ママとヒフミの中学受験記

ヒフミ二人三脚でがんばってきた中学受験が終わりました。応援いただいたお返しに、昨年の記事と並行しての徒然日記です。

姉の受験⑫ ハナ・・ 今

2006-06-18 07:28:55 | 6.姉
こんな、はちゃめちゃな受験でも、
私なりに調査し、準備を進めてきたつもりでした。
ただ、読めなかったのは、”ハナ”です。
他人の受験のコーディネートをするのは、本当に難しいです。

2月1日の夜、

あのね、ママ。
塾の先生にね、受験が終わって、多くの人が
”もっと勉強しとけばよかった”って、思うんだよ。
って、言われたんだけど、
私は大丈夫って、思ってたんだよね。
ああ、もっと勉強しとけばよかった。
でも、落ちてみないとわからなかったんだよね。

と、がっくりです。 

そういうハナの幼さをわかってあげられなかったんですね。
ハナは、第一志望の学校が大好きな気持ちと、
模試で偏差値をとれば、合格できると思っていたんです。

偏差値なんて、志望校とは傾向も難易度も違う、
その模試の問題だとしたら、志望者の中で順位がどのぐらいになるか
しかわからないのに・・
何年間も、”偏差値”という指標の中で生きてきたんですもの当然です。

偏差値の高い学校に入るだけであれば、ハナにとっては、
高校入試のほうがあっていたのかもしれません。
言葉に対するセンスがよく、国語も英語も得意だし、
なにより、精神的な成長の面が大きく作用するような気がします。

でも、やっぱり、私はどうしても
中高一貫校で過ごしてほしいと思いました。

一番、多感な時期を過ごす友だちと6年間一緒に苦楽をともにできるし、
高校受験のない生活のなかで、
部活も6年(or 5年)間きっちりできるし、
行事や委員会を一生懸命することができます。

そういう、生活の中で、大きく人として成長して欲しいと・・・
高校を卒業すれば、もう大人の入り口に立つのですから。
大切な、6年間を高校受験と大学受験に終わらせたくないです。

そうは言っても、公立がゆとり教育の弊害に悩んでいることも、
私立を選択した一つの理由だということは否定しませんが・・・。

で・・入学したハナがどういうふうに過ごしているかと言うと・・・



入学のつぎの日,"楽しい~"と、言って帰ってきました。
小学校のときは、単学級で、女子も十人強しかいませんでしたが、
一日で、それと同じぐらいの友だちができていました。
あんなに女子校に行きたいといっていたくせに、
”恋話(コイバナ)ができない・・・”って・・文句を言っていますが、
実は、女子だけの、気楽で華やかな雰囲気が楽しくてしょうがないようです。

そして、小学校のころは、始業の30分ぐらい前に、
やっとおきてきて、遅刻ぎりぎりに、学校へ行っていたハナですが、
クラブの朝練のために、5時前に自分で起きてでかけていくこともあります。

部活大好き、友だち大好きのハナです。

勉強のほうは・・・まだ始まったばかりでよくわかりませんが、
初めての定期試験では、
クラスで1番、学年でもTOP 10以内 の成績でした。 
他の志望校に行っていたらこうは、いかなかったでしょう。

学校のレベルが低いんだから、当たり前でしょって、
言われそうですが、理解度をはかるテストで、
9割ぐらいの成績がとれているわけですから、
授業の内容は、きちんと、理解しているということでしょう。

そして、中学のうちは、基礎がきちんとできていれば、
大学受験に向けては、高校からで、大丈夫だと思っています。

この成績を励みにして、このままがんばってくれればいいなぁ
と思っているのですが・・

学校の中で成績がいいことは、いろいろなよいことがありますよね。

先生に一目置いてもらえたり、
大学の学校推薦がもらえたり、
学校の中でリーダ的な役割を経験できたり・・・・
(ハナは生徒会長になって制服改革するんだ・・と言っています。)

小学校では、サポーター的な役割を担っていた、
ハナが、生徒会長をやろうという意欲を見せる学校。
ほんとうによかったと、今は思います。


ハナのこんな中学生活をみている、ヒフミは、いつも羨望の眼差しです。
これもヒフミが、絶対公立はやだ!!と言っている理由かもしれません。


ハナにとっては、

  大成功 の学校  

でした。

さて、今度はヒフミ。

成績も、性格も、そして・・・受験人口や、受験日程も変わるので、
たぶん、まったく違う受験になると思いますが、
このハチャメチャの受験のおかげで、かなり度胸がつきました。

