今日も田舎でマターリ

秋田で開催されたオフのレポ、
そして2chネタをほそぼそと紹介するヲタブログ。

太さとねばりが違うんです

2010-06-01 23:25:11 | 不定期日記

それはなかなか唐突な質問だった。
「あんた…有休とれない?」

「とある」の疲れも癒えていない月曜日、有休をもらって母と祖母宅のある鳥海へ。
まさか「母とワラビ採りに行ってきます」とは言えず、「家の事情で…」などとごまかし休みをゲットした。あながち間違ってはいないからいいだろう。

母も年に1度は実家の山菜が食べたいらしく、自分で採りに行くこともある。しかしなにぶん母の実家はまさに鳥海山の麓。入る山はかなり奥の沢で、さすがに一緒について行ったのはこれが初めてだった。

2時間の道のりを越えて祖母宅へ。
今話題の口蹄疫の影響で、牛舎の方は立ち入り禁止状態になっている。

ここの伯父さんが地元の人と建てたコテージを友達と借りて宿泊する計画があったのだけど、牛舎のすぐ側だったのでやむなくキャンセルになった。全ての予約をキャンセルしている状況らしい。あの疫病の影響はこんな遠くの秋田まで及んでいる。

着いたら、婆ちゃんが張り切って山に行く準備を済ませていた。
婆ちゃんと言っても数年前に秋田弁で言う「かすって」以来1年以上リハビリ、杖を突いて歩いている状態のちょっと「よいでなくなってきた」年寄り。まさかと思ったが本当についてきた。

足腰よいでなくても昔とった杵柄。そこらの藪、沢、山はみんな歩いて知っている婆ちゃんが、母のハンドルをあっちだのこっちだのと誘導して目的の場所へ。
昼前くらいから2~3時間ほどかけてタケノコ、ワラビ、蕗などを採る。

タケノコ。地面からちょこっとだけ頭を出しているのを見つけるのに苦労するけど、ぐいぐいと横に振ってなるべく地面の中の根元から折る。すると上からでは見えない、マッキーほどの太い部分が取れてくる。
ワラビ。先日自分で採ってきたのとは比べ物にならない太さ、長さ、長いのに地面に近い方までぱきりと折れる柔らかさ。沢の急な斜面にほどいいのが生えてる。
下手すると滑落しそうな危ない所のは、降りて行かずに母から受け取るだけ。
3人であがった時にはひと抱えほどある段ボール1つぶんになっていた。
←たまたま訪ねてきた近所の人におすそ分け後、夕食で食べるぶんを寄せた状態。

お昼を食べてから帰宅。帰りの車では疲れが出たのかひたすら寝て、夕飯後もずっと寝てた。
タケノコはさっそく味噌汁と煮物。
ワラビは灰汁で処理して翌日に醤油マヨで。深緑の色も、ねばりも、サクサク感も最高でいくらでも食べれる感じ。これを食べてしまうと売っているものなんて食べられない気がする…。

疲れたけど鳥海山は綺麗だったし、天気はよく暑いくらいで、なかなか良い休みになった。ついていってみるもんです。ちなみにワラビは翌日職場に持ってってお昼の時に振る舞いましたw


秋田とトレンカとスケッチブック

2010-06-01 21:44:00 | 不定期日記

SKET DANCEの続きが欲しかったのと、仕事にはいてく黒ハイソが欲しくてあちこち行ってきた。
仕事の帰り新国道のGEOに寄ってみる。本のコーナー自体が無くなってた。初めて知ったよ…。いつから無くなったんだ。

