ママとヒフミの中学受験記

ヒフミ二人三脚でがんばってきた中学受験が終わりました。応援いただいたお返しに、昨年の記事と並行しての徒然日記です。

母の合格証

2008-02-14 15:02:31 | 7.雑談
ハナの受験のときは、喜びよりも不安が先にたち、
ヒフミの受験は、ただひたすら忙しかったです。

そのせいか、どちらの受験もなんか区切りがなくて・・
(って、そんなもの期待するほうが間違ってますか?)

でもね、

合格発表の喜びのなか、娘とひしとだきあって、
うれし涙のなかで「ママ・・ありがとう・・」って、
私も、感極まって涙声になりながら、
「ママも楽しかったよ!」ってこたえてあげる・・



そういうのが・・夢だったんですよね。


はぁ~・・


まあ、合格発表の朝にすぐでかけなくちゃいけないっていう、
忙しい受験だったし・・仕方ないんですが、
でも、”ありがとう”ぐらいあってもいいですよね。

だから、夕食の席で、

「ハナも、ヒフミも、ママにありがとうが、ない!!!

って、ぼやいたら・・(って、”ハナ”って何年前の話??

へぇ太パパから、

「えっ?! ぼくは言ったよ」

って・・(あなたのことは、聞いてない

「じゃあ、うるさいから、今、みんなでいっちゃいましょう!せーの!」


はぁ 


もう、まったく!!
いやっ、後ろめたいことがないわけではないんです。
そういえば、ヒフミの努力をねぎらってる暇もなかったなし、
ヒフミがそういう気分にならないだろうなって思いますが・・

ごきげんよう中の面接のとき、
「お母様が働いていらっしゃるなら、お嬢さんとのコミュニケーションも
なかなかとれないのではないですか?」
って、質問されました。

私には、とっても不思議な質問でした。
受験生の母にっとって、コミュニケーションをとらないなんてありえない、
少なくとも、ヒフミが生まれてからの12年間で、
この2年ほど、コミュニケーションをとれていた時期は
なかったかもしれません。
勉強だけでなく、ヒフミの将来のことや、ヒフミの悩みを
一緒に考えてあげられたと思っています。

先日、ヒフミが、
「ママのこと、これくらい好き!」
って、手のひらをひろげて、私のまえにだしてきました。


?????


あのね、星の数だよ。ママはね、5つ星!!

  


満点ってことですよね?
この二人三脚の日々にたいするヒフミの私への感謝でしょうか?
この受験生活での、母への ”合格証” かもしれません。

でも、この”合格証”も、
ヒフミがもらった中学校からの”合格証書”と同じで、
なにかを証明するものというよりも、
ティーンエージャーとなる娘との生活の始まりを示すものなんでしょうね。

まだまだ、がんばらないといけないですね。

元彼??

2008-02-12 08:34:51 | 1.中学受験
ヒフミが塾のテキストを片付けているのにならって、
わたしも、学校のパンフレットとか、いろいろ片付けています。
そして、ヒフミが気に入っていたいろいろな学校グッズも・・

ヒフミに、これどうする?

って聞くと、すぐに「いらない!」って。
あんなに大好きだった学校なのに・・

「もう、バイバイしたもん!元彼のことはもういいの」

”元彼”ですか・・。いま、ヒフミはあおむし中に夢中です。
もう、恋しているみたい。

ヒフミは、最後まで、ほんとうの第一志望を選びませんでした。
あこがれ中、あおむし中、コアラ中の3つが、並列の第一志望でした。


そして、あこがれ中の入試の日、時の運の神様は、ヒフミに一瞥もくれず、
足早に通り過ぎていきました。

でも、時の運の神様は、そう、人が悪かったわけでもないなと、今は思います。

2月4日の最後の発表のあと、
塾へごきげんよう中の合格報告とお礼をかねて、挨拶にいったときのこと、
ちょうどうまい具合に、その日は、
ヒフミのクラスの国語の先生がいらっしゃいました。

「お力になれなくて、申し訳ありません。いけると思ったんですけどね。」

と、第一声。 これが、”おめでとう!”だったらって、少し残念です。
そして、ヒフミに声をかけてくれました。

先 : おっ、”ごきげんよう中”どうだった?
ヒ : 合格しました・・
先 : そうかぁ、さすがだね~・・
    ところで、あこがれ中の発表は、いつ聞いたの?
ヒ : お昼です。
先 : それでよく、コアラ受かったなぁ~。