こんどは、何があっても、うろたえない・・・


ようにしたいと思います。


姉の受験⑪ ハナ・・2月4日

2006-06-17 00:52:16 | 6.姉
2月4日 最終日

学校が近かったこともあり、
いつもより、ゆっくり起きました。

正門には、塾の担任の先生が待っていました。

”おそかったじゃないか、こないかと思った。
これ、おまもり。”

と、手に持っていたホカロンを渡してくれました。
寒い中、ずいぶん待っていてくれたんでしょうか・・

4日間の入試のうち、3日間も、いつも教えてくれていた、
先生が、いれかわりたちかわり応援にきてくれています。
一クラスの人数が少ない塾の利点ですね。

私は、子供を送ると、一旦家に帰り、
この日は土曜日だったので、主人と一緒に
迎えに行きました。

”算数以外は、時間が余った。でも、算数一問落としたかも・・”



びっくりしました。
本当に、特待生をねらっていたのですね。(がんばったね!

2月4日 最後の発表

今日ばかりは、自信もあったのでしょう。
初めて、ハナが発表を見に行ってもいいよって言いました。
別にインターネットで確認してもよかったのですが、
主人とハナと3人で見にいくことにしました。最後ですものね。

発表を待つ間、主人とハナはドキドキしていたようです。

掲示板がでてくると、私はすぐに番号を見つけました。
もう、何度も発表をみていますから・・慣れてます。

残念ながら、今日は特待生の発表はありませんでした。

”あったよ、ハナ?”

”えっ?”

ハナの顔が微笑みに変わります。

”さあ、自分で合格書類とっておいで・・”

”えっ、わたし?”

”そうだよ、合格したのはハナだよ”

はにかみながら、合格証書をもらいました。

よかったね、ハナ。心からのおめでとうです。

合格の後に・・

埼玉の学校と、この女子校。
ちょっと悩みました。
埼玉の学校も私はとても気に入っていた学校です。
きれいな校舎。熱心な先生。
生徒達が作った作品も先生の指導の丁寧さを感じます。
偏差値もちょっとだけ、この女子校よりも上かもしれません。

でも、一度も説明会に行っていない、この女子校に通うことにしました。
ハナが、女子校に通いたがっていたこと、
伝統のあるこの学校と、たくさんの人数のなかですごす生活。
きっと、ハナにはそちらのほうがあっていると思いました。
なにより、近い。

ただ、新しい学校に向けて切り替えが早かったハナにくらべて、
私は、なかなか切り替えられません。

塾の先生から、”実力じゃあ、ないですよね。”と、
言っていただいたからではありません。

考えてもない学校に入れてしまったこと、
何より、どんな学校かもわからない学校に
入学させてしまうことを思って、すごく、落ち込みました。

私なりに、学校へ面談を申し込んだり、
できるだけ、自分を納得させようと思いましたが、
結局、入学式が始まるまで、ほんとうによかったんだろうか・・
と考え続けていました。

(最後にもう少し、お付き合いください。 入学後のハナです・・)

姉の受験⑩ ハナ・・2月3日

2006-06-16 04:49:49 | 6.姉
2月3日 第一志望リベンジ

この日は、算数の先生が応援に来てくれていました。
無理やり握手されて、ハナは ”きもい” と言いながら、
控え室へ入っていきます。

なんか、控え室の雰囲気が暗いです。
2度目の受験の子が多いせいでしょうか・・
ハナにかける言葉が思いつきません。
私が、緊張してどうするんだ~と思いましたが、もう、これはどうしようもない。

ハナの試験が終わるのを待っている間、
この日も、貼り出される問題を解いていました。
1日より、問題がむずかしいです。

さて、ハナが戻ってきました。
戻っていらっしゃるお子さんの中には、
すでにわんわん泣いていらっしゃるお嬢さんもいます。
ほんとうに、中学の入学試験って過酷ですね。

帰る途中、たぶんだめ・・
国語の記述があまりかけなかった。

私も、ハナもこの時点であきらめていました。

決断

明日は、受けたくない。

4日に予定していた、学校は、
ハナにとっては、精神的負担の大きい問題を出します。
今日の試験が終わって、疲れきっているハナの気持ちはよくわかりました。

じゃ、Aとか、Bとか、Cとか受ける?

実は、この3校の中で、ハナが行ったことがあるのは、A校だけでした。

Bはいや!(なんでなのかはわかりませんが、どうも名前のようです)
Cは、制服やだ!
A・・・
あっ ○ちゃんがいるよね
(○ちゃんは、塾の友達で1日にこの学校に決まっていました)
でも、やっぱ、やだ。通学路が同じだもん!

