たべられた!」と、思ったら、急に明るくなって、そこに狩人さんがいた。”
「お母さんの視点」にたつと、あかずきんちゃんを送り出して、家に居ると、夕方になって、狩人さんと一緒のあかずきんちゃんが帰ってきた。
じゃあ、おおかみさんだと? 狩人だと? 作者だと?・・・
いろいろな視点に立つことで、多角的な見方る力の育成や、相手の気持に立つ力の育成ができるのだそうです。
・国際人教育
英語は、少人数でのNativeの先生と日本人の先生のTeamTeachingです。mp3で録音したものを、持って帰って、聞いてしゃべる宿題が出て、徹底的に実践的英語の育成をします。
ここで、中2のスキットの様子をビデオで見せてもらいました。2人でのショートコントなのですが、ストリー展開も、演技も、落ちもすばらしく、そして、聞いている生徒たちもしっかりストーリーがわかっているようで、きちんと笑い声も録音されていて、中2で日常会話程度は困らないのかなと思いました。
そして、ここでGTECforStudentの英語テストの結果について教えていただきました。1期生は、語学研修からかえった中3から実施したそうですが、この時点で、高3の全国平均をうわまっていたそうです。そして、高3時点で上位25%の平均は、646点ということでした。このテストは、676点以上がアメリカ、カナダの大学に留学可能な英語力ということですから、この学校から、海外の大学を受験できるような生徒さんもいるということですね。
最後に国際人教育として、中2で伊勢・奈良・京都へ行き、日本文化を知り、中3では、ニュージーランドへ語学研修に行くそうです。(う~ん、いいんですが、お金かかりそうですね・・)
最後に入試についてのお話があって終わりです。
授業見学
学校見学ではなく、授業見学ということでした。中学校舎の1階部分に、1年生から、3年生までの9クラスの教室があります。
パンフレットに載っている螺旋階段を下りると教室は、右手にたてに3(?)クラス。そこから、正面に6クラスが横に並んでおり、その真ん中が広いスペースになり、まがたま型(?)の部屋が真ん中に2つ・・何かと思ったら、女子用と男子用のトイレでした。後ろ側には、職員室があり、このスペースだけで、用が足りるようになっています。
共有部分も広いし、開放感があります。
1年生の教室に入ると、ちょうどさっき説明があった「言語教育」を実施しているところでした。教室はやっぱり、余裕がありますね。廊下も教室の中もすべて絨毯敷きです。掃除機が廊下に置いてあったので、掃除は掃除機でするんですね。
どうでもいいんですが・・ちょっと、このにおい・・。この学校は、上履きが無いみたいです。上履きがない学校は、何校か行ったのですが、ここはスニーカーも許可しているみたいで、男の子はほとんどスニーカー。で、どうも・・そのむれたにおいみたいです。 もし、この学校にはいるなら靴は何足か用意しないと・・。
で、肝心の授業。時間割をみると「言語教育」という時間になっていました。国語の授業の一環としてやるのではなく、きちんと1単位の授業としてやっているんですね。今日のお題は、「入試が1~3月の寒い時期にやることについて」賛成か、反対か、を考えて、両方の理由を原稿用紙に書くというものでした。
こういう授業って大切ですよね。よく”プレゼンテーション”の授業と称して、パワーポイントの使い方を指導したと、アニメーションふんだんな、プレゼンパッケージを自慢げに見せる学校がありますが、社会にでてから必要なのは、そうい技巧ではなく、自分の言いたいことをどう伝えるかです。この授業のように、論理だって文を書くことが、教育の中でおろそかにされていたのでは・・って、ちょっと考えてしまいました。
さて、今回はヒフミをつれてこなかったんですけど。自然あふれるキャンパスと、よく練られた授業。 もしかしたら、気に入るかも。
でもね、いかんせん遠いなぁ・・・・
さて、四谷大塚主催の説明会に麗澤中学があったので、へ行ってきました。この中学を始めて知ったのは、”中学受験Bible”の著者の庄司さんのお嬢さんが、受験されたと書いてあったからです。 とても優秀なお嬢様なのに、何故、偏差値からいえば入りやすい、麗澤中学を選んだのか、ちょっと興味がありました。
調べてみると、とても広い敷地の中にある学校で、国際教育に力をいれており、英語などは、とてもよい教育をしてそうです。寮もあるみたい・・
ただね・・・うちからは、結構遠いんですよねぇ・・
南柏から、バスで5分。バスを降りると・・びっくりしました。
ちょうど、植物園の入り口のような門の横に、木でつくられた守衛さんの部屋があります。えっ?ここってほんとうに学校???