そうですよね。
普通なら、第一志望の不合格を知ったら、
試験で、ミスを繰り返しそうです。
それが不安で、一緒に発表を見に行くのをためらってました。

でも・・

ヒフミ、入学試験が終わって、はじめて
”この、あこがれ中に、あまり行きたくなかったんだ”ってこと、
に気づいたらしいです。

ヒフミにとって、あこがれ中は・・・
そう、恋愛でいえば・・

アイドル歌手にあこがれる中学生かな・・

あの人と結婚できたらいいなぁ~、かっこいいなぁ~
でも、結婚より先のことって、きっとイメージできなかったんですね。
文化祭しか子供に公開してないこの学校では仕方なかったかも。
そして、その文化祭もなんだかピンとこなかったのかもしれません。
きっと、だから意地だったんですね。

あこがれ中は、”努力”する子が大好きです。

他の子が、彼の大好きなお弁当を、
毎朝がんばってつくっているのを見ても、
今ひとつ、まねができなくて、
だって、お弁当をつくるのは得意じゃなし・・
なんだか、苦手なことしか、彼はみとめてくれないから、
がんばりたいけど、うまくできない・・
努力することが、楽しくない。


「きっと、ヒフミちゃんは、あおむし中に呼ばれたんだよ。」

って、お友達ママからいわれました。
あぁ、そうだ!・・って、すごく納得してしまいました。

そう、あおむし中のラブレター(過去問)をすごく気に入って、
もう最高の点数で応えていたヒフミ。
あおむし中は、”君のお話は楽しいね、いまのままで素敵だよ”って、
ヒフミへ言ってくれていました。

塾の国語の先生から、最後に
「で、もし、あこがれ中に合格してたらどうした?」
ってきかれました。

ヒフミは、「うかれて、行っていたと思います!」
って、元気に答えていました。

幸せって人によってちがうし、
きっと、時の運の神様はそれを知っていたんだろうなぁ~

ヒフミは、あこがれ中にふられたわけだし、”もし”なんてなかったけど、
ヒフミが最後に、きちんと考えて第一志望をきめたこと、
かえってよかったのではと、わたしは思います。

普通は、第一志望をめざしてがんばるものだけど、
ヒフミは、最後まで”自分の中学””自分の居場所”をさがし続けていました。
そしてこれがヒフミの中学受験だったんですね。

百人百様の受験。

ひっちゃかめっちゃかだった、ハナの受験を終えたあと、
母だけ、この学校で大丈夫だろうかって、ずいぶんとひきずったものでした。
そんな心配をよそに、すぐに学校になれて、
もうすぐ中3になろうとするハナは、”水を得た魚”。
とても充実した中学生活をおくっています。
たぶんハナ自身が前向きに、学校での生活を喜んでいたからだと思います。
そして、ハナが選んだ中学は、ハナにとっては、ぴったりの、最高の中学でした。

だから、探し求める旅のヒフミの受験も、
ヒフミにとって最高の中学生活を呼びこんだんだと信じてます。
そして、ヒフミは、”今彼”に夢中です。
まだ、デートもしたことないのに、告られただけで有頂天。
恋愛って、そういうものだった・・でしたよね(遠い昔のことでうる覚えですが・・

子供たちと家族の長い忍耐の末、やっと、迎えた春です。
桜の下でのデート、暖かく見守ってあげたいと思います

これでおしまい(2月4日)

2008-02-07 08:03:16 | 5.ヒフミの受験
昨日で試験が終わったのですが、
連日の試験で、あまりにも疲れてたので、
学校はお休みしてのんびり。
わたしも、もしものために休暇をとっていたのでおやすみ。

ヒフミは、昨日の夜から、ゲームキューブを持ち出して、
いままでがまんしてたことをやらなきゃいけないとばかり、
次から次へと・・

しかし・・

遊んでばかりじゃね。あれ・・やってもらわないと・・


って、ことで、塾のプリント、塾のテストを全部ゴミ袋へ。
テキストは、理社の予習シリーズだけ残して紐をかけてもらいました。
ちょうど、今日は資源ゴミ回収です。ダッシュでごみだし終了!