そう、今日受けた第一志望の学校と一緒の通学路になります。
そうか・・

家について、一息ついた後、
ねぇ、今ならまだ願書だせるけど、どうする?
と、もう一度聞きましたが、答えは NO 。

ところが、夕方になって、

”○△校、楽しいかな?”と突然ハナ。

○△校は、ハナの合格した埼玉の学校です。

”あのね、どこの学校でも楽しいんだよ”
”どこの学校でも楽しいのか・・”

やっぱり、A校受ける!



もう窓口が閉まってしまいました。

ハナ、もう無理だよ・・(ちょっと、私もパニックになりました)

でも、一応、いまから、願書が出せる学校があるか調べました。

あっ?!

そう、今までまったく考えていなかった学校です。
偏差値でいうと、ハナの偏差値-7ぐらい。

ハナ、合格したいの?


うん・・

そうです。ハナは、今日がダメなら4つ、続けて×です。
せっかく、がんばってきたんだもん、○もらいたいよね。

そうか、合格したいのね。 そうしたら、○○校どう?

えっ。でも、私、その学校なにも知らないもん。

たしか、合同説明会で集めたなかに、この学校のパンフレットもあったはず。
二人でパンフレットを眺めながら・・

うん、△子先輩もいるしね、うん、私ここ受ける
△先輩と一緒に行くんだ。△せんぱーい・・

△子さんは、ハナの小学校の一年上のお嬢さん。
でも、ほんとうに、幸せなやつ。

ここからが、たいへん・・
塾に電話すると、
過去問もないでしょうしお話をしたいので・・塾にいらっしゃってください。

急いで、ホームページから、1日のこの学校の問題を印刷します。
算数の問題を印刷しながら、


あっ、簡単だよ~。 これなら、特待生になれちゃうかも

なんて、軽口を叩いて、手続きセットをもって、塾へ。
塾で面談しながら・・どうして、こんなことをしているのか。
ちゃんと準備したはずなのに、何故、今あたふたしているのか・・
もう、情けないと言うか・・。

真っ暗な中、地図をみながら、中学校へ行き、
ついでに、入試担当の先生にちょっと質問をして、
かえってくると電話がなりました。

今日、応援に来てくれた算数の先生です。

2月3日発表

発表、どうでしたか?
やあ、朝見たときに、ハナちゃんとても
落ち着いていたので、合格しているんではないかと思って。

あとで聞いたのですが、塾の同じクラスのお嬢さんが
この学校を、ハナと同じように1日、3日受験して、今日、合格していました。
そう、NN選抜で5点差で、NNに合格したお嬢さんです。
たぶん、同じぐらいの成績のハナだって、合格しているのではと、
お電話をいただいたのだと思います。

でも、残念ながら、合格はしていませんでした。

さて、入試は、5日以降も実施している学校もありますが、
これ以上は受けないことにしました。
ハナには、これで充分です・・

ベッドに入ると・・


あっ、ママ。関係ないと思うけど・・ 
今日、受験番号間違えて書いたかもしれない
2日の学校と、受験番号似ているから・・・


あぁ、これが小学生なんですね・・肝心なときに。
関係が、あったかなかったか、もう、わかりません。
でも、私は、

うん。関係ないよ・・

と、言って寝かせました。


(とうとう、長かった中学受験も明日で最後です・・・)


姉の受験⑨ ハナ・・2月2日

2006-06-15 21:47:41 | 6.姉
1日の結果を、塾に報告しました。
担任の先生は、不在で、伝言を残しました。

後で、先生から電話がありました。
”うん・・、うん・・明日は大丈夫。”
と、ハナは電話を切りました。

2日の学校は、ずっ~と80%を超えていた学校です。
さて・・・

2月2日 第3志望

試験問題も発表しないと言うことでしたので、
試験中、一旦、私は自宅へ帰り、
終わる頃を見計らって、
主人と迎えに行きました。

合格書類を当日受け取らないといけない学校だったので、
インターネットの発表を待つのではなく、
夜、主人と車で発表を見に行くことにしました。
ハナに行く?ってきくと、行かない・・
やっぱり、怖いんでしょうね。

発表会場に近づくと、
泣きじゃくるお嬢さん、大喜びで自宅に電話をかけるお父さん。
悲喜こもごもの光景が展開されています。

掲示板を何度も何度もみました・・・



ハナの番号は・・・・ ありませんでした。



帰りの車の中で、自分のふがいなさを思い、
涙がでてきました。

なんで~、ああ、なんで、ハナにこんな思いをさせてしまったのだろう。
何が、間違っていた? 
志望校の選定、間違えちゃったのかなぁ~。

同時に、一人で、インターネットの発表を見ている、
ハナが気になりました。

とりあえず、涙をふいて、笑顔で帰らなくてはなりません。

家につくと、”なかったね”と、言いながら、ハナがでてきました。

”ハナ、これはね、神様が明日がんばりなさいってことだよ・・がんばろうね。”

うまく、言えたでしょうか・・ハナをはげませたかなぁ?

