北山・京の鄙の里・田舎暮らし

北山、京の北に拡がる山々、その山里での生活を楽しんでいます。

藁苞納豆の完成で~す

2008-12-05 20:51:02 | 美味
1日に書いた藁苞納豆を寝かせる体験。籾殻の中に寝かせた翌日、温度を確認に行き、2日後には苞を入れた米袋をひっくり返し、5日後の昨日取り出しました。

まさに緊張の一瞬であります。重しやムシロ、籾殻をとり除くと苞の入った米袋の姿が現れ納豆の匂いが微かに香ってきました。うんうん良さそう、袋を開けると懐かしい納豆の香りが出て来ました。これなら大丈夫だろうと自信を深め苞を取り出し、隙間から顔を見せている豆を見ると、大丈夫、寝てる、寝てる、匂いもしっかり。

堺マチャアキではありませんが、「藁苞納豆の完成で~す!」。お世話になったさきがけセンターの方や我が職場での反応も上々であった。ただ鳥居先生のお宅に仕上がったものを持って報告に行きましたが、さすが名人からは100点満点は頂けませんでした。でも、合格点は頂けました\(^o^)/

さて、この藁苞納豆、私には懐かしい姿であり、臭いであり、味でありますが、この姿、味が果たして現在市販されている納豆しか知らず、その味に慣れた人にはどう映るか非常に興味がある。味わったことの無い人に食して貰いその反応を見てみたい気持ちがいっぱいである。

トップが、ここ地元で作られて市販されている藁苞納豆「美山健康納豆」と先日我が同窓生の美和ちゃんに頂いたものの写真です。皆さん如何感じられるでしょうか。

藁苞納豆の市販には食品衛生法?のいろいろな規制があり大変だそうである。納豆餅(納豆をつき込んだもの)を生産販売されている山国さきがけセンターの高林良樹さんに聞きましたが、藁苞納豆を生産販売しようとすると、藁の生産管理や仕上がってからの包装の問題など多くのポイントをクリアしないといけないそうな。従ってここ京北では苞納豆は販売されていない。苞納豆を作っておられる家庭も少なくなったとはいえまだまだあるが、それを毎日曜日に開かれる京北ふれあい朝市でも販売する事は出来ない。

ただ私が知っている唯一の商品がある。これは京北のお隣、美山町大野の「美山 おか本」(代表 岡本 暁)さんが製造販売されている、「美山健康納豆」である。周山のサンダイコーで買ってきた。苞が二つ入って(120g x 2) 417 で売っていた。早速食してみたが、うんうん藁苞納豆の味である。正直に告発すると、市販は難しいのでこの納豆も他の納豆と同じように寝かした後藁苞にいれておられるのではと勝手に疑っていたのであるが、今夕いつもお世話になっている美山町の東慧さんに聞いてみたら、ちゃんと藁苞に入れて寝かせておられるとのことである。




ここ関西では売られている納豆の種類は関東より少ないと思う。関東や東北ではもっといろいろの種類のものがうられているはずであり、藁苞納豆も市販されているだろうと思う。ただこれは私が大阪にいる時の経験であるが、水戸の藁苞に入ったものをいただいたことがあり、味は素晴らしかったが、我が舌の感覚では、藁で寝かせた、ものとはちょっと違うと感じた記憶がある。(もし間違っていたらお許し下さい。)藁苞で寝かせたものが市販されていたら是非教えて欲しく思っています。もしこの記事が目にとまった方でご存じの方は教えて下さい。

先程、NHKの「京いちにち」の、ええとこ連れてって?で納豆作りや納豆餅のことが放映されていた。鳥居美恵さんの姿も出ていたし、河原林成吏さん(鉾杉塾ふるさと部会長)宅では、納豆餅の体験が放映されていて、ここで11/26に書いた唐臼も登場していた。この納豆餅文化も京北を語るには大きなテーマである。法皇納豆の常照皇寺の絵巻も登場していた。

