能美市に「パワー半導体」新工場が完成
34 回視聴 2024/05/23
国内最大級の半導体工場が能美市に完成し、竣工式が行われました。投資総額は2000億円、最大600人の雇用を生み出します。 能美市にある加賀東芝エレクトロニクスに完成したのは自動車や工作機械、エレベーターなどシンプルな制御に用いられる半導体「パワー半導体」の工場です。 工事は1期と2期に分けて行われていて、今回は第1期の工場が完成しました。 総事業費は合わせて2000億円にのぼります。 5月23日は竣工式が行われ、東芝の島田太郎社長ら関係者が集まりました。この中で島田社長は「日本最大級の工場が竣工した意義は大きい。パワー半導体は省エネにもつながるもので、日本だけでなく世界のためになるだろう」と話しました。 新工場は試運転を行った後、秋頃から本格稼働する予定で、年間およそ42万枚。工場の建設を計画した2021年度に比べて2.5倍の生産量が見込めると言うことです。 さらに第2期の工場が完成すれば生産能力は3.5倍になるほか、合わせて600人の雇用創出にもつながるということです。