明日は、1日の第一志望校のリベンジです。
ただ、3日は、合格、最低点もあがるので、算数の苦手なハナには、
きびしい戦いです。

ハナ、4日、どうする? A校とか、B校とか、C校とかにかえる?

”ううん、今日ダメだったから、4日の第二志望の学校うけたい”

そうか、そうだね、もしも、うまく行かなかったら、埼玉の学校へ行けばいいね。

その夜、ハナは、ベッドで、私の手をにぎりながら、
”わたしね、絶対 △△中に行くんだから”
”あの、かわいい制服着るんだから”
と、何度も、何度もいいながら眠りに付きました。

こんなのみちゃうと、明日、わらっていられる自信が、ないです。
どうしよ~う・・・

姉の受験⑧ ハナ・・2月1日

2006-06-14 11:03:32 | 6.姉
一校目の入試の前後から、算数も少し、
上向きになってきたのは感じていました。

とうとう、目前に2月がせまってきます。
でも、なんか不安。
ハナは、もう、受かる気、満々なんだけど・・
その自信はどこからくるの?

で、ハナに内緒で、4日をW出願しようかということを
主人と相談して、願書を一つ取り寄せました。
1日、2日の結果をみてだすつもりです。

2月1日第一志望
ハナは、朝から、今日受かったら、明日は受けなくていい?
なんていう調子。うきうき出かけて行きました。

校門を入ると、理科のK先生が応援にきてくれていました。
夏休みのこともあったし、なんか、とても嬉しいです。
塾からはちょっと距離があるので、たぶん、ハナの校舎からは、
受験者はハナだけなのに・・応援にきてくれたみたいです。
(実は、もう一人受験者がいたってことが、後でわかりました)

試験の終わるのを待つ間、隣に座っていたお母さんと
お話をしていました。そのお母様、

うち、算数は得意なんだけど
国語は”長文はあきらめてください”といわれちゃったのよ・・
社会は、説明会のとき、都道府県ぐらいはいえるようにって、
いわれたから、昨日一所懸命覚えたんだけど・・

なんて、話していらっしゃいました。

算数得意なんて、本当にうらやましい。
国語は満点はなかなかとれません。
80点とるのも結構たいへんです。
でも、算数は得意な子なら満点だって、とれます。
80点なら、結構取れます。

そうこうしているうち、問題が貼りだされてきました。
算数は例年に比べて簡単かな・・・
社会は・・ラッキー、地理がでていない。
わ~、理科・・傾向が変わっている・・こういうのは、苦手かも。

どきどきしながら、待っていると、
娘がかえってきました。

”うん、できたよ~。しいて言えば理科がちょっと、かな?”
”そう、よかったね~”
”あっ、でも私よく、あと5点ていうことあるからなあ~”

うんっ

この後、午後の面接を終えて帰ってきたのですが・・
なんか、ハナの最後の言葉がきになって・・・

2月1日発表


さて、そろそろ、発表の時間です。
インターネットをたちあげて・・・
ドキドキ・・・ 

そろそろ発表なんじゃない?

と、ハナが近づいてきました。

ホームページをしばらく、見て、

”ないね・・”

と一言つぶやいて去っていきました。

ちなみに、隣にすわっていらした、
算数が得意な、お嬢さんは合格者にのっていました。
正月特訓で出会った、算数は満点だったお嬢様も・・

きびしい受験のスタートです。


(一気に、2月を書こうと思ったんですけど長くなってしまいました
・・すみません、また、明日。)




皆様のおかげで、ランキング上昇です。どうもありがとうございます。今日も、「ぽちっ」とお願いします



姉の受験⑧ ハナ・・1月受験開始

2006-06-13 11:02:08 | 6.姉
冬季講習が始まっても、なんか実感がわかないハナ。
この頃になると、模試もなくなり、なんか比較できないのですが・・
どうも、算数のできが今ひとつ。

昨日、書いた”2ヶ月のタイムラグ”覚えていますでしょうか。
そうなんです、どうも、10月の模試の好成績の後、
ハナは、勉強の手を少し抜いていたらしい・・
で、今、きました、”2ヶ月のタイムラグ”。
今度は負の効果です。

