【能登半島地震】液状化の内灘町 石川県も復旧を支援
163 回視聴 • 2024/02/05
能登半島地震で液状化による大きな被害が出た、石川県内灘町について、馳知事は「住民や町の意向を踏まえて県として選択肢を示す必要がある」として、道路や上下水道などの復旧を、県が支援する考えを示しました。 石川県内灘町では、液状化による道路の隆起やひび割れのほか、水道管が破断して、一部の地域で断水が続くなど、大きな被害が出ています。 2月5日の会見で馳知事は、内灘町の一部のエリアは、地下の水位が高く液状化が起こりやすい地域だとした上で、「今回は液状化に加え、傾斜による地盤の流動が重なったため、被害が深刻化した」と説明しました。 特に被害が大きかった内灘町の西荒屋と室・湖西では、4割近い建物が応急危険度判定で危険と判定されています。 県は2月末までに、県道の下にある水道管の応急復旧を急ぐとともに、下水道の復旧も進める方針を示しました。 復旧の課題としては、用地の境界がずれ、元の境界が分からないことや、現地で再建を希望する住民がどれだけいるかなどが挙げられました。 馳知事は、町の要請を踏まえ国に技術的・財政的な支援を求めるとした上で、次のように述べました。 「内灘町としてどう判断するのか、それを踏まえて、県としても選択肢を示していく」。 また、県道以外の道路や上下水道の復旧も、県として支援していく方針を強調しました。