すっきりです!!


それから、二人で、制服のチェック。

ヒ: あおむし中の制服。かわいい~!
   ねぇ、ママぁ、これ買ってね。えーと、セーターは・・・

発表のときには感じなかった合格のうれしさが、
やっとこみ上げてきました。
発表のときはあわただしくて、
それに、うれしいっていうよりホッとしたっていう感じで、
全部の試験がおわって、落ち着いたので、
やっと実感がわいてきました。

そういえば、昨日の試験の結果は、今日の午後の発表です。

ヒフミに一緒に、行こうっていったら、
「いやだ、きっと落ちているもん!」
って、言われてしまいました。

昨日の試験の後の面接で、試験のできを聞かれたのですが、
どの科目もよくできていたみたいだし、
いままでで一番できてたっていっていたのに、
なんでそんなに自信がないんでしょう? 

確かに、この学校の問題はあおむし中より
ずっと簡単に見えるのですが、
過去問をやってみると、合格最低点ぎりぎりだったりして、
とても相性が悪い気がしてました。

でも、きちんと対策したし・・できたって言ってたのになぜ?

どうも、ごきげんよう中は、久しぶりに行ったのですが、
なんとなく学校の空気がしっくりこなかったようで
、あこがれ中の不合格のときの印象から、
自分がほんとうに入りたいと思わなかった学校からは、
振られるものなんだって思ってしまったようです。

でも、せっかく受けたのだから結果ぐらい見に行ってもいいでしょう。

わたしは、一緒に勉強していた感触とヒフミの様子から、
なんとなく、うかるような気がしていたので、
ヒフミを、つれていっても大丈夫だと思っていました。

発表で自分の番号をさがして、
合格証書をもらううれしさって、格別です。

2年前の入試で、4日の夕方、
インターネット発表をみずにわざわざ発表みにいったのですが、
番号を見つけて、合格証書をもらうときの、
はにかんだうれしそうなハナの顔が、今でも頭の中に残っています。

車で、ごきげんよう中につくと、
発表がはじまってからもうずいぶんたっていることもあり、
人はまばらでした。
初めてこの学校に足を踏み入れたへぇ太は、
素敵なキャンパスを結構、気に入ったようです。

発表されていた番号が、あまりにも少なくて、
なんだかドキドキしてきました。

掲示されている番号は少ないぶん、あまりに飛び飛びの番号なので、
どのへんに番号があるのか、なかなか把握できません。

「ないね」

って、わたしが言うと、へぇ太に、それ、補欠でしょ?って・・・


あっ、ほんとだ!


となりの掲示板を見ると、


!!合格してました!!


掲示板で番号を見つけるって、インターネット発表よりずっとうれしいです。

ヒフミ~、さぁ、合格証書もらいに行こう!

こんどは、賞状をわたすときのように、合格証書を渡してくれました。

ヒフミのうれしそうな笑顔。
この学校には行かれないけど、でもやっぱりうれしかったです。
ごめんなさい・・でも、ヒフミはがんばりました。
そして、明日には、補欠の掲示板のお嬢さんに笑顔がとどけられるでしょう。
少しだけ、喜ばせてください。

そう、これで、ヒフミの中学受験はおしまいです。


最後の受験(2月3日)

2008-02-06 20:29:18 | 5.ヒフミの受験
朝からの雪、午後は面接があるのですが、
近いので、一度帰ってくればいいやと思い、
わたしもヒフミもブーツにジーンズ。
温かい格好で、出かけることにしました。

学校につくと、ほんとにきれいな雪景色で、
ヒフミにとっては、3年生のときに1度きて、
それから1度も来ていない学校なのですが、
きれいな景色と素敵なキャンパスにうっとり。

ねぇ、この学校にする?って聞くと、まんざらでもないみたいです。

あれ?先生いないね。

どうも、激励の塾の先生たちの居る門ではない門から入ってしまったようです。
ヒフミに先生に会いに行こうよというと、
1度入ってしまったのに、もう一度戻って、握手をもらうのが、
恥ずかしいみたいで、頑としてうごきません。

朝から雪の中、来ていただいている先生に悪いじゃん!

