100メートルバタフライ決勝
木村敬一選手が金メダル
富田宇宙選手が銀メダル
常に刺激し高め合ってきた二人が
ワン・ツーフィニッシュ
二人の今までの苦労と努力の道のりを
知る人たちは
テレビの放送席で 感情を溢れさせ涙した
私にはこのパラリンピック関連の放送で
初めて知ったことがたくさんある
その中の一つ
それは
全盲スイマーの目になり
一緒に泳ぐ人がいるということ
レース中に
棒の先に付いたスポンジのようなもので
選手の頭や体の一部を叩き
ターンやゴールのタイミングを教える
《タッパー》という人の存在
全力で泳いでくる選手に合図を送る・・・
お互いの信頼関係はもちろんのこと
そのタイミングで
成績も左右されると思うと
《タッパー》は責任重大
木村敬一選手のタッパーは
中高の盲学校の恩師
寺西真人氏
国内外の大会にいつも同行し
木村選手を支えてこられた
二人でつかんだ金メダルでもある