七尾市内で40年以上愛される…パン屋『フレンド』約3カ月ぶりに再開 店主「こんなにお客さん来るとは」 (2024年3月21日)
七尾市内で40年以上、地元に愛されるパン屋さんが営業再開しました。 七尾市にあるこちらのパン屋さん。 店主の竹本啓(たけもと ひらく)さんが妻の市子(いちこ)さんと1978年に創業しました。 しかし… 竹本さん: 「地震で(オーブンの足が)折れてしまってだいぶかたむいて、これは大変だってことで…」 能登半島地震で店の中は大きな被害を受けました。 店をたたむことも頭によぎりましたが… 竹本さん: 「お客さんが「どうしてもやってくれ」と。そういう声がたくさんあったのでそれならやってみようかなと」 およそ500万円かけて店を修繕し21日から営業再開です。 記者: 「午前6時、およそ3か月ぶりにオープンした地元で愛されるパン屋さん「フレンド」ですがお店の中を見るとすでに多くの人でにぎわっています」 40年以上愛される地元の味。 パンは次々と売れていきます。 客は: 「一番に来ました。お父さん(店主)に「オープンしたら行くよ」って言っていたものですから絶対顔見せようと思って来ました。ものすごくうれしい、やっぱりこれを食べられるのは」 「最初は(再開を)半分諦めていたんでフレンドのパンが食べられないんだって感じだったので再開しますと聞いて、6時のオープンに来なきゃいけないなって」 用意したパンはわずか1時間半ほどで完売。 しかし、客は次々と訪れます。 竹本さん: 「完売や」 客: 「明日?」 竹本さん: 「またお願いします」 七尾に20年ほど住むアメリカ人: Qきょう買えなかったがあす以降来る? 「必ず来ます」 Q「フレンド」はどんなお店? 「町の象徴の一つかな」 初日の営業を終えた竹本さんは… 竹本さん: 「こんなに(お客さんが)来るとは思わなかったのと無事でよかったっていう。 (お客さんは)家の中がカチャカチャでガッタガタ。それでも来てくれるっていうのはありがたいな。やっぱり店をやめられないな」 フレンドは水曜日と日曜日を除き午前6時から営業するということです。