しかたがないので、ヒフミをそこに残して、
先生をさがしに行きました。
いちばん門から遠い端で、傘も差さずに、はちまき締めて。
なんか、見るからに熱血W塾・・

さて、まず、昨日の2校の合格の報告をすると、
思わずガッツポーズをくれました。
いやがるヒフミを無理やりつれてきて、握手をして・・そして、会場へ。

保護者控え室近くで、塾友ママに会いました。
でも、こういう時って会話できないものですね。
受験も3日ともなると、いろんな結果がでているだろうし、
聞いてほしくないものもあると思うので・・
ご挨拶して、ではまた~って感じで分かれました。

さて、合格した2校とも、
合格証書をもらうときの喜びを体験してもらいたくて、
試験が終わったら、ヒフミと一緒に行こうと思っていたのですが・・

この雪、

きっと、夜に凍って、事故でも起こしたらいけないと思い、
1校は、このまま車でとりに行くことにしていました。

あおむし中につくと、グランドが一面真っ白で・・
こんな景色、在校生でも何度も見たことないでしょうね。
そこで、ヒフミに見せるために、先生に許可を得て、
写真を取らせていただきました。

時計を見ると、まだ9時前です。
ヒフミは12時ごろ迎えにいけばいいから、
と、思って、一旦、家に帰ってきました。
すこしブログを書き始めていると、あっというまに、時間になりました。

学校の控え室につくと、寒い中、保護者の便をはかるため、
たくさんの生徒さんたちが廊下で待機していてました。
控え室は、日曜日のせいか、お父さんが多いですね。
スーツの方もいらっしゃるので、もしかして、
面接はお父さんが担当されるのかしら・・
(へぇ太にはしっかり断られましたが・・)

時間になったので、引き取り場所へ行くと、
生徒さんたちが子供たちの誘導の準備をしていました。
引き取り場所が中庭なのですが、
この雪、生徒さんたちもたいへんです。

ヒフミはすぐに出てきました。

寒い中、傘をさして外で待つ時間が少なくて”ホッ”です。

車にのりこむと、すかさず、へぇ太が、
へ: で、決めた?

ヒ: うん、”あおむし”にする。


実は、わたしは、あおむし中がいいと思っていて、
へぇ太は、コアラ中がいいと思っていました。
偏差値から、いえば、コアラ中を選択するというのはないのですが、
コアラ中はほんとうにいい学校なんです。
そして、コアラ中の生徒さんは、ヒフミと同じ雰囲気を持っています。
でも、わたしは、そこが不安でした。
いろいろな友達と付き合って切磋琢磨してほしい。
自分で考えられる自立した女性になってほしい。
そういう意味で、あおむし中は理想的な学校だと思っていました。

ヒフミはといえば、5年の最初は、
このブログでも書いていたように、あおむし中。
そして、後半は、コアラ中でした・・そう、NNに入るまでは・・。

ヒ : あのね。雪を見ながらかんがえてたの・・

ふ : あら?テスト中は、余所見なんかしちゃだめじゃない!

ヒ : ちがうよ!休み時間。
    あのね、比べてみたの。
    校舎はね、あおむし中のほうがよくて、・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・それとね、受験の日の様子。

ふ : えっ?受験の日の様子?

ヒ : ママ、言ってたじゃない!控え室で、勉強してたって。


あぁ、そうでした、5年生の前半まで、
あおむし中のパンフレットに頭をつっこんでこの学校に入りたい!
って言うほど大好きだった学校なのに、
夏休み前のあおむし中の体験授業のあと、
コアラ中に第一志望をかえました。

「生徒さんが、アイドルの話をしていたから」

というなんだかわかるようでわからない理由。

ヒフミは、ほんとうに、興味をもつ内容が子供らしくなくて、
新聞なんかもすみずみまで読むし、
大人が読むようなちょっと難しい本も楽しんで読みます。

でも、いまの小学校でそういう会話を楽しめる子が少なくて、
中学では、そういう子がいるところがよかったんです。
人数の多いあおむし中なら、きっといろいろな子がいることでしょう。

さて、進学先は決まりました。
行かないってきめたコアラ中の合格証は、とりにいくの?って聞くと・・

ヒ : 行く!!