土崎ジャスコへ。
ひっさびさに未来屋書店に入る。
あったけさんの本「はじめての秋田弁」を探したらあったあった。秋田関係のところに。
おたオフブログにも書いたが、これはあったけさんがHPに連載していた秋田弁&秋田文化紹介4コマ「あきた4コマち」が書籍化されたもの。横浜から秋田へ転入してきた神宮寺みなせが、秋田弁丸出しの同級生や先生に囲まれてその独特な文化に驚愕・動揺しながらも馴染んでいくという、言ってみれば「あずまんが」風の女子高生のんびりギャグ4コマ。
しかもタイトルに「はじめての」とあるように、県外人でも分かるように登場する秋田弁や秋田ならではのネタには標準語訳や解説がついている。
「秋田県人には共感を、県外に住む秋田県出身者には郷愁を、秋田を知らない人には衝撃を」という本書の前書きを地で行く、非常に分かりやすく楽しい内容になっているので未読の方はぜひ一読あれ。
あたしも発売されたGW明けにすぐ買いました。個人的な見所は、書き下ろしだという各話サブタイトル下の「秋田弁単語イラスト」ですねw
「うるだぐ」「ひやみこぎ」など難解な(w秋田弁の意味がひと目で分かるイラストになっています。

ジュンク堂秋田店ではあの「1Q84」を押さえ、2週連続売り上げトップだったとかw
Yahooニュースや各種新聞社サイトのニュースにもどんどん取り上げられ、…もはや有名人になりつつあるあったけさんのHP「あきた4コマち」はこちら。

近くにあった「おらほがもし100人の村だとへば」を立ち読み。…もうちょっと安かったら買ってた。おもしろかった。
秋田県人酒飲み過ぎ。ハタハタ食べ過ぎ。子供少なすぎ。所得低すぎ。1年のうち1/4しかお日さまを見られないのか…。なんか色々納得。
秋田県の人口を100人とすると大学生って1人だけなんだな…。子供が少ないのもあるだろうが、いい大学が少ないということか?
1年に1人亡くなって1人生まれる。1人移り住んできて2人出て行く。そうすると毎年1人減っていき、30年後には100人が70人になる…。非常にわかりやすい。
しかもその頃には、お年寄りが41人、そのうちの75歳以上が27人。それ以外は70-41=29人。そのうち子供は10人…そうすると、大人は19人、そのうち主婦など働いていないのが7人…つまり30年後、働いている大人12人で70人を支える状態ということになる。これがどれだけの事態なのか。規模が小さくなってすごく分かりやすい。

隣にあった石川好もと美短学長の本「秋田について考えた事」も立ち読み。非常に面白く読んだ。これも欲しかった。
こういう方に学びたいと強く思うし、何か秋田の為に手助けになりたいとも思うが何をしたらいいか分からないのが常。
取り合えず遊び仲間で関わることがある町おこしに協力するくらいがせいぜいだ。
個人的には、天平の時代から大陸との北まわりの貿易の要所だった秋田はもっと発展していていい地域だと思っているし、大陸からの使者を迎えていた秋田城跡は天王グリーンランドなんてメじゃないほどの重要な史跡だと思うし、テーマパークとまでいかなくとももっと施設を造るべきだと思う。絶対に観光地になりえる。
…まぁこの話はこのへんでw

仕事用の黒ハイソを求めて2Fへ行ったら、フロアで転んでひざを打ったorz
この靴ヒールが滑るんだよなぁ…
目的の黒ハイソがなく、トレンカ(500円)を初買いしてみた。
帰宅して試着してみたら、柄物だったので母にキモがられる。

夕飯後、SKET DANCEがどうしても読みたくなりお使いついでに外出。ナイスでお使い後マン倉へ。
ここでも「はじめての秋田弁」を発見。ちゃんと定価だったよ!
SKET DANCE5、6巻(各350円。高い…でもあっただけマシか。)とパトレイバー16、17巻(各105円)購入。
スケット5巻は最凶のトラウマエピソード「スイッチ過去編」があるので買うのに逃げがあったが、意を決して買った。「ぐりん」のコマが夢に出そうな怖さ。この作者は人間の表情の変化を描くのが上手くて本当に凄いと思うことがあるよ…。
5巻最後にそれが載ってるので、精神衛生面を鑑みて6巻も買った。やっぱり面白い。断然面白い。小さくなったヒメコとモモカがかわい。マジかわい。ボッスン面倒見いいし。6巻最初の宇宙グダグダも面白かった。安形の悪役似合いすぎるwそれに椿がいじられるとなんでこんなに面白いんだろうなw
そして名エピソードのカイメイロックフェス編。バンド名の「The Sketchbook」が好き。
珍しい青春ド真ん中話、だがそれがいい。こういうのこそ実写かアニメで見たいと思う。