参院選挙区 愛知 改選数4 すやま初美予定候補(46)
激戦の様相 参院選挙区/愛知 改選数4 すやま初美予定候補(46)/願い届ける力/男女賃金格差解消へ6度目の挑戦
2025年5月23日(金)
日本共産党のすやま初美氏が立候補を表明している参院愛知選挙区(改選数4)は、自民、立民、公明の現職が名乗りをあげ、国民が現職から新人に交代、れいわ、社民、参政の各党が新人を擁立するなど国政主要政党が乱立する大激戦の様相です。
痴漢対策前進
すやま氏は「しあわせに生きる自由をすべての人へ」とジェンダー平等社会への前進に力を入れています。きっかけになったのは、デザイン会社に勤めていたとき、尊敬していた先輩デザイナーが「男女の賃金格差」に絶望し会社を去っていったことです。
「男女の賃金格差」が全国で5番目に大きい愛知県は、勤続年数の男女差は46位、管理職の女性が占める割合は全国最下位です。
すやま氏は「世界的大企業トヨタのある街で、男性は歯車のように働き、女性は非正規、給料に差があっても『仕方がない』―。もう我慢したくない。こんな思いをするのは私たちの世代で最後にしよう」と決意。「長年の運動と日本共産党の論戦で『男女の賃金格差』の見える化が進んできました。今度は格差の解消へ実効性のある法律をつくりたい」と訴えています。
すやま氏は駅前や街頭で若い世代と対話を広げ、切実な願いを県や国に直接届けてきました。
高校生から「痴漢にあった」「痴漢にあいそうで電車が怖い」など悲痛な声を何度も受けてきました。しもおく奈歩県議とも協力し、受験シーズンを前に愛知県警に対し、高校生たちの声を届け「痴漢加害防止へ実効性のある対策を」と何度も要請。しもおく県議が議会質問(2月)で痴漢対策強化を取り上げ、県警が初めて「痴漢は人権を無視する重大な犯罪だ」と認める答弁を引き出すなど対応を前進させました。
農家を訪問し、困っていることや必要な支援など要望の聞き取りもしています。農家からは物価高騰による資機材や肥料、人件費の高騰、後継者不足、所得補償や価格保障など多岐にわたります。
議席今度こそ
物価高騰から国民の暮らしや営業を守り、応援するために消費税5%への減税、そして廃止することが最良の物価高対策だと強調するすやま氏。立民や国民、維新なども消費税減税を打ち出していますが、減税対象や期間を限定しています。「年11兆円もの法人税減税と富裕層への優遇税制の見直しなどで財源をうみ、国民に還元していく」と責任ある恒久財源を明確に打ち出すのは愛知県では日本共産党のすやま氏しかいません。
「あなたに届く社会保障を実現します」と街頭でも演説会でも力強く訴えるすやま氏の国政選挙への挑戦は6度目。「アメリカに頭があがらず、大企業のもうけ最優先の政治。このゆがみに切り込んでこそ、暮らしの悲鳴にこたえ、一人ひとりの幸せを支える政治に変えることができます! 今度こそ、愛知の願いを届ける議席をつかみ取る決意です」(愛知・加能拓人)
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