で、門をはいると、そこは森の入り口です。2mぐらいの巾の道が、森の奥へと続いています。しべらく森の中を歩いていくと、パッと視界が開けて、研修施設と書いてある、建物があり、その前を乳母車を押したお母さんや、よちよち歩きのあかちゃんが、歩いています。
もう少しいくと、そう・・公園の子供広場のような、芝生の広い広場があり、その広場の脇をぬけていくと、やっと、中学校へたどりつきました。その間5分ぐらいでしょうか。 これは、もう私の想像していた学校のイメージを越えていました。
校舎にはいると2階の部屋に通されました。四谷大塚主催の説明会ということで、100名強の参加かな?こじんまりした説明会です。最初は、本日校長先生が不在ということで、広報の先生からのお話でした。

麗澤の6年間の一貫教育では、中学校の定員は、100名実際は、110~120名)で、男女比もだいたい同じぐらい、クラスは均等に分けた3くらすだそうです。高校からは、難関国立大学をめざす「一貫特進クラス」、国立、難関私大をめざす「一貫分離クラス」、そして、上智やICUなどをめざす「国際クラス」の3つに分かれるそうです。高校1年から数学Ⅱに入るなど先取りしているので、国際以外のクラスは、高入生とは一緒にできないそうです。逆に国際は、高校入学の進度にあわせるので、一度やったことをもう一度、高入生と一緒に勉強することになりますが・・って、言ってらっしゃいました。
麗澤は、中高一貫の一期生を今年初めて、卒業させます。よって、来春の進学実績は、いままでとは違うものになると思います。
我校では、宿題も出します。宿題を提出しなければ、とことん追いかけます。まあ、最後は、キャンパスプラザっていう宿泊施設がありますから、一晩でもお付き合いでもしますよ。(笑)河合塾の模試で一貫生は、昨年度の受験生より、国語・数学がよいです。また、理科社会の仕上がりが、一貫生のほうが早い。中学では、豊かな自然を利用した観察や、実験をとことんやります。その分、高校では、実験には力をいれず、座学できっちり勉強していきます。
また、一期生が卒業するにあたり、来年から、制服、カリキュラムを見直します。制服は高校生と同じデザイン(色違い)になります。
そして、麗澤には、3つの教育重点があるそうです。「道徳教育」「言語技術教育」「国際人教育」です。これは、世界にでたとき、きちんとした日本人であること、外国語ができること、貿易げできる経済観念が身につくことを主眼においたからです。
・道徳教育
麗澤は、昭和10年に ”道徳科学専攻塾” として開校しました。創立者の廣池先生は、世界の4聖人(釈迦、キリスト、ソクラテス、孔子)の教えを学問的に整理し「道徳科学(モラロジー)の論文」をかかれた方で、その精神に基づき世界に出たとき、きちんとした日本人であるようにと、作られたものです。 朝のホームルームでは、この4聖人の教えを書いた、「心のカレンダー」というを読むそうですが、道徳教育を通じて卒業するまでには、自然に「心について」「人間について」「人生について」など考えることができるそうです。
・言語教育
まずは、母国語教育というものを日本語で展開することです。
導入では、問答ゲームというのを行います。意見の最初には、結論が最初にでてきて、次に理由を言っていき、前の人と同じでも自分の言葉で言うようにします。そして最後には、それを原稿用紙に書きます。外国では、幼児のうちになされる教育ですが、日本はあうんの呼吸がよしとされる文化なので、こういう教育が中学で必要になります。
つぎに、基礎として、再話教育(聞き取り、メモし、要約する)を行います。
視点を変える授業というのを行います。たとえば、”あかずきんちゃん”の話を考えた場合、「あかずきんの視点」にたつと、”おうちをでて、しばらく行くとおおかみさんにあった。お花を摘んで、おばあちゃんの家に行くと、おばあちゃんの格好をしたおおかみさんが居て、「たべられた!」と、思ったら、急に明るくなって、そこに狩人さんがいた。”