もう



です。

そして、困ったことに、まだ、穴あきなんです、算数の問題集。
そして、穴のまんまでいいと思っているんです。

”ねえ、ハナ。一ヶ月前だったらまだしも、
今この状態のままにしておいていいわけないでしょ~”

”ママだったら、この問題が本番ででたらどうしようって、
心配で眠れないよ”って、

説明してやっとわかる始末。本当に、受験を向かえる実感がない


そのうえ、塾のクラスの雰囲気が最悪です。
この時期、たぶん、不安感からか、
友達の悪口をひそひそ声で話したり、
気に入らない子をいじめてみたり
そんな子がでてきます。

ハナは、人一倍そういうことに敏感で、
すぐ傷ついてしまいます。

塾に行きたくな~い・・・と言い出しました。

ものの本には、一月も休まず通ったほうがいいと書いてあり、
すごく悩んだのですが・・ただでさえ、ストレスがたまる時期、
無駄なストレスを感じる必要もないかなぁと
塾を休ませてしまいました。

冬季講習が終わると、すぐに一月入試がはじまります。
ところが、最初の学校の過去問は、
本当にこれ入試問題?っていうくらい、簡単な問題です。
なのに、算数 30点・・ はっきり言って、言葉がないです。

でも、そんなこと言ってる場合じゃないし・・・
そこで、私の分もコピーして、二人で、試験を受けます。

なのに、なのに・・・
ハナったら、試験の途中に、メールが・・・
”今、過去問やっているとこ・・”
”ああ、ごめん。じゃあ、うちも過去問これからやるわ”
”うん、がんばってね~”
”じゃあ、”
なんていう感じで何度も邪魔が入る。

最近部屋で勉強していたと思ったら、
こんな調子でやってたんだ・・
いかんせん、怒っている余裕もない・・
いったい大丈夫なんだろうか・・・ 
(お願い、ダメだよって言わないで~)

1月10日 最初の入試

最寄駅につくと朝からすごい人、
そう、受験生が数百人きているはずだから、
保護者も入れると、千人以上もきているはずです。

問題が貼られるたびに、
問題をみては、これをハナはできるのだろうか・・
と不安になりました。

試験が終わると、
”試験と試験の間って、20分もあるんだね・・何していいかわからなかった”
”う~ん。国語がちょっと・・でも、算数と理科はできたよ”
って、算数ができたといってくれたのでちょっとホットしました。
国語は、きっとハナなのでなんとかなっているでしょう。

1月11日 最初の発表

インターネットでも発表しているのですが、
合格したら、書類をとりにいく必要があるので、
がんばって、発表を見に行くことにしました。

すごく不安です。
でも、模試でこの学校を志望している子の中で、
ハナはトップ何人かにはいっていたのを思い出し、
”そうよ。ハナを合格させなくて、だれを合格させるの!”
と、自分を励まします。

発表会場につくと・・

”少ない”

試験会場にいた保護者の人数を知っているのに、
発表されている人数の、少なさにびっくりです。
今春の入試では、埼玉は、かなり人数をしぼったようです。

ハナの番号は・・・ありました

とりあえず、一校、確保。

さて、これで 2月、本番へ向けて一歩です。

(ごめんなさい、1月はもう一校受けていますが、
長くなりましたので、割愛しますっていうか、記念受験なので。 
ということで、2月へつづきます・・)

姉の受験⑦ ハナ・・6年後期

2006-06-12 11:00:21 | 6.姉
夏休みは、ほんとうに遅くまで勉強していました。
確かに、穴だらけのテキストを見ると、成果は・・・・だけど、
達成感はあったのではと思います。

5年生までの算数を担当していただいてた IS先生からも、
”よくやっていましたね~。”
10月ぐらいにぐうっと、でてきますよ・・・

うんっ10月? 
なんで?・・10月って、2ヶ月も先ジャン
え~、合判は9月の終わりだよ~

と思いましたが、なんと言葉をかえせばいいやら・・

長い休みの後にはまた、いろいろなテストがあります・

NN選抜
第一回合判

夏休みが終わり、すぐに受けた、NNにも5点不足で不合格。
合判も思うように結果をだせませんでした。

とにかく、ひたすら、算数をどうにかしなければ・・
まだまだ、ハナにとっては、基礎大事ってときに、
NNでは応用問題をがんがんやっていくカリキュラムみなっていたので、
NN後期に思いをつなげるより、NN前期で不合格になったら、
家庭教師をお願いしようかと思っていました。
(ただ、この家庭教師は大失敗・・この話は、長くなるのでまた、今度。)