来る11月7日には「第3回 京北納豆フォーラム」がゼミナールハウスで開かれる。立命館大学の影井ゼミの学生さんが京北塩田の上野さんの協力で大豆の栽培に始まり納豆に仕上げるまでを実践し、地域活性化について勉強されている。その発表の場であろう。「京北を納豆の里に」と題したチラシが我が手許にある。私には納豆と地域活性化をどう結びつけられるか、まだ整理がついていない。藁苞納豆の生産には、安全基準に耐える藁と良質の大豆の生産が不可欠である。このあたりがキーワードになるのかしら。もう一つ作った納豆を産業化出来るのだろうかという疑問もある。影井さんが、納豆と地域活性化をどう結びつけておられるのかが我が興味を抱くところである。なんとかこのフォーラムに出席したいと思っているが、実現したら報告したいと思います。

こういった機運を活用して、ここ京北で、「藁苞納豆サミット」、(納豆フォーラムではない、藁苞納豆フォーラムである。) でも開催したらどうだろうとも思う。でも話だけでニュースになるかもしれないけど、その後はどうなるんでしょうかね、という気持ちもある。地域活性化で、フォーラムが開かれた、とかがニュースになるけど、その後はどうなんでしょうかね、と思うことがいろいろある。ほんまもんの藁苞納豆に横たわる文化、これは無農薬農業やその製品の流通、日本の食文化を語る要素を多く含んでいると思う。

余談になりますが、先日、納豆発祥の地と称する横手市で、藁苞納豆を30年ぶりに復活させたとの記事をインターネット上で読んだ。あれれ、発祥の地と称するところでも現在は作られていないのかしら、と意外な気持ちになった。まあ、発祥の地との碑を作ったのは一企業で有るらしいから、さもありなん、とは思いますが、、、でも、企業ではなく、地元の人が昔の食文化を求める活動をされているのは素晴らしいことだと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081125-OYT1T00389.htm?from=navr

昨日は忘年会に参加し、ここでも何回か登場いただいている小畑實先生とも杯を交わした。ゼミナールハウスで美味ししし鍋(ボタン鍋)を囲んだ後、一緒に宿泊する機会を得たのであるが、朝、80歳を超えても鯖街道歩きを勧められる先生から健康の秘訣のノウハウの一部を話して貰った。機会が有れば報告しましょう。

昼過ぎまで久しぶりの雨であった。今夜当たりから冬型の気圧配置になり、山間部では雪が降るかも、との天気予報である。スタッドレスタイヤに履き替えようかなとも思ったが、やめた。我が予想があたるかどうか、明朝が楽しみである。もし雪が降ればガレージで何分か奮闘しないといけない


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15 コメント

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本物の風味と風格。 (道草)
2008-12-06 18:28:42
昨日のテレビ放映は私も見ました。疎開先の我が家は非農家でしたから、自宅で納豆を作ったことはありませんでした。ただ、近所からいつも藁苞納豆を貰って納戸で保存していました。後半に映された納豆餅も懐かしく、今一度あの大きい納豆餅を両手で持って食べたい思いが強烈です。
mfujinoさんに送って頂いた美和ちゃん納豆は絶品で、毎晩遠い昔を偲びながら味合わせて頂いております。何ともいえない風味に、暫し時の経つのを忘れるばかりです。熱燗が一段と旨くなり、当然量が増える今日此の頃ではあります。

*納豆の代表的(自薦ですが)句のほんの一部です。

納豆切る音しばし待て鉢叩き  松尾芭蕉
納豆の糸引張て遊びけり  小林一茶
納豆するとぎれやみねの雪起  内藤丈草
藁づとに客な引きけり納豆汁  八文字屋自笑
糟糠の妻が好みや納豆汁  高浜虚子
我庵の暖炉開きや納豆汁  正岡子規
納豆や飯たき一人僧一人   〃
常食の納豆も盡きて年ぞゆく  会津八一
まぎれなき雪の糸ひく納豆かな  久保田万太郎
癒えたさの納豆糸引く切に引く  楠本憲吉
納豆一本づつ売る正月の言葉のせ  萩原洋灯

*こんな短歌もあります。

納豆を食いつつ見居り昨日逝きし勝新の鼻が煙吐く写真   佐々木幸綱
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Unknown (mfujino)
2008-12-07 00:33:40
道草さま、  幼い頃の舌の味は何時までも残っているのですね。幼き頃にマクドナルドのハンバーガーで育った子は中年になってもその味が身にしみていて、中年になっても残っているようですね。私は藁苞納豆で育ちました。私はハンバーガー文化より藁苞納豆文化の方が人類の今後をリードする食文化だと思っております。スローフードという名で食文化を見直そうという動きもあります。囲炉裏で焼いた餅でつくる納豆餅、これこそスローフードの雰囲気十分だと思うのですが。
道草さま選の俳句を読ませていただきながら、今藁苞納豆を肴に一杯やっておりまする。有名な俳人も納豆を詠んでいたのですね。有難うございました。
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藁苞の香り正しき (硯水亭 Ⅱ)
2008-12-08 22:05:25
    Mfujinoさま


