20230219 UPLAN 杉原浩司・越智祥太「戦争反対と訴えていこうではありませんか -そのために何をすべきか-」
【ゲノム問題検討会議】 安倍、菅、岸田と続く自民・公明連立政権は、国家安全保障会議設置(2013年)、総合科学技術・イノベーション会議設置(2013年)、武器輸出解禁(2014年)、安保法制(2015年)、共謀罪法(2017年)、デジタル監視法(2021年)、マイナンバーカード登録促進(2021年)、経済安全保障推進法(2022年)、防衛3文書改定(2022年)など、軍事、科学技術、治安、行政管理、経済などあらゆる方面から「戦争のできる国」づくりを行ってきています。 これに対して市民は、それぞれのグループの問題意識に基づき様々な活動を行っています。しかし、戦争のできる国がつくられてしまえば、これらの市民の諸活動に様々な制限と弾圧が掛けられることがミャンマーや戦前の日本の状況を見れば予想されます。このような動きに関心を持ち、知るだけでなく、反戦平和の取り組みに何らかの形で参加していくことが重要だと思います。 そのような趣旨で、今回、お二人の方から日本の大軍拡と障害者総合支援法等束ね改定をめぐる動きについてお話しいただきます。 日本の軍事技術と企業の絡みを追ってこられた杉原浩司さんには、「安保3文書」の改定や経済安保法の制定などについて、政府が今後どのような動きを示してくるのか、そして、大軍拡を食い止めるためにどのように行動していけばよいのか、お話しいただきたいと思います。 精神障碍者、野宿者と寄り添ってこられたことぶき共同診療所の越智祥太医師には、障害者総合支援法に束ね隠された精神保健福祉法改定で、医療観察法の通院処分を範とした措置入院の退院支援が標準化され、精神科医療に優生思想と治安管理が進む懸念をお話しいただきます。 本当に恐ろしい世の中がやって来ることが憂慮されます。今後あらゆる市民に覆いかぶさるであろう社会状況を具体的にお話しいただければと思います。 講 師 : 杉原浩司さん(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表) 越智祥太さん(医師、寿越冬医療班) 司 会 : 島薗進さん(大正大学客員教授、東京大学名誉教授)