過去問対策も始まってきます。
あ~、もう時間がない。

10月からは、日曜日に家庭教師がはいり、また、模試や試験も多い。
やらなければならないことも・・
 日々の宿題
 過去問(全科目、一校、一年分ずつ解いて、直し)
 YT と その直し。
ところが、YT直しも充分にやる時間がない。

相変わらず、算数は穴だらけ・・でしたが・・・・
何故か、一行問題は少しずつ好転していました。

夏休み明けの成績からいって、
滑り止めになりそうな学校を少しさがしたほうがよさそうです。
ただ、2月の受験校を変更する勇気がなく、
1月校で滑り止めになりそうなところも、回り始めました。

そして、10月、合判2回 ・・ びっくりです。
算数も平均以上がとれていました。
そうすると・・すべての志望校が”合格有望校”、
つまり、80%偏差値の下です。

えっ~、これなら、私が大好きな、
あの学校とか、この学校とかに志望校変更できるかも・・
って、ハナに行ったら、
”そんなとこ行きたくない”、って一刀両断。
偏差値がどうあれ、どうしても第一志望の学校に入りたい
という、ハナの意志は固いようです。

でも、すごいですよね。
IS先生の10月には、成績あがるという予言は的中です。

どうも、実力テストのようなものでは、
勉強がんばったのが、すぐ点数にでるというものではないみたいです。
”2ヶ月のタイムラグ”・・塾の先生はよくわかってます。

第一志望校の算数も80点とれました。
ハナも有頂天です。

11月の合判もおなじような結果。

志望校も当初の予定から変えずに行くことで、
塾の先生の面談も終了。
 
 1月10日 合判平均偏差値 -3
 1月13日 合判平均偏差値 +9 
 2月1日 合判平均偏差値 -2 (第一志望)
 2月2日 合判平均偏差値 -2
 2月3日 合判平均偏差値 +3
 2月4日 合判平均偏差値 +5

いろいろ、不安はありましたが、迷っていたら、きりがありません。
ハナを、そして、運を信じてがんばるんだ、って自分に言い聞かせました。

12月からは、家庭教師もやめ、テスト受けっぱなしになっていて、
効果が出ていないと思われた、YTもやめ、
ほとんど手のついていない過去問をこなしていきました。

説明会や、保護者会で、土曜日、家を空けることもあり、
その間、ちゃんと勉強しているか気になっていたので、
タイムスケジュールを作って渡していました。

このことを話たら、T先生、後でお電話しますと、言われちゃいました。
忙しいT先生、他人のクラスの子にまでお電話する暇はなかったようですが・・
でも、この時は、そんなこと言ったって、

うちの子はおしり叩かないとやらないんだからしょうがないじゃん!

と思っていました。でも本当はそうんじゃないんです。

本当は、志望校に合格するために、何をしなければならないかを
自分で考えなければならないのに、
私が、”やるべきこと”を与えてしまっていました。
言われたことをやることで、
(ただし、ハナなりに・・つまり、穴空きのまま
すっかり安心してしまったようです。

中学受験は親の受験と言われるのは・・・

やはり、小学生の精神年齢では、
むずかしいってことなんじゃないですかね。

だから、精神年齢をあげるか、親がそれ以上のサポートをできるか。
でも、素人にそんなにきちんとしたサポートができるはずもないですよね。

ということで、そろそろ冬期講習です。そして、結果は・・・

(さて、いよいよ、受験本番につづきます・・)

姉の受験⑥ ハナ・・6年 夏休み

2006-06-11 11:09:52 | 6.姉
さて、夏休み前に決心した理科の成績UP !!
と、思っていたら、大きな壁にぶつかりました。

ハナが、塾の理科の先生を信用してないみたいです。

体調が悪いと言って、講習を欠席したので、
理科の先生から電話がありました。
が、なんとハナったら、居留守を使おうとしたんです。

話すのも嫌なの?

