災害廃棄物の処理加速へ 金沢市に積み替え場所設置
地震で出た災害廃棄物の処理をさらに加速させようと、 大型車両で運んだ廃棄物をごみ収集車に移す積み替え場所が、 金沢市に設置されました。 地震による災害廃棄物は全体で240万トンとも言われ、 そのうち13万トンが可燃物とされています。 これまで公費解体などで出た廃棄物は、 大型車両で民間の処理施設に運び、1日に約600トンほど処理してきました。 積み替え場所ができたことで、 今後は大型車両が入れない公共の処理施設でも、 廃棄物の処理ができるようになります。 8月7日は珠洲市や輪島市から持ち込まれた廃棄物約50トンを、 10台のごみ収集車に積み替え、 金沢市と白山市にある公共の処理施設へ運んで行きました。 今後は金沢市や白山市など、公共の処理施設5か所で 1日あたり50トンを目安に処理する予定です。 これにより公費解体などで出た廃棄物の処理が、さらに進むことが期待されます。