 確かに、僕が買った藁苞納豆に「美山」の文字がありました。いかなる仕入れをしたのでしょう。あのお店は文左衛門以来の店舗ですから、僕はまじに信用しています。時にあの納豆をどんなに美味しく戴いたことでしょう。紀伊国屋さんは時々、その地方地方の特産品を特集してやりますが、その時だったかどうか全く定かではありません。でも間違いなくこの納豆だと今も信じています。だってそこから具体的に美山に対して憧れが始まったのですから。幾らだったか、多分500円は遥かに超えていたと思います。自宅で藁を開けるとぷぅ~~んと臭って来る納豆の独特な臭いは堪りませぬ。忘れられませぬ。大好きな納豆の味の一つです。又各地に、色々な味の納豆の情報がありましたら、きっとお知らせ申し上げます。

 水戸や山形にもありますが、どうしてでしょう。藁の香りが納豆に一番似合うのは。きっとそれは田舎の人々の汗や水や温かさを忘れるではないという先人の、暖かく教えてくれた一つなのでありましょう。

 今回お送り戴けるようなお話がありましたが、大変嬉しく有難く心から感謝を申し上げまする。でも私はどなたともネット上でお付き合いをしたことはなく、亡き主人の忘れ形見として心に決めています。主人はネットでどんなに苦しんだことだったでしょう。あの苦しみを自身はしたくありませぬ。Mfujinoさんを指してそういうわけでは絶対にありません。これだけは信じてください。あなたさまとは、決してネット上でお逢いしたくなかった方だったかも知れませぬ。私に、そう思い込んでいます。だってごく近いうちに、美山に住みたいという強い願望があるのですから。

 今回ネットのコメント欄を閉めてしまいました。カキコをされると、どうしてもソレが気になるからに他なりません。それぞれのお方に、熱心に一所懸命にお返事をさせて戴きました。それが、今の僕にはとっても無理なんです。だから今、下書きに書いてある10項目のアップで、当分は静かにしようと思っています。最も信頼し、いつもカキコをなさって下さった道草先生にだけは本当に済まない気持ちでいっぱいです。

 今はまだ会社です。今夜も徹夜になりましょう。こんな不景気に決して負けてはいられないじゃないですか。頑張りますが、僕個人としては早く櫻グループに心身から合流したいと心から念願しています。
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藁苞納豆の背後にあるもの (mfujino)
2008-12-09 01:06:23
硯水亭さま、 今夜も徹夜ですか。打ち込めるものがあって羨ましいかぎりです。でも奥様やお二人の子供様の為にも身体は潰されませぬ様お祈りしています。そっか、硯水亭さまのご主人はネット上で辛苦をなめられたのですね。仰ることは理解できます。

そんなにお忙しい中コメントを頂きありがとうございます。

道草さまのブログのコメントで少し触れたのですが、NHKで深夜に、どろ亀先生の番組を見ました。動物と語り合えるって素晴らしいと思いました。また森についても理論がある方だったのですね。めっちゃ格好良いと思いました。羨ましくも思いました。最近見た番組で一番心を打たれました。

藁苞納豆、この背後に横たわる文化は奥深いものがあるわい、と思っています。これについて人様の前で話を出来たら、その人は素晴らしいことだと思い始めました。私はまだその資格はありませぬ。なぜなら納豆にまつわる話などの知識は少し勉強したつもりなのですが、やはりそれを自ら作ってみて、体験してみないと物事は分からない。この点に関して、最近出版された、松本忠久さん著「平安時代の納豆を味わう」の中に、納豆発祥について、馬の背に煮た大豆を藁に入れていたところ、云々、ということを検証するため、人間の体温で納豆が寝るかを自ら腹に巻き付けて実見されたところを読んで感激しました。論文や本の中の記述を読んでいて、あちこち資料を集めて書かれたものが多いなかで、自ら検証の作業をしておられるのに感激しました。こういった検証作業も含め、各地への取材、文献の参照、、素晴らしいです。

