イタリア旅行中

スイスでの会議を終えて、ミッシェルはイタリアに旅行中です。ベニス、フィレンツェ、ローマと・・・

うらやましいな～と思いきや・・・「イタリアはどうもインターネットのつながりが悪くてトラブルばかり」「いそがしい、いそがしい！！！」「はやくアメリカの家に帰りたいよ～」「もう日本が恋しくなってきた」などと泣き言を言っております。

いったい？？？何がそんなに忙しいのでしょうか？？？

Back Softball

スイスでのＩＯＣミーティングについてミッシェルから報告がありました。なるべく原文に忠実に訳してみました。

ミーティングはうまくいったわ。私は今回は６人のグループでプレゼンテーションの準備を手伝うサポート役に回ったの。私はアメリカ人として、ソフトボールはまだまだアメリカ中心のスポーツと考えられているので、実際のプレゼンテーションは他の国のアスリートがしたほうがいいという決定をしたの。２００９年にはこれからまだまだたくさんのミーティングやプレゼンテーションが予定されていて、２０１６年のBack Softball実現のためにはしっかり働かなくちゃ！

写真はＩＯＣのビルで撮った私たちのグループのもの。この日はプレゼンテーションの準備の日で、プレゼンテーションは次の日。だからこんなにカジュアルな格好をしているの:-)私たちは２日間ぶっとおしでプレゼンテーションをまとめて完璧なものにするためにがんばったわ。プレゼンテーションでは北京オリンピックで日本が金メダルをとった写真やビデオをたくさん見せて、ソフトボールがどれほど世界中で普及して強くなっているかを訴えたのよ！

また聞きたいことがあったら言ってね！

Thanks
More later
Michele

とまあこんな感じです。日本を１２日に出発して、時差の関係で１２日にはすでにスイスで仕事をしています。ミッシェルの隣にいるのは国際ソフトボール連盟会長のドン・ポーターです。

ミッシェル・スミス16年の軌跡１

ミッシェルの１６年間の軌跡をたどってみたいと思います。今日は第１回バッティング編。

ミッシェル・スミスといえばピッチャーとして皆さんから知られていますが、強打者としてもアメリカ代表・日本リーグで活躍しました。

１９９６年のアトランタオリンピックではピッチャーとして当番しない試合も全試合出場しました。１９９８年の世界選手権では打率．４４４でホームラン３本、２００２年の世界選手権では打率．５００でホームラン１本でした。

日本リーグでは１９９５年に首位打者と打点王の２冠王に輝き、１９９９年と２００１年にも首位打者に輝いています。

今年の日本リーグ後半戦は足の骨折で大好きなバッティングができず、ＤＥＦＯとして出場していました。決勝トーナメントで最後にミッシェルのバッティングが見られなかったのは残念です。

写真は１９９５年の２冠の賞状です！

ミッシェルからのお礼のメッセージ

ミッシェルから皆さんへのお礼のメッセージが届きました。「決勝戦終了後忙しくて遅くなってゴメンナサイ、今日12日にスイスに向けて旅立ちます」とのことです。

その忙しい中、今日の早朝にメッセージが届きました。ミッシェルらしいですね！その文章をなるべく直訳します。

愛する日本の皆さんへ

豊田自動織機には日本リーグでの16年間の競技生活をサポートいただき感謝しています。この16年間は私のソフトボール生活の中で最も輝いた時でした。チームメイトはいつも私にとってとても重要な存在でした。すべてのチームメイトといっしょに16年間戦ったことは、私にとって特別な思い出で決して忘れることはありません。

私を応援してくださった日本のフアンの皆さんのことは決して忘れません。また、日本ソフトボール協会の皆さん、審判の皆さんの献身的な仕事にもとても感謝しています。

私の人生とキャリアを変えてくれた多くの友人、特にルーシー・カサレスとデビー・シュナイダーには特に感謝しています。

チームメイトの皆さん、素晴らしいサプライズ・パーティーをありがとう！私は皆さんを本当に愛しています。次にみなさんに会うときが待ちきれません。

まだまだ言いたいことはたくさんありますが、今からBack SoftballのためにIOCの会議に出席するのでスイスに旅立ちます。また、あらためて皆さんにお礼をします。

All my gratitude!
Love,
Michele

サプライズ・パーティーの模様は内藤恵美選手のブログへどうぞ！

http://ameblo.jp/emiemi106/

ありがとうございます

皆さん、本当に暖かいコメントをいただきありがとうございます。今日の決勝戦は思い通りの結果にはなりませんでしたが…試合終了後みんなにお別れをしてもらって、ミッシェルは本当に幸せだと思います！

"Your memory will live on forever"の横断幕には本当に涙が出ました。16年間こんなにも多くの人たちに愛されて、大好きな日本で、大好きなソフトボールをして、そしてなんといっても大好きなチームメイトと現役生活最後の今日、西京極で決勝戦を戦うことができて…

今日もマウンドではすごい気迫で投げて、帰りには待っていてくれたフアン全員にやさしい笑顔でサインをしました。ミッシェルらしく、いつものように…いつも見慣れたこの光景はもう来年は見られなくなってしまいます。

ミッシェルからは皆さんに改めてコメントさせていただきます。しばらくお時間を下さい。本当にありがとうございました。

勝ちました！

皆さん、暖かい応援ありがとうございます！

勝ちました！内容はともかく…決勝トーナメントはとにかく勝てばいいんです

しかし、今日の展開は本当に疲れましたね試合が終わったらグッタリしてしまいました。肩もコリコリです。織機の選手のみんなが本当にミッシェルを助けたい！という気持ちがスタンドまで伝わってきました。

デンソーの選手の皆さん、応援団の皆さん、お疲れ様でした。本当にいい試合でした

泣いても笑ってもあと一日。皆さん応援よろしくお願いします

ミッシェル・スミス引退報道について

11月6日日本ソフトボール協会からミッシェル・スミスの引退が発表されました。8日の決勝トーナメント第1試合デンソー戦の前に日本ソフトボール協会賞が授与されるということで、今回の引退報道となりました。

引退に関しては、今シーズンのケガや体力の限界が原因ではありません。確かに今回のケガはかなり大きなものでしたが、体力的にはケガさえ治せば来シーズンもプレーできるでしょう。引退についてはケガをする前から本人は決めていました。今後は2016年のオリンピック種目復活とソフトボールのさらなる復旧のために全力を尽くすということです。早速、11月12日に日本を発ち、スイスでのIOCの会議に出席する予定です。

16年間日本で、日本リーグでプレーができたのも多くの方々のサポートがあってこそです。まだ、試合が残っていますのでプロフェッショナルとして最後まで全力でプレーすることでしょう。あと3試合彼女のプレースタイルである全力プレーで戦い、すべての試合が終わった後、本人の言葉であらためて引退についてこの場で報告させていただきます。

京都西京極での決勝トーナメント、応援よろしくお願いいたします。