雪は降り続いていましたが、道路のゆきはだいぶ解けていて、
それほど苦労せず、コアラ中につきました。

坂をのぼって、コアラ中の発表を確認。大丈夫、合格です。 
中にはいって事務所に行くと、受験票と引き換えに茶封筒を渡してくれました。
渡してくれたお姉さんが「手続きをするなら、あちらの部屋です」
って、案内してくれましたが、明日にします。
と、言って、校舎をでました。

なんか、今までの中で、あまりにもあっけない・・
他の学校は、封筒とは別に合格証書をすってあって、
おめでとうってわたしてくれるのに、
この学校は質素な茶封筒。
なかにA4の紙にで合格証と書いた事務的なプリントが
折りたたんではいっているだけでした。
なんともコアラ中らしいです。

坂をおりる途中で、これが、コアラ中に来る最後だよ。
っと声をかけると、
ちょっと振り返って”バイバイ”って言っただけで、
もう振り返らずに、坂を下っていきました。   

ヒフミにやさしくしてくれた先生、素敵な校長先生、
ほんとうに、ありがとうございました。
ほんとうに、大好きな学校でした。

合格発表(2月3日 朝)

2008-02-05 13:14:39 | 5.ヒフミの受験
昨日は、めちゃくちゃ疲れて、
9時半にはベッドにはいってしまいました。

ふっと目覚めると、AM1時。
しばらくTVを見ていたのですが、これじゃ、明日に差し支えますね。
無理にベッドは戻らないと・・。
でも、なんか心配で、結局、PCをベッドに持ち込んでしまいました。

コアラ中の発表は、昨年はたしか・・2時半に、早められたんだよなぁ、
と、思いながら、起きていたのですが、
発表がないので、結局、あきらめて寝てしまいました。

ふっと目覚めると5時。
ふとんの中でPCをあけて、ホームページにアクセスすると、発表です!

あっ、ありました! 

合格していました!!

これで一安心です。

PCの液晶の光で起きてしまったのか、
となりで、へぇ太が、寝返りをうちました。
「ヒフミ、合格してたよ!」
って告げると、へぇ太も安心したようです。
ついでに、明日の朝ヒフミに見せるために、合格発表画面をプリント。

あおむし中のほうまではまだ時間があるので、さて、もう一眠り

しっかり寝ようと思ったのに、6時少し前に目が覚めてしまいました。
朝ごはんの支度をしてると、ヒフミが起きてきたので、

ふ : コアラ中の発表、そこにプリントしてあるから・・
ヒ : へ?
ふ : 昨日、教えてくれって、言ったよね?


受験の前に結果がわかると動揺するから教えないことにしよう。
と、いうのが先週までの約束だったのですけど、
始まってみるといろいろ変わるみたいで、教えてほしいといわれていました。

でも・・

いつまでたってもヒフミが黙ってるので・・あれ?っと思って、

ふ: ヒフミ、2枚目があるよ!

ヒ: ママ! 脅かさないでよ!

やぁ、別に脅かしたつもりはないのですが・・・
(普通、気づくと思うんですよね)

歓喜の叫びをあげるかと思ったのですが、
うれしいっていうより、ホッとしたという感じかもしれません。
試験の感触から、ほぼ大丈夫って思っていたのかな?

合格したから、もう、受験に行かなくてもいいようなものですが、
先生が、この雪のなか、ヒフミが来るのを待っていてくれるので、
行かないわけにも、行きません。

さて、今日の受験校は車で15分のところなので、ゆっくり出発です。

あおむし中の発表は、もしかしたら少し早くなるのではと、
期待していたのですが、結局発表は定刻でした。

この学校は、4科とも記述が多くて苦労する子もいるのですが、
不思議とヒフミと過去問の相性がよくて、とも記述が多く
合格最低点が6割ぐらいの問題でも9割弱ぐらいとれていました。

でも、実際の入試では、環境も違うし、
少しは緊張してたらしく(そうは見えませんでしたが・・)
時間がたりなかったと言っていました。

書斎でパソコンをいじっていたへぇ太が、
発表されているというので、ヒフミと急いでパソコンの前へ・・

ページが開くのを待つのももどかしく、
ふたりで画面を見つめていました。

ありました!
こちらも合格です!!