実は硯水亭さまが藁苞納豆を本当に美味しいと感じられるかと、その反応を見たい気持ちもあり道草さまを通じて聞いてみました。機会がありましたらまた是非お試し下さい。

鮎、松茸、納豆、杉林、、、、私の身近にあるものをじっくり見てみますと、今の社会や自然についつい考えさせられてしまいます。硯水亭さまにとって、櫻、がどう位置付けられているかは今までおかきになっているものを読ませていただき理解が出来ているつもりですが、もっともっとお聞きしたい気持ちもあります。櫻も自然の中の一つに過ぎません。自己主張しすぎた桜は私は好きではありませぬ。かってのここ京北で杉が闊歩して今日を迎えている様姿はみたくありませぬ。こんな楽しい話をやご自身の哲学を、鮎を食し、猪肉や鹿を食しながら、お聞かせいただければ嬉しく思います。

みんな都会へ都会へとなびいています。過疎化が深刻ですが、私は経済的基盤が出来れば自然環境の豊かな生活環境を望む人が増えているのではと思っています。それを阻害しているのが、経済的基盤ではないでしょうか。徳島での木の葉ビジネスでお婆ちゃんが活き活きとしている話がもてはやされていますが、これ自体は素晴らしいことですが、私はこれは部分解決でしかないと思っています。

あちこち話が飛んでしまい申し訳ありません。思いつくままの会話的なコメントになってしまいました。まあ、これもブログの良いところかもしれません。お許し下さい。謝々。
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これで満点でないのですか? (ささ舟)
2008-12-09 10:54:46
mfujinoさま、こんにちは♪
トップの写真見せて頂き、「あ、これこれ!」と母を思い、祖母を思い出して涙が出ました!
上手に寝ましたね^^美味しそうな匂いがしてくるようです^^mfujino さんの丁寧な寝かし方を見て何となく思い出しました。娘時代と言うのは母のすることをいい加減にしか見ていないのです。悔やまれてなりません。
先日里の同窓会の席で、北桑高校の教師をしていた従兄弟に(奥さんは五本松の方)藁苞納豆の話をしていたら、園部のダイコーに売っていると言っていました。お正月までに買って来ようと思っています。
また里で今、この藁苞納豆を寝かせられるのは、山国から越してこられた旧姓鳥居さんだけだろうとも言っていました。
大好きな納豆餅もこのオナットで食べたらどれ程に美味しいことでしょう。

琵琶湖歩きはね、今年の2月に長浜から反時計回りで歩いてます。だいたい月2回ですが盛夏の2ヵ月は休んでいましたからまだやっと坂本です。堅田から坂本辺りは延暦寺に行ったり、仰木の棚田に寄ったり、行きたい所ばかりで、なかなか前に進めません^^今年中にあと2回は行って大津にたどり着けるかな、の感じです。どうなりますことやら^^です。覚えて下さっていて光栄です。
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写真のは、 (Unknown)
2008-12-10 21:32:52
ささ舟さま、 トップの写真は、我が同窓生のと「美山健康納豆」です。我々が体験して完成したのは格好は藁苞がこんなに綺麗でなかったのです。でも中身はよく寝ていてなかなかのものでした。良い藁を手に入れること、豆を上手に煮ること(これが一番奥深そうです)、温度管理、が三大要素の様ですね。
このお正月には藁苞納豆を焼いた餅で包んだ納豆餅をどうぞご賞味くだされませ。この納豆餅も京北の中でも色々な流儀があって面白いものです。私は山国育ちですので黒砂糖をいれたものでした。いや白砂糖だというところもあるそうです。味噌味も聞きました。弓削ではロール状に仕上げる方法があります。熊田の方では餅を二段重ねにしたものも作られるとか。
琵琶湖歩きは私はやってません。先日連れてってと友人に誘われましたが200kmはあるよって返事したらちょっと考えさせてくれということになりました。変化という点では湖西の方が良いでしょうね。ドライブしていると琵琶湖一周歩きをしているとわかるグループに出逢います。大津まで行かれると今度は湖東かな、な~んて勝手に想像してますが、ゆったりとあちこちお楽しみ下さい。ちょっぴり羨ましく思っております。
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上のコメントは (mfujino)
2008-12-10 21:37:05
mfujinoが書きました。名前を入れるのを忘れていました。このブログでは主催者でもコメントをいじれる機能が限られていますので、、
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おいしかったー (鎌倉街道)
2008-12-12 21:58:53
藤野さま   暑くなったり寒くなったりの京都を後にし、8日ぶりに我が家のパソコンの前に座ってます。