確かに、塾で、圧力勉強してきたのに、
力と圧力の違いさえわかっていなかったり、
どういう、授業の受け方してるんだ~~!!
と、ちょっと、困ったと思っていたときでした。

もう、この頃になるとなりふりかまわずです。
(って、私だけ??)
この先生は、ほかの子からも、授業がわかりく~いと、
評判はあまりよくないみたいで、
塾の理科の先生に電話して面談を申し込みました。
ほとんど、クレームに近い電話です。

理科の先生と、校長先生と私の面談で、
もう、こちらの言いたいことを全部吐き出すと、
ハナさんを上のクラスにあげてもいいんですが・・
とも、言っていただきましたが、
ハナが、授業の前にやっておかなければならない課題をやっておらず、
確認テストの成績も悪いこともわかりました。

そこで、課題については、少し母が管理してやらせて、
授業をうけるようになると、
授業もよくわかるようになったらしく
(もしかしたら、先生も工夫していただいていたかも・・)
”ママが説明するより、K先生の説明のほうがよくわかった”
って言ってくれました。
そのことは、K先生に会ったときにお話し、お礼を言っておきました。

まったく、授業の内容まで口を出すいやな母です。

でも、後期、過去問ノートをすごくよく見てくれて、
コメントや解説を一番丁寧に書いてくれたのは、K先生でした。
今は、ハナもK先生は、いい先生だよって言っています。
ベテランの、授業の上手な先生にあたればすごくラッキーですが、
どの先生だって、成績をあげるためにがんばってくれてるんですよね。
そして、率直な意見に耳を傾けてくれるのはありがたいです。

ところで、ハナは、夏休み前から、塾の授業が終わった後、
よく残って勉強していました。

友達とすごすのが楽しかったからもあったと思いますが、
少しは受験生の自覚がでてきたのかなぁと
応援する気持ちで、塾のろうかで、
終わるのを、時には一時間近く待っていたりしたものです。

夏休みの間も、残り勉強はつづいていました。
講習が朝から夕方までなので、
その後、おにぎりやパンの軽食を食べて、9時ぐらいまで勉強。
宿題を塾で片付けて帰ってくるという日々が続きました。

算数は、”バックアップテキスト”という
塾オリジナルの基本問題集で、
今まで習ってきた単元を復習していきます。
なんと60以上の単元と解法があるんですね。

ハナはほとんど忘れていて、
ほっておくと、解けていない問題が半分以上を占めています。

母 : ”答えを見てやれば”というと
ハナ: ”答えを見てもわからない”というし、
母 : ”じゃあ、教えたあげようか?”っていうと
ハナ: ”先生が全部解説してくれるから大丈夫”と言われてしまいます。

たしかに、夏休みは、この問題集の解説とテストが繰り返されていましたが、
とにかく問題量が多くて、解説が間に合っていませんでした。

いいのかなぁ・・

毎日、わからない問題が積み残されているのは気になりましたが、
今回ばかりは私が説明するのも、塾の指導方針としてよくないだろうと、がまん。


結果が、吉とでるか、凶とでるか・・・




blogランキングへ参加しています。
もしよろしかったら、「ぽちっ」とお願いします




姉の受験⑤ ハナ・・6年前期

2006-06-10 10:03:51 | 6.姉
四谷のテキストを使っている方ならご存知のとおり、
5年生の算数は、一週間で2単元を勉強していきますが、
6年生になると1単元ずつになります。
問題が難しくなっていると言うことなんですが、

なんか楽になった気がして、すっかり油断してしまいました。
勉強時間が、減ってきたのはわかっていたのですが・・
母も息切れしていたのかもしれません。

6年生の春休み明けにはいろいろなテストがあります。

NNアタック選抜テスト
合判予備
SS選抜テスト

すべて、ため息も出ないような結果でした。

余談ですが、この合判予備テストで、T先生のクラスは、
平均偏差値 70超のクラスに成長していました。
一つ下のクラス(当時のハナのクラスです)とは、
15ぐらい平均偏差値で違います。
この時は、ただ単にすご~い。
と思っていましたが、この差って、頭のよさだけの違いでないことを、
ヒフミを通してT先生と付き合ってみて初めてわかりました。
(中学受験って、ほんとうにたいへん

さて、ハナですが・・
今回もSP選抜に合格できず、6年生はS1クラスでスタートです。
実は、やっぱりこの時も救済措置がありました。
連休明けのYT組み分けでCコースに入ることです。

ただ、YT組み分けは算数の配点が高く、
算数が苦手なハナにとっては、かなりの挑戦なんです。
ハナは、ハナなりに一生懸命がんばったのですが、
やっぱりみんなもがんばっていたんでしょう、
残念ながら、B5組に落ちてしまいました。



ここにきて、ちょっとだけ、心配になりました。
実は、5年生の間にハナと一緒に学校見学に行き、
第一志望から、第三志望までをすでに12月の時点で決めていました。
その時のハナの成績から言えば、それほど、偏差値は高くない学校ですが、
クラブとか、雰囲気とか、制服とか・・ハナが気に入って決めた学校です。
でも、このあと、成績が落ちていったらって・・