あぁ、よかった。
これで、ヒフミの入りたかった2校に合格することができました。

でも・・どうするんだろう、ヒフミは・・
最後まで、この2校の志望順位は悩んでました。
4年生から、惚れ続けた2校です。
どちらも、似ているところもあり、違うところもありです。
でも、翌日には手続きをしないといけないので、
今日中には決めないといけませんね。

さて、そろそろ出かける時間です。
これが、最後の試験です。

長い1日(2月2日 後半)

2008-02-04 22:38:06 | 5.ヒフミの受験
【2月2日 午後】
あこがれ中へ行くのをやめて、コアラ中のDVDを見ながら、
昼食をぱくついていたら、意外と早く、コアラ中についてしまいました。

あんまり早くいっても疲れるしね。

”寝る!”ってヒフミがいうので、車で一回りすることにしました。
ちょうど、東京タワーの足元で休憩。
しばらくすると、ヒフミが目をさまして、

あれ?東京タワー??

始めて近くで、みたっていうんですけど、
そんなことないと思うんですけどね。
それで、ちょっと足元まで歩いていってみようということに・・
まあ、東京タワーの足元までいったところで何もないと思うんですけどね。 

行ってみると、ちょうど猿回しをやっていました。

ヒフミは、すごく楽しそうにみてるのですが、そろそろ集合30分前。
移動したほうがいいと思って声をかけると、
へぇ太からも、ヒフミからも非難ごうごう・・。
そんなこといったって、
受験生が寒い中10分も20分もたってるって、どうよ・・って
思いませんか?

試験場の受付につくと、
校長先生から、受付用紙をわたされました。
この校長先生は、そばに居る人を非常に暖かい気持ちにさせます。
なんだか、校長先生にお会いして、ヒフミはとてもうれしそうでした。

ばらばらに到着た子供たちが、
控え室で十分休憩した後に気持ちを切り替えて、試験場に迎えるように、
そして、小さな学校の教室に空いた席をつくらずに効率よく座れるように、
この受付用紙を使って、座席番号をお知らせしているようでした。

ほんとうに学校ごとの工夫がよくわかります。

すこし休んだ後、ヒフミは試験場へ移動していきました。

しかし、午後受験ともなると、母の疲労もピークです。
なんだか、頭が痛くなってくるし、
控え室のいすは堅く、居心地も悪く、本にも集中できません。

しかたなく、ふらふら歩いて、駅近くの喫茶店へ。
そういえば、なんどもヒフミとこの喫茶店でお茶を飲んだっけ。

ふっと、思い出して、塾へ電話することにしました。

鉄人28号先生が、発表を見に来るといっていたけど、
一応、不合格の連絡と、明日の対策を教えてもらおうと思いました。

電話をかけると算数の先生が、でました。
不合格を告げると、言葉がないようでした。

ふ : あおむし中は、過去問はすごくよくできていたのですが、
    今日は、いつもより時間がなかったと申しておりました。
    コアラ中は、過去問では、算数は満点だったのですが、
    本番になるとどうなるかわかりませんので、
    明日のごきげんよう中は受験することにしたいと思います。

先 : コアラ中は、今受けてらっしゃるんですよね?

ふ : はい、ヒフミが試験を受けている間に抜け出して
    お電話させていただいています。
    ところで、明日の入試なんですけど、
    先生のおっしゃったとおり、ちょっとごきげんよう中の問題は
    あわないようで、心配なんですが・・
    なにか対策があればと思いまして。

やっぱり、先生ですね。

対策っていうほどではないですが、
先生の心配されている”問題の言い回しが他の学校とちがうこと”
を教えてくださって、
すでにやった過去問で、言い回しをみなおしてくださいって、
アドバイスをいただきました。

コアラ中で試験をうけたヒフミは、
さかんに、国語の問題の話をしていました。
小説からの3行ぐらいの抜き出しがあって、
タイトルと作者をあてるもの。

よくまぁ、読んだこともない小説の題名がわかるものです。

そんなこんなで家に帰ってくると、
さすがにヒフミもわたしもぐったり。
お風呂に入って、食事をしてすこしゆっくりした後、
明日の学校の過去問を、言い回しに注意しなが、
最初から、パラパラみてチェックすることにしました。

