ミッシェルのソフトボールワールド

アトランタ、シドニーオリンピックで2回金メダルに輝いたアメリカ代表の元エース、ミッシェル・スミスの公式ブログ

Comment from Michele

2008-08-22 15:00:37 | Weblog
ミッシェルからの日本チーム金メダル獲得のコメント(原文)です。

Congratulations to the Japanese Olympic Team and the Japanese Softball Association on winning the Gold Medal. The Japan-USA game was outstanding and both teams had a great Beijing Olympic Games. I am both happy and sad at the outcome....just like when I played for Team USA!!! I was happy we won, but sad for all my Japanese friends. And now, I am happy for my Japanese friends and sad for my old USA teammates and friends. It is very confusing to have all these feelings!! :-) What is most important is that all the Japanese players celebrate their great victory and hard work, as well as the USA players.... winning a medal at the Olympics games no matter what color... is a great honor. As an athlete who has ties to both Japan and the USA I am very, very proud of both teams and the way they represented their countries and our great sport. We have a lot of work to do to get softball back in the 2016 games so many more young players in Japan, the USA and around the world can dream of representing their great countries. Congratulations again to Japan on winning the Gold Medal.
Michele Smith

いよいよ決勝戦!

2008-08-21 10:49:26 | Weblog
ソフトボールフアンの皆さん、昨日はハラハラドキドキの1日だったと思います。皆さんテレビの前に釘付けだったのではないでしょうか?

昨日の第1試合のアメリカ先発は予想通りアボットでした。しかし、予選リーグ同様日本打線はアボットを攻略できませんでした。日本の先発は上野投手、斉藤監督は昨日の第1試合を取りにいったと思います。監督としては当然のことですが・・・

上野投手の21回、318球にもおよぶ熱投、日本選手のそれに応えようとする気迫はテレビ画面を通じてさえ日本のフアンを感動させてくれました。

しかし、その気迫が空回りしてか?第1試合も第2試合もタイブレークで後攻が圧倒的に有利でありながら、しっかりバントでランナーを3塁に送ることができず、なかなか得点することができませんでした。本来、日本チームが最もきちんとやってほしいプレーです。確実に送らなければならないという打席での緊張感と相手ピッチャーもバントさせないようにライズやドロップを投げてきますから、テレビの前で「何でバントぐらいできないんだ?」というほど簡単なものではありません。しかし、今日の決勝戦も上野投手が好調を持続できていれば、接戦になることは間違いありません。細かいプレーが重要になります。

アメリカを倒すことはたやすいことではありません。決勝戦でアメリカと戦って表彰台の一番高いとことに登る。これは代表選手全員がイメージしてきたことだと思います。いままさにそれが現実になろうとしています。

アメリカではミッシェルがニューヨークのNBCスタジオでアメリカ代表のソフトボールの全試合を解説しています。今日の決勝戦ももちろん解説します。日本チームアメリカチームを知り尽くしたミッシェルがどんな解説をするのかが楽しみです。特にピッチャーとして上野投手とオスターマン投手の配球についてどう解説するかに注目しています。

ミッシェルにとって上野投手は日本リーグでいつも戦う最高のライバル、一方のキャット・オスターマンは高校生ぐらいからよく知っていて、「キャットも背が伸びたわね~」という間柄、ミッシェルのホリデーキャンプにもインストラクターとして参加してくれています。この両投手のプロフィールを見ると・・・ともに尊敬するソフトボール選手は「ミッシェル・スミス」・・・なんとすばらしいことでしょう!

オリンピックが終わったら、ミッシェルが解説するビデオを見て分析してみようと思います。世界最高の2人のピッチャーの投げあいを楽しみにしています!

ガンバレ!ニッポン!

オリンピック準決勝

2008-08-19 21:58:27 | Weblog
さあ、いよいよ明日20日は準決勝です。野球とは違い、ソフトボールはベージシステムを採用していますので、すでにアメリカについて予選を2位で通過した日本はメダル獲得が決定しています。あとは何色のメダルになるかです。

日本は明日第1試合で予選1位通過のアメリカと対戦し、勝った場合は決勝戦に進みます。負けてもオーストラリアとカナダの勝者と対戦し、そこで勝てば再びアメリカと金メダルをかけて対戦します。

そこで問題になるのは明日の先発ピッチャーです。あす、もしアメリカに負けたらダブルヘッダーで明日中にもう1試合戦うことになります。アメリカは予選リーグで日本相手にサウスポーのアボットが予想以上?の好投をしました。しかし絶対的エースはキャット・オスターマンです。アメリカは当然日本と決勝を戦うつもりですから、決勝戦にはキャットを使ってくると思います。もう一人右のジェニー・フィンチは北京の世界選手権で日本に負けていますから日本戦の先発はないでしょう。

予選リーグでは江本×アボットの先発で日本はコールド負けしました。明日の第1試合で上野投手が先発して負けた場合、日本はダブルヘッダーも上野投手、決勝も上野と3連投になる可能性もあります。斉藤監督が明日絶対上野で勝つ自信があれば上の登板となるでしょう。

常識的には日本坂井×アメリカアボットの先発にでしょうか。または上野投手が日本のエースとして志願登板するのか?戦いはすでに始まっています。

いずれにしてもアメリカ戦は上野投手が最小失点に抑え、日本打線が何とかキャットを打ち崩すしかありません。これまでの結果から見て連打を期待するのは難しいと思います。小技を使って何とか得点をあげてほしいものですね!

カンバレニッポン!