夢を続ける - 桑田真澄

情熱大陸でジャイアンツの桑田真澄投手が取り上げられた。


マスコミをあまり好まない桑田は、
「良い時も、悪い時もあるから、
　その全部が桑田真澄だから、
　一部だけを取り上げるんじゃなくて
　一年間通して撮ってほしい」
と要望。

20年目の桑田の今シーズンを追っていた。


1985年の入団会見で
「プロで20年投げ続けたい」
といった言葉は現実に。

今年でプロ20年目の桑田。
“エースＮｏ．１８”を20年も背負っているのは、
巨人軍の歴史上、最長だそうだ。



肘の手術後、自分の思ったとおりに投げれなくて悩み、
藤田監督に相談に行った。
そこで「お前はよくやったよ」と言われるだろうと
予想していたのに、藤田監督の言った言葉は

「桑田、ボロボロになっても、
　　　　石にかじり付いてでも、
　　　　　一年でも長く野球をやれ」

予想を反した答え。
でも、その言葉を貰ってから、
ずっとここまでやってこれたという。。



今季、4月23日の中日戦、
先発だった桑田は好投していたのに4回に井端へ頭部近くへ死球、
バタバタと打たれ、崩れてしまった。

桑田は自ら2軍調整を志願。
ひたすら走り込む。そして、ブルペンにこもり、
得意のカーブと外角低めのストレートを
ひたすら投げ込んだ。。


7月3日、長嶋終身名誉監督が観戦に訪れた試合で桑田が先発。
しかし、勝てなかった・・・


今年は“悪い時”が多かった。

でも、後半に先発した試合は自分に勝ちは付かなくても
チームが勝った。。


今シーズンを終えてからの取材で桑田は、

「そこまでって決めたとこまでやらなイヤやねん」

（↑このセリフは、あぁ～桑田の性格を表してるなぁ～と思った）

取材記者「やっぱり200勝が目標ですか？」

「そりゃ200勝が目標。
　200勝という目標に向かって努力する。
　誰がなんと言おうとね。。
　アホやなっ！（笑）」

（↑自分はアホやなって言いながら笑う桑田だけど、
　　その努力を惜しまない、その努力を苦しみながらも
　　楽しんでいるような、そんな笑顔に見えた）


「惨めで悔しいからこそ、
　　もうちょっとやりたい。もうちょっと続けたい。」


『　夢を続ける！　桑田真澄　』

そうボールにしっかり書かれていた。



自分の事も他の選手の事も、マスコミにまるで犯罪者のように
記事が書かれているのを読むと悲しくなる。
なにも人を殺したわけでもないのに・・・と。

そんなマスコミには“限界・引退”と勝手に書かれ続けた桑田。
「引退する時は自分から言うって～！」と苦笑いする。

「もうちょっとやりたい」と目を輝かせた桑田。。
努力の人・桑田に、まだまだ“良い時”が訪れると私は期待する。
今年は桑田に風が吹かなかったけど、
きっとまた“良い風”が桑田に吹くことを願う。

桑田さん、応援してます！！！




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