藁苞納豆 ご馳走様でした。まさかまさか京都の宿までお届けくださるとは。遠い所お届けいただきましたのに遊びに出かけて不在をしておりまして、本当に申し訳ありませんでした。

市販されている一般的な納豆のようには糸を引かない納豆だということを、はじめて知りましたし、塩の選び方も納豆を美味しく食べる一つの要素と思いました。
納豆餅にしてみたのですが、自宅と違いお餅を焼く事が出来ませんでしたので、つきたて餅を買ってきて納豆をくるんでいただきましたが、すでに成型されている餅を伸ばすのが大変で、夫と二人で悪戦苦闘でした。残念ながら我が家はお酒をたしなみませんので、酒の肴には出来ませんでしたが、納豆そのものを楽しませていただきました。ご馳走様でした。

塩で納豆をいただくと言う事をしたことがありませんでしたが、市販されている納豆も今度塩で食してみます。

藁苞納豆に関して、宿の人や店で出会った人に聞いてみましたが京都の市内の人達はご存じないのですね。京都市内の人にとっては未知の食べ物なのでしょうか。そういえば市内の食品売り場で納豆をあまりみかけなかったような。。そんな気がするのですが。今回は、公設市場へは行きませんでしたので、はっきりしたことが解りませんが。。。

藁苞納豆をお届けいただき、ご馳走様でした。感謝感謝です。
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次は納豆餅を (mfujino)
2008-12-13 00:44:40
鎌倉街道さま、 初冬の京都や奈良をお楽しみになられたことと思います。目の前で食べていただき率直な反応を見たかったのですが、前夜芋煮忘年会をしておりまして朝寝坊の恐れがあり、アポをとれませんでした。ごめんなさい。

市販の納豆は塩味には馴染まないのではと想像しますが、試されたらお教え下さい。わざわざつきたての餅を買いに行かれたのですか、すごいですね。その好奇心と行動力、ゴミ袋を片手に街道歩きをされるお姿、感服します。

京都は関東に比べて納豆は少ないのではと考えますがどうなんでしょうね。いわんや藁苞納豆をや。東の国の事情をお教え下さい。

先日のテレビでも放映されていたのですが、納豆餅は囲炉裏のおきで焼いて大きなのを食べるのが美味しいですね、私には。でも今や囲炉裏は殆ど残っていません。河原林成吏さんと相談して、興味のある人に体験していただける機会が出来ればいいなあ、と思っております。囲炉裏で食事と言えば、旅館などでなくて実際の茅葺き屋根の古民家で、猪鍋も良いのではとも思っています。藁苞納豆や猪鍋は美味しいと思いますし、自然環境を語るに良いのではとも思っています。素晴らしい文化財のある洛中も良いですが、鄙びた環境に身をおいていろいろな体験をして頂くのも風情があるのではとも考えています。

今度は山国風納豆餅をお試し頂く機会が出来たら、と考えております( ^_')
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わら苞納豆について (taiji141)
2009-04-04 15:09:10
京北のわら苞納豆のつくり方。興味深く拝見させていただきました。
>藁苞で寝かせたものが市販されていたら
この件についてコメントさせていただきます。
(わら苞納豆を唱えながら、豆が藁に接していない納豆が大半ですが、それは論外として)
わら苞で「寝かせた」納豆でも、そのほとんどが培養した納豆菌を使用していますので、わら由来の納豆菌を使用したものと比べるとどうしても味わいの浅い(比較の話ですが)納豆になってしまうようです。

さて、わら由来の天然の納豆菌を使用しているわら苞納豆を知る限りですがリストアップしてみました。
東京都登喜和食品「本作り納豆」など
新潟県ワカイ測量「みらい納豆」
栃木県ワカイ測量「ふくふく」など
少ないですね。。
でも、それぞれに作り手の想いがぎっしり詰まった納豆です。
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