話し合っているうちに、
どうも、この学校の過去問で点数をとれなかったのは、
NNの算数を解いているくせで、
問題を読み飛ばしていることが原因だということがわかりました。

これで、明日のテストはうまく言ってくれるといいけど・・

次に国語にとりかかっていると、

電話が・・


先ほど電話した、算数の先生からの激励のお電話でした。

毎日、毎日、夜になるとお電話をいただいているのですが、
先生も朝早くの応援、夜遅くの電話とほんとうにお疲れ様ですね。

明日、算数の先生が応援にきてくれるそうです。

さて、今日の試験の発表は、
どちらも、明日の朝。また長い夜になりそうです。

長い1日 (2月2日 前半)

2008-02-03 21:57:43 | 5.ヒフミの受験
昨日、あこがれ中の発表を、ヒフミが見に行くか、ずいぶんともめました。
それに、午後も大好きな学校なので、
午前の結果がどうであれ受けるつもりでしたから、
無理にヒフミ自身で、見に行く必要もないし、
ダメだったら、きっとショックをうけて午後に影響すると思いましたから。

で、試験のできも悪かったし、一度は納得したのですが、

ふと、

「なんかさぁ、ずっと2月1日を待っていたのに、
終わっちゃったんだよね。でも、信じられないの。
なんか、模試だったような気がする・・
ほら、女子御三家の日と、ほとんどかわらなかったんだよね。」

って、ヒフミが言うんです。
う~ん、”実感”ってやつを持たせないと、
ヒフミにとっての受験が終わらないのかな。
だったら、発表を見に行ったほうがいいかも・・・
午後受験の予定を考えると、
移動時間も結構ぎりぎりですが、しかたないですね。

【2月2日 午前】

なんとなく眠れない夜をすごした後、2日の朝がやってきました。

朝から、ヒフミは、うきうきした感じです。
昨日のあこがれ中の入試は、いまいちだったけど、
今日受けに行く、あおむし中の試験問題は、
試験問題自体が、知識欲を刺激し、
とても楽しいものなのです。
それで、なんだか、わくわくしているみたい。

あおむし中の試験の待合室は、なにか挨拶があるわけでもなく、
試験問題のはりだしがあるわけでなく、静かにまったりすぎていきます。

できるだけ、手間のかからないように
事前に詳細なお手紙があって
この学校の先生の準備のよさにはいつも感心します。

前日のあこがれ中のように、面接もないので、
たしかに、準備もずいぶん楽なのだとは思いますが。

おもしろかったのは、保護者控え室での生徒たちの様子。
お母さんから質問があったときのために、
保護者控え室わきに、机をしつらえて、
待機しているのですが、
みんな必死に何か書いているのです。
ふっと覗くと、数学の問題集や、宿題のレポートのようでした。

ハナの学校でも長い入試期間のお休みの間にできるように、
宿題をたっぷりいただいてきました。
この学校の生徒さんは、しっかり勉強させられてるのねって、
改めて思いました。

10時までその待合室で待って、
あこがれ中の発表に行くことにしました。
あんまり早く行っても、なんか先生にあったりしたらいやだよなぁと思って、
ぎりぎりにつくように、出発しましたがすこし早くついてしまったようです。

最寄駅を降りると、何故か、受験生と御母さんのような二人づれ、
2日の11:00前です。なぜ、受験生が?
 みるとお母さんの手には、あこがれ中の地図が・・
なるほど、日曜日なので、5年生もきているんだ。


あこがれ中につくと、玄関の前から、行列がとぐろを巻いて、
発表会場があくのを待っています。

列の後ろにつくと、メールが・・・

「100人ぐらい前に居る」

へぇ太からです。 なんだ、来たんだ。

他の人がいると心の準備ができないので、
来てほしくなかったんですけど、
ヒフミが、発表見に行くっていってたし、
心配だったんだろうなぁ。

まもなく、列が動き出しました。

校舎の中にはいると、
報道陣らしいカメラが、発表の前に陣取っていて、
とても見難いです。首をのばしてさがそうとしていると、

へぇ太が、
「XXX番だよね、ないね、いこっ!」

はぁ~、なんだかどっと疲れが・・

この後、掲示板の写真をとって、
ヒフミに納得させるためにみせようかと思ったのですが、
まだまだ、掲示板の前は並んでる人がいるし、そ
の写真をみせるときにどうしてよいか・・って考えて、
写真は撮らずにその場を去りました。