「お母さんの視点」にたつと、あかずきんちゃんを送り出して、家に居ると、夕方になって、狩人さんと一緒のあかずきんちゃんが帰ってきた。
じゃあ、おおかみさんだと? 狩人だと? 作者だと?・・・
いろいろな視点に立つことで、多角的な見方る力の育成や、相手の気持に立つ力の育成ができるのだそうです。
・国際人教育
英語は、少人数でのNativeの先生と日本人の先生のTeamTeachingです。mp3で録音したものを、持って帰って、聞いてしゃべる宿題が出て、徹底的に実践的英語の育成をします。
ここで、中2のスキットの様子をビデオで見せてもらいました。2人でのショートコントなのですが、ストリー展開も、演技も、落ちもすばらしく、そして、聞いている生徒たちもしっかりストーリーがわかっているようで、きちんと笑い声も録音されていて、中2で日常会話程度は困らないのかなと思いました。
そして、ここでGTECforStudentの英語テストの結果について教えていただきました。1期生は、語学研修からかえった中3から実施したそうですが、この時点で、高3の全国平均をうわまっていたそうです。そして、高3時点で上位25%の平均は、646点ということでした。このテストは、676点以上がアメリカ、カナダの大学に留学可能な英語力ということですから、この学校から、海外の大学を受験できるような生徒さんもいるということですね。
最後に国際人教育として、中2で伊勢・奈良・京都へ行き、日本文化を知り、中3では、ニュージーランドへ語学研修に行くそうです。(う~ん、いいんですが、お金かかりそうですね・・)
最後に入試についてのお話があって終わりです。

学校見学ではなく、授業見学ということでした。中学校舎の1階部分に、1年生から、3年生までの9クラスの教室があります。
パンフレットに載っている螺旋階段を下りると教室は、右手にたてに3(?)クラス。そこから、正面に6クラスが横に並んでおり、その真ん中が広いスペースになり、まがたま型(?)の部屋が真ん中に2つ・・何かと思ったら、女子用と男子用のトイレでした。後ろ側には、職員室があり、このスペースだけで、用が足りるようになっています。
共有部分も広いし、開放感があります。
1年生の教室に入ると、ちょうどさっき説明があった「言語教育」を実施しているところでした。教室はやっぱり、余裕がありますね。廊下も教室の中もすべて絨毯敷きです。掃除機が廊下に置いてあったので、掃除は掃除機でするんですね。
どうでもいいんですが・・ちょっと、このにおい・・。この学校は、上履きが無いみたいです。上履きがない学校は、何校か行ったのですが、ここはスニーカーも許可しているみたいで、男の子はほとんどスニーカー。で、どうも・・そのむれたにおいみたいです。 もし、この学校にはいるなら靴は何足か用意しないと・・。
で、肝心の授業。時間割をみると「言語教育」という時間になっていました。国語の授業の一環としてやるのではなく、きちんと1単位の授業としてやっているんですね。今日のお題は、「入試が1~3月の寒い時期にやることについて」賛成か、反対か、を考えて、両方の理由を原稿用紙に書くというものでした。
こういう授業って大切ですよね。よく”プレゼンテーション”の授業と称して、パワーポイントの使い方を指導したと、アニメーションふんだんな、プレゼンパッケージを自慢げに見せる学校がありますが、社会にでてから必要なのは、そうい技巧ではなく、自分の言いたいことをどう伝えるかです。この授業のように、論理だって文を書くことが、教育の中でおろそかにされていたのでは・・って、ちょっと考えてしまいました。
さて、今回はヒフミをつれてこなかったんですけど。自然あふれるキャンパスと、よく練られた授業。 もしかしたら、気に入るかも。
でもね、いかんせん遠いなぁ・・・・