そこで新たに少し、偏差値を落として、学校説明会に参加し始めました。

ところが・・・

ハナに怒られました。
偏差値のこの線から、この線までの範囲しかうけないから、
ママ、私を信じて 

そう、そうだよね。
ハナはがんばるんだよね。
ママが、弱気になってちゃいけないよね。

ただ、ハナの成績は、
夏休みに入るまでも、国語は安定しているものの、
算数は一向に改善されず、
へたすると、国語と算数では、偏差値で20ぐらいの差があります。

不安を抱えたまま、合判予備2回目(?)を受験しました。
算数は、まあ、ハナですから・・ 
ただ、全体としても、今一歩、第一志望の学校も
70%ぐらいまでしか行きませんでした。

それにしても、理科がひどい・・・得意だった植物も、
天体もすべて忘れているようです。
ハナは、算数以外は心配していなかったので、
すご~く、ショックでした。


あ~ぁ、夏は課題がいっぱいです。

(6年生って、長いですね~、次は、夏休みです・・)

姉の受験④ ハナ・・5年後期

2006-06-09 06:31:30 | 6.姉
夏休み前の面接では、まだ受験は先のこと、
成績だってどのぐらい上昇するか・・って、思いっきり、
制服がかわいっくって人気の中学を志望校として書きました。

すると、先生・・
う~ん。 浮かない顔。
そして、ボソッと、とりあえず、偏差値を60まで上げてください・・

ひょえ~~ん!!

書いた学校のTOPが偏差値60ぐらい、
一番下の学校は50ぐらいです。
なのに、偏差値60ないといけないの・・・
ちょっと凹みました。
でも、まあ、1年半後の偏差値なんて、
わかんないよなぁって・・
この時は、軽く受け止めておりました。(なんて、無知な母)

さて、夏が終わると、予習シリーズもガゼン難しくなります。
夏休み明けに、学級崩壊の対応として、学校の担任の先生が変わりました。
クラスは少しずつ、落ち着きを見せましたが、
ここで問題・・・・・

テレビをみていない、
放課後の遊びに加わっていないということで、
友人同士の会話に入れなくなってきたようです。
そういうのを気にしない子もいるのですが、
ハナはダメ。
疎外感から、学校へ行けなくなってしまうような子でした。
テレビも見なきゃいけない、勉強だってがんばらないと・・・

その上、塾の算数の先生も、
算数苦手な子たちに、危機感をもって接してくれていました。
ハナたち苦手組みには基本問題を、
得意組みには、練習問題レベルの宿題と分けて出してくれて、
さらに、同じ問題を2度やるように指示されました。

そうなると、塾のあるのが、月、水、金、土。
月曜日の宿題を金曜日に提出なので、この間、
火曜日と木曜日しか宿題ができません。
ハナの場合、算数の問題をやるのに一回2時間、
二回で4時間かかりました。

算数のできる子なら、一時間もあれば終わる宿題です。
算数のできない子って、ほとほと損です。

テレビを見る時間を少しでも作ると、
平日は、算数の宿題と、漢字の勉強ぐらいしか
できなくなりました。

それだけやっても、算数の成績は今ひとつ伸びず・・(とほほ)。

算数の問題をたくさん解くのは解法を覚えるためです。
でも、理解が不十分なまま、覚えようとしても結局覚えられません。
そうです、この時は気づかなかったのです。
結局、成績を上げるための宿題ではなく、こなすための宿題になっていました。

ほんとうは、ここで、きちんとスケジュールを作って、
効率よく宿題をやるにはどうするかを考え、
それでも、できないんだったら、具体的に塾の先生と相談、
ということを考えなければいけなかったんです。
でも、この時、そんなことは思いもよりませんでした。

塾を信じて、お任せしていれば・・
だって、むこうは、プロなんだもの、と思っていました。

そして、冬、新6年生に向け、SS選抜試験は、
SS&SP選抜試験となることとなりました。
そう、ハナのいたSPクラスが、選抜クラス対象となったのです。

ここで、みごとハナは・・・ 玉砕。




ところが、救済措置があったんです。
YT組み分け試験でB3組以上だったら、SPクラス残留。

実は、私はいっそ、クラス落ちして欲しいと思いました。
下のクラスでじっくり、算数をやったほうが成績があがるのではと。

ただ、ハナの性格からすると、仲のよい友達と離れるのが何よりイヤ。
こういうときに限ってがんばっちゃうのです。

ということで・・・・


5年の過程を終了して、YT組み分けB3組にUP

いざっていうときにがんばれるんなら、
いつもがんばれ~~って、思った母でした。

(さて、もう一息・・6年生へとつづきます・・)