ふ:「ねぇ、ヒフミに発表を見に来たこと話す?」
へ:「正直に話して、それでも発表を見に来るかきいたほうがいいでしょ」
ふ:「だってーー、見に来るって言ってるし、落ちてたよっていうのも・・」

さて、そのあと、へぇ太の車で、アオムシ中に移動して、
ヒフミをピックアップ。
途中で買ったハンバーガーを手渡して、

ふ:「それで、どこ行くの?」
ヒ:「あこがれ中でしょ!」
ふ:「ほんとに行くの?」
ヒ:「ママ、見てきたの?」
ふ:「・・・・・・」

そこで、へぇ太が助け舟

へ:「そりゃあ、みてきたさ~、でも、番号なかったんだもん!」

・・・・

ヒ:「そうか、そんならいい・・・」

でも、全然落ち込んだ風でもなく、
これから行く、コアラ中の入試を楽しみにしているように
わたしには、見えました。


後半戦を戦っている 受験生もお母さんも、がんばれ~!!
春は、きっともうすぐ。最高の学校が待ってるよ!



入試本番開始(2月1日)

2008-02-02 18:33:34 | 5.ヒフミの受験
さて、入試がすべて終わりました。
今日、ランキングをみてびっくり9位にいました。
みなさまの応援が、いたいほどうれしいです。
さて、ちょっと落ち着いてきたので、そろそろご報告を。

1月は2校うけて、ありがたいことに、2校とも合格をいただきました。
と、いうことで、2月は、先日お話した4校をうけて、
もしだめなら、1月の1校へ進学することにしています。

【2月1日】
2月1日の朝を迎えました。
あこがれ中の入試は、正直なところ、五分五分かな・・と思っていました。
今までの模試の傾向から、算数の問題が平易であれば、
順位が上がって、合格可能性も80%に達しています。

NNでは、実際よりも問題数が多くスピードをつける訓練をしていますが、
時間配分がきちんとできるときは、それなりの成績がとれていました。
だから、例年通りの難易度であればなんとかなるのではと期待していましたが、
ボーダーにいることには変わりありません。

さて、入試会場につくと、メールが・・お友達母からです。
あこがれ中は、朝、試験場にはいると午後の面談が終わるまで、
まったく子供と会うことができません。
8時前についてからの、6時間近くをどうすごすかというところに、
渡りに船・・。 会場で出会って、しばらくおしゃべりした後、
喫茶店ですごすことにしました。

やぁ、よく5時間もおしゃべりできたものです。
おかげで楽しいときをすごすことができましたが、
はっと気づくと、そろそろ面接の時間です。
急いで、学校にもどらないと、ヒフミが路頭に迷うのでは、
と、学校の保護者控え室に戻りました。

この学校、生徒の引率から、保護者の呼び出しまで、
すべて生徒が運営しています。
「先生は、試験監督しかしてなかったよ」、と、
後でヒフミが教えてくれましたように、保護者の前へは、
最初に連絡事項をせつめいした先生以外、まったく現れませんでした。
多分、裏で採点と集計に追われているんでしょうね。
(それなら、当日発表にしてくれれば、ずいぶん受験生の負担が
減るんだろうけどって、ちょっと、思ってしまいましたが・・)

ヒフミの面接が終わって、
お姉さんたちがヒフミたちを連れてきたのを見つけて、
早々にピックアップ。

帰りがけ、

ヒ : 過去問より難しかったぁ~、
    算数がね、問題数が減って、難しくなったの・・・
    それとね、社会がなんかいつもと傾向がかわったから、
    終わらなかった・・・

そうなんだ・・
算数が難しかったってのは、あまり良い傾向ではないし、
得点源の社会がそういうことだと・・う~ん。
1科目ならともかく、2科目じゃあね・・。
って、思いましたが、「そうなの」って応えただけで、
あとは、たわいもない話をして帰りました。

発表は、翌日です。

家に帰ってからは、ネットにアップされた
2日に受ける学校の1日の問題をやってみました。
2日は、